北の大地をじっくりと
3日目 2025年6月21日(土)

まだまだ旅人としての修行が足りません。
3時半にたたき起こされる前から目がさえてしまって、またまた寝不足。航海自体はピッチ&ロールもなく、旅人は高いびきで寝なきゃいけません。(心臓の鼓動より少し早い規則的震動は若干気にはなります)

朝の気温17℃、涼しい。ザ、早朝の小樽駅。

小樽で行かなければいけないところがありました。
「小樽珈琲香房(おたるこーひーこーぼう)」
敬愛する??鎌倉珈琲香房のマスターから、小樽に行くのなら是非訪ねてやってほしい、私の弟子の店です、という。
しかしマスター、北海道にまで弟子を持つとは大したもんだ。
9時開店なので時間つぶしが大変でした。

小さいけどセンスがいい店。
弟子とは女性の方。そういえば鎌倉でもお見かけしたような気がします。

鎌倉珈琲香房でも売れている、「ブラジルさくらブルボン」を所望(600円)

これはまさしく鎌倉珈琲香房の味。マスターの技が小樽で再現されているとは・・・
店主に訪問の趣旨を話したところ大変喜んでいただきました。帰りのフェリーの前にも寄るかな。
続いて5年前の旅でできなかったことをするため、余市に向かいます。日本海沿いを30分ほど西に。
とりあえず、道の駅「スペースアップルよいち」に車を停めます。きたねえ駅舎は変わってないなー。

朝ドラ「マッサン」でも舞台になった余市のニッカウヰスキー蒸溜所は歩いてすぐ。
5年前はコロナ禍で見学人数を絞られ、当日では断られた工場見学、同じように当日ツアーに空きがあるかどうかを聞きます。

前と同じ、事務所がすぐそこにあるのに「電話で聞いてみてください」と言われる。電話すると今回はOKがでました。13時のツアーがあいています、と。ちなみに無料です。
腹ごしらえ。
繁盛店の鮮魚めしや「柿崎商店」は土曜日ともあって30人以上の行列。これはパスだ。

雨が降り出して看過できなくなってきた。すぐ前の渋過ぎる中華屋さんに飛び込み。

店名「せいちゃん」??

中も渋過ぎる。野菜炒め定食900円。

とりあえず腹は膨れました。
12時45分に工場正門から中に通されました。


これですよ。なんともノスタルジックな、スコットランド的な石造りの建物群。


まずは動画で歴史と製法技術をレクチャーされます。
続いて雨の中、各工程ごとに建物に入ります。

20名ほどの集団です。

石炭で蒸溜しているのは世界でもここだけだそうです。


竹鶴正孝とリタ夫婦の話はそんなに古いものではありません。写真もあるし、当時の住まいを移築したりされています。

リタハウス。

移築された竹鶴邸。

現役で使ってもいる樽の貯蔵庫。

一帯にスモーキーでフルーティーな何とも言えないいい匂いが漂っています。
最後には試飲が待っています。ドライバーの私はリンゴジュースだったけど・・・。

「余市」と「スーパーニッカ」と「アップルワイン」。それぞれおすすめの飲み方を伝授されていました。うらやましい。もちろん無料です。

工場見学ツアー参加者でなくても入れるお土産屋。
試飲できなかったので買いましたよ「余市」。
さらには同じく誰でも入れて有料の試飲ができるミュージアム。

ウイスキーだけにとってもオトナ、おしゃれです。

90分はかかる、見どころ満載のツアー、おすすめです。
雨で湿度も高く、じっとり汗もかいたので温泉に行きます。小樽に戻る形で3㎞程。
「鶴亀温泉」850円。
海のすぐそばなので塩泉の源泉かけ流し。

ついでに休憩を2時間ほどして晩飯まで食いました。

ウロウロしただけで9,000歩か。
外は雨と風で大荒れになってきた。
キャンカーで籠城だ。



コメント