1月20日から新潟市にステイしています
4~7日目 2021.01.23~26
おばあちゃんちの洗濯機給水部分から水が漏れているとの情報。最新のドラム式洗濯機を1か月前に購入(買い替え)したあたりから発生しているらしい。
かつて自宅マンションで温水便座ユニットを自力で取り換え、水回り修理に自信をつけた私。もちろん修理請負を宣言します。
水漏れといっても水滴がぽたぽたと落ちる程度。でもバケツを置ける場所でもなく、タオルの吸水には限界があり、修理が急がれる状況です。
いわゆる「2ハンドル壁付混合栓」ってやつ。
古い家や銭湯などには今も残る、お湯と水を両方出しながら温度を調整するタイプ。
写真左に温水、右に冷水のハンドル(くるくる回す白い樹脂製品)があり、右側ハンドル下の金属部分から水がしたたり落ちています。
よくよく触ってみると、ナットの継ぎ目あたりに水を感じる。どうやらここが漏れ箇所らしい。専門的には「混合栓本体と偏心管からの水漏れ」というらしい。
ここまで分析してホームセンター「コメリ」へ。
なにせ工具からしてほとんどない家だ。
最小限必要と思われる工具とパーツを購入。
パッキンと水栓スパナセットをゲット。上の写真右側(小さいほう)に描かれている絵のような水漏れ状況かと推測した次第。ここまでが1月23日。
翌日、修理開始。
まずは家全体の水栓を締めてすべての水を止めます。これをやらないと水管ナットを緩めた瞬間に水が噴き出して、クラシアンのTVCMのようになります。
屋外にある量水器とやら(左写真)を開けて、右写真の下にあるレバーを回して水を止めます。(これが固いのなんの、ペンチで強引に回して締めました)
続いて、屋内に戻り、買ってきた万能スパナで
接続ナットを回そうとしますが、
回らない。
固いし、滑るし・・・。1月24日はこれで断念。
やっぱモンキーレンチの出番だ。翌25日、別のホームセンター「ひらせい」へ。
30mm径まで対応できるモンキーレンチを購入。
まずは昨日のように屋外の本体水栓を締め、
続いて温水用と冷水用のハンドル(白い樹脂部分)をドライバーで外し、買ったばかりのモンキーレンチを使うと、
今度はナットが回る。
とりあえず、右の冷水栓のナットを外し、パッキンをとりだし、新しいパッキンに付け替える。よしよしできたぞ。
屋外水栓を開けてみたら、
なんと今度は左側の温水栓から水滴がぽたぽた。
あわてて本体水栓を締めなおし、今度は左側ナットをゆるめてパッキンを交換する。
これで両側のパッキン交換、完璧だ。
すべて元通りに戻して様子を見ていると、
やや、またしてもじんわりと漏れてくる。あちゃー。
接続ナットからは漏れていないのに、・・・。しかもこれまでと漏れ方が違う。
ハンドルを取り外してよくよく観察する。
むむ、ハンドル下から水がにじみ出る。
どうやら、モンキーレンチを回すために、邪魔となるハンドルをいったん取り外した際、長年(数十年)回していなかったものに力を加えたため、内部の部品が痛んだものと推測しました。
ネットで調べたところ、ハンドル直下のパッキンにひびが入って水漏れすることがあるらしい。
またまたホームセンターでパッキン(三角パッキンという)とワッシャーのセットを購入。
そして、そもそもこの部分の金具を回すのはモンキーレンチでは無理なので、プライヤーも購入。
この際、よくあるプライヤーではなく、他でも使えそうな、ウオーターポンププライヤーなる工具を選択。
ここで25日は終了。
翌日26日朝、
回りました。さすが専門工具ウオーターポンププライヤー。
へばりついている三角パッキンをはがして、昨日買った新しい三角パッキンを金属ワッシャーの上にセット。
もう一度締めなおします。
止まりましたー。今度こそ完璧。
3つのヘタったパッキンが上の写真。
結構手こずったー。
長く苦しい戦いでした。
まとめ
- 古い水栓ほど単純な構造なので、目に見える部分からの水漏れはシロートでも修理できる場合が多い。業者に連絡する前になるべく自力でトライしてみよう。
- 水道管の接続部はゴム製のパッキンとナットの締め力で漏水を防いでいる。ぽたぽたくらいの水漏れは、ほぼパッキンの経年劣化が原因であると思われ、その場合は新しいものと交換すれば水は止まる。
- 固定した可動部分をたまに動かすと、長年、何とか保っていた力のバランスが崩れ、部品の破損につながる。つまり一箇所を直しても別箇所がそのために破損することもあるので要注意。
- 家庭用の水管は規格がほぼ統一されているので替えのパーツは迷わず購入できる。パッキンなどの値段は100円くらいと安い。
- 水漏れ修理に関わらず、モンキーレンチは重宝するので一家に一台常備しておきたい。
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