鎌倉、湘南、横浜を中心に散策します
2024年4月7日(日)
新聞の神奈川欄を見ていたら鎌倉の名所「段葛(だんかずら)」の桜が満開とありまして・・・どんだけ人が出ているか見てやろうと・・・
その前にテイクアウト昼食。
コロナ禍の頃、レストランを避けてせめてもの外食はテイクアウトだったな、4年前。「コロナ禍」と入力しても「頃中」などに変換されるくらい関心は薄れている。
大船仲通り商店街のケバブ屋さん「ZAZA KEBAB」、今も元気に営業中です。スパイスをまとった肉の焼ける匂いが何とも香ばしく、付近の空気を強烈に支配しています。
ビーフ&チキンMIX@700円のケバブラップ(肉とキャベツをクレープ状生地で巻いたもの)を買ってモノレール大船駅横の広場でむしゃむしゃと。ボリュームありすぎで二人で一個でも十分なくらい。キップのいいトルコの兄ちゃん、これからもがんばってね。(尚、この広場では鳩が落ちこぼれキャベツを狙ってるので気を付けましょう)
さて鎌倉駅下車。
うすら寒かった昨日に比べ、ぼんやりとした太陽でも日差しがあれば暑くなる。
まずまずの人出か。ま、曜日を問わずいつも混んでるから特別ではないね。
Tシャツに薄手の長袖がベストか。
おーなるほど、偽りなく段葛は満開の花だ。
10年ほど前に歩道を一段高くして、同時に左右の桜を思い切って新しい木にしたんです。その若木も育って青年期を迎えた桜って感じ。
タイミングがドンピシャの満開桜っていうのも鎌倉では久しぶりだ。
花見の宴ができる場所ではなく、ただ通り過ぎるだけの歩道が潔くてよろしい。
2週間前、姪の結婚披露宴があった場所。
ここから若宮大路を辿り舞殿で挙式、帰り道に段葛を歩く演出がされていました。とんでもなく寒い雨の3月24日でした。例年どおりなら今日のような満開の花道を想定していたはずです。
鶴岡八幡宮まで到達しないうちにUターンします。
せっかくなので駅近くにあって静謐な寺、妙本寺を訪れます。
いつも静かな妙本寺。
原生林のように自由に、でも手入れがされた参道。
見上げればモミジの若葉が鮮烈、いつのまに葉が出たんだ?
門をくぐれば本堂の瓦とその手前に花が咲いています。
比企能員ゆかりの寺。「鎌倉殿の13人」では佐藤二朗の怪演、良かったなあ。
比企一族を弔って開山したのが日蓮。
日蓮聖人像の傍らに咲くのがソメイヨシノ。絵になります。
そして忘れちゃいけないのがピンクの色が強い「海棠(かいどう)」。
例年、桜の時期を見逃し、慌てて来るとしっかり咲いているのがこの海棠です。今年は桜と並んで咲いてもらっています。
本堂廊下に上りひと休み。
昔はよく猫がすり寄ってきたものだが・・・。今は何種類もの小鳥が春に浮かれて啼き競っているかのようです。
妙本寺ファンはよくご存じでおられる。カメラを向ける先は、桜ではなくもっぱら海棠なのです。
そして山で日差しがさえぎられる反対側には花ではなく、モミジの新緑群が展開しています。
晴れあがってきました。
ふらっと出かけて大成功の午後でした。
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