北の大地をじっくりと
22日目 2025年7月10日(木)

鐘のなるまち、は朝6時の大音量の鐘撞きをやめたようだ。賛成。
でもせっかくだから私が撞いてあげます。

誰でも鐘楼に入れます。

螺旋階段をぐるぐると。8階建てのビルに相当するか。

5回鳴らしました。大願成就するそうです。特に大願はないっての。

左が道の駅の駅舎、右が24時間トイレ。道の駅としての施設はこれだけ。超ミニマムサイズなのでおそらく道の駅ランキングは低いと思われます。わたくし的には問題ありません。別棟の温泉施設が充実しているから。そして駐車場全体が広い。

360度、よく見えます。
ありゃ、未だに動こうとしないキャンカーがあります。私です。もう10時半。

動きたくなくなるわ。車中にあっても風が快く吹き抜けますから。最高気温予想26℃。
何もせずに連泊っちゅうのも私の主義に反しますので出発、11時。
さらに西へ、留萌を目指します。
北海道の一般道には二種類の車しかいない。おいらの車をシニカルに追い越していく車か、おいらの車の後ろに黙々とついてくる車か。8割がた前者です。どちらにしても我が車は常に前方視界良好なのです。
ここにきて燃費がむちゃくちゃいい。それは55㎞/hから60㎞/hを順守して定速走行しているから。留萌までの約20㎞、ひたすら黙々ついてくる車が5台ほどあって、テコでも抜いてくれなかった。面白いこともあるものです。
ちなみによくある「無料」自動車専用道路は今回は使わないようにしています。大して一般道とかかる時間が変わらないのと、何より一車線なので「どうぞ抜いてください」が通用しないために後ろのイライラを感じながらの走行になるから。

道の駅「るもい」。新しいです。食事らしい食事はそば屋ぐらい。

にしんそば。立ち食いそば屋の域を出ていません。
正面は港、裏はこの広大なる芝生、何に使うんだろう。

ちなみにゆるキャラ売り出し中。数の子をモチーフにしたKAZUMOちゃん。

25歳女子、背中に娘を背負っています。
さてここから南下。5年前に増毛の「まつくら」で海鮮丼を食って留萌まで戻ったことがありました。だから増毛から南は未踏破ルート。1週間前にあんなに蒸し暑くなければとうに通った道のはずでした。
このルートをそのまま札幌まで下れば、前回と合わせてほぼ北海道の海岸線という海岸線を踏破したころになります。
温泉不毛地帯が待ち構えているので、今日も早めの風呂。
岩尾温泉「あったまーる」というのを地図で発見しました。

500円。海を見下ろす絶好の高台にあります。

客もほとんどおらず、涼しい休憩室を独占しておりました。

231号線、オロロンラインの最南部、絶壁をくりぬいた長いトンネルがいくつかありますが景色の良い道です。先人の苦労がしのばれます。
道の駅「石狩あいろーど厚田」着。

ここもかなり新しいですね。

駅舎にエスカレーターは見ない光景です。1階に販売店、2階に飲食と休憩スペースと地場資料展示室、3階が展望ラウンジと別れております。どこも明るい。

せっかくだから町の成り立ちを資料展示しているってのも道の駅のあり方としては正しいと思う。

18時の蛍の光とともに車に戻ります。

この時、太陽はまだこんなところ。
夕焼けスポットとして有名な駅です。とはいえ、まだ日没までは1時間以上ある。
窓全開にして海風に吹かれながら車内でチビチビと始めます。さいこーーー。
サッポロクラシックではなく、なぜかオリオンビールが売ってた。

19時を過ぎたころ、ようやく夕焼けの図になってきた。

皆さん続々と車から降りて崖そばに寄っていきます。

半分海水に浸かってじゅっといったところ。

消えます。



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