縦に長い長野県
5日目 2025年10月25日(土)
今一つ不人気な道の駅「上田道と川の駅」、その理由の一つは夜な夜な爆音エンジンぶん回し愛好家が集うところだからかもしれない。寝入りばなにブオンブオン空ぶかしはやめて!

巨大なロック、「岩鼻」に隣接しております。裏はヘリポートとドッグラン。

どっちもおいらにゃ縁はありません。さて
上田タウンを散策するため、上田駅近くのコインパーキングに停めます。

市内散策はレンタサイクルがよろしいとされていて、駅前にレンタルステーションを見つけましたが、アプリがインストールできません。数日前にも同様のことが・・・モバイルwifiの実力不足が考えられます。スマホ頼りの便利さの裏側・・・
徒歩か、とほほほほ。
駅前に「みすゞ飴本舗」本店があります。

ウチの妻と娘が気に入っている菓子(私は食べたことがありません)、こんなところに本店があるのか。購入はまた後で。まずは、
上田城。

歩けるけど微妙にチャリが適している距離。くそーAppストアめ。

ぐるっと回って正門から入ります。

上田城といえば二度にわたって徳川家康の侵攻を退けた名城です。

山城の高さと千曲川の流れが難攻不落の要塞たらしめたと記憶しています。
本丸は残ってなく、いくつかの櫓が現存したり再建されたり。
奥には真田神社。

容易に「落ちない」ので受験生に人気とか。

戦上手と言われる真田家。しかしこんなに山また山を乗り越えることだけで攻める気もなくなると思いますよ。
上田城公園を後にし、柳町と呼ばれる繁華街に向かいます。昼メシはやっと見つけた「檸檬」。中華料理となっていますが、あんかけ焼きそば一択しか受け付けない(普通or大盛があるのみ)。

なんでも大泉洋氏が絶賛したとかしないとか?あんかけ焼きそばは上田市民のソウルフードとなっています。

うまいです。980円。ちゃんと焼いている。あんかけゆでそばではありません。
通りの向かいに「富士アイス」。

じまん焼き、というのがこれまた上田市民のソウルフードらしい。回転焼き?都まんじゅう?あとでおやつに買おうと思ったら長蛇の列になっていてあきらめました。この時なら空いていたのに。

さらに北に歩くと「池波正太郎・真田太平記館」。池波正太郎の時代小説は読み始めたら止まらない。私はまず鬼平犯科帳でハマりました。
真田太平記も文庫本で7,000ページくらいある大作。あの粋で味のある文体でないと読破できないかもしれません。
入館料400円。残念ながら内部は撮影禁止。驚いたのは文豪というだけでなく、池波氏が絵もうまいこと。絵でも食べていけるほどすばらしい、かな。
さて、ここまで真田にどっぷりつかると、上田城だけでなく、上田城築城以前の根城「真田氏本城跡」も観ておきたいもの。

市街地を抜けて北に10㎞ほど。山城の跡地にたどり着く最後の道は狭い。ただ駐車場は十分あります。

ここで上田の里を臨みながら天下に打って出る思索をしていたのだろう。

しかし上田市の真田推しは徹底している。上田市ではなくて真田市にすればよかったじゃない。
真田太平記でもよく登場するのが別所温泉。上田市街地から約10㎞。
土曜午後とあってどん詰まりの温泉地は車が混雑していて臨時駐車場ができていました。どん詰まり温泉にはこの配慮がうれしい。

さて、真田幸村が忍び(草のもの)のお江とよく密会したのが「石の湯」。今は共同浴場となっています。ほぼフィクションの世界ではありますが真田太平記ファンとしてはここに入らない手はありません。

300円。狭いです。熱いです。
もう一つの共同浴場「大師湯」300円。こちらの方が湯質は良いようですが、さすがに連続して熱い湯に入ることはできませんでした。

駐車場へ帰る途中、左に折れると安楽寺への道。

国宝の建造物があります。

国宝を見るのは楽じゃない。風呂上りに少々汗ばむ階段上り。

鎌倉時代の作と伝えられる八角三重塔。塔は下から見上げるもので、見下ろすものではありません、とある。そのように仰角を計算して設計されているようだ。

安楽寺の向かい側には「北向観音」。大変な人出ですが何のご利益があるのやら。

今日は歩きすぎた。14,000歩。ねぐらを一番近い道の駅「あおき」に定めます。

昨日に比べるととてもひっそりとしたたたずまい。これは静かに過ごせそうだ。
そして注目すべきは道の反対側、寂しい農村にうれしい食事処「萬屋八丁」さん。
何でも作ってくれそうです。

18時に入店。とんかつ定食。

1,000円。肉は分厚く、ご飯はてんこ盛りで超満腹となるのにこの値段は・・・うれしいじゃないですか。


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