釣行日 | 2022.6.21(火) |
釣りもの | アジ |
船宿 | 弁天屋(午後船) |
釣果 | 14匹 |
梅雨の時期のアジはとにかく旨い。
釣りをしない人からよく質問されるのは「今は何が釣れるんですか?」
沖釣りに限って言えば、「1年中なんでも釣れます」と優しくお答えします。
ただし、魚が旨いかどうか、これは産卵期との関連などにより「旬」が定説化されているようです。旬にもいろいろありまして、カワハギは肝が膨らむ冬が珍重されますが、これとて身の旬は夏といわれています。北条泰時は小栗旬。
さて、今年初の弁天屋さん。11時半着。
船の座席をキープしてから、待合所で冷やし中華(セブンイレブン作)をいただきます。
あいかわらず、ゴミは全てお持ち帰りの制度が続いています。そろそろゴミ箱再開してくれませんかー?
座席キープといっても、ここしか残ってない、というくらい、皆様の出足が早!
仕掛けの40号小型天秤を船で借りてセッティング。
25人ほどのオヤジを載せて出航。12:30
知床で悲しい事故がありました。もちろん救命具着用は必須です。
もう15年くらいたつかなー、このライフベスト。着水すると自動でエアバッグのように風船が膨らむことになっています。小型のガスボンベが内蔵されています。1回も実験していないので正常に作動するか不安ではあります。(たぶん定期的な点検が必要なんでしょう)ま、最悪、空気を口から吹き込んで膨らませることもできるからいいか。
船は東京湾を10分ほど走って、よくやる定番の場所で停止。
見た目はベタなぎ、風もなし、陽もなし、の絶好のコンディション。
開始30分、全くアタリなし。
コマセ撒いてナンボの世界ですから、せっせとコマセかごにイワシミンチを詰めて海底へ。1m巻き上げて大きくシャクってコマセ撒き。さらに50㎝巻き上げて小さくシャクって最後に50㎝巻いて静止。少し待ってアタリがなければリールフリー、もう一セットのコマセ撒き。2セットでアタらなければ回収、という無限ループ。
雨がポツポツときました。もちろん釣りバカは全員防水ウエア上下を持参してます。
1時間経過。
船長アナウンス。「どうも反応が薄いんだよねー」
私といえば初回のアタリを水面まで引き上げてアジの顔を見たとたんに無念のバラシ。天秤をつかむ場所と獲物の取り込み時のハリスの長さを間違えていました。(久々にやるとこんな動作も忘れてたんだ、と)
これがケチのつきはじめか、渋々ながらも皆さんポツポツと釣り上げる中で私一人?ボウズの時間が続きます。
ここで待望の流し換え(船を動かして釣り場を変えること)。早々にちっこいのを釣り上げる。これがスレ(針が口に掛かるのではなく、ヒレなどに掛かること)。ボウズ脱却できても、餌を食ってくれたわけではない。
まともに口を使ってくれた2匹目があがったのは14時半くらいか。
その後も私ばかり激シブの状態は変わらず15時。さすがにヤバい。おかずにもなりゃしない。皆さんコンスタントに釣り上げています。アジ釣りに妙手はありません。コマセをしゃくって撒くだけのはず・・・。
15時を過ぎて、ようやくいつものタイミングでアジが掛かるようになりました。すると、怒涛の連チャンスタート。というか、入れ食い。仕掛けを投入した瞬間に食ってくる状況。これだ!!!
ほとんど休む間もなく、16時までの間に12匹を追加。なんとかおかずはキープできたのでした。ホっ。
しかし不思議なのは、この1時間は周りの皆さんはほとんど釣れておらず、私一人で激釣していたのです。
なんなんだろう、この特異な現象は。沖釣りではアジに始まりアジに終わる、といわれるくらい基本中の基本の釣り物です。さして頭のいい魚ではなく、掛けるより掛かってしまう魚、難しい釣りではありません。しかしここ数年は資源減少なのか、段々と難しさを感じるようになりました。
私なりの分析をしました。
1. 潮目の変わり目と着座位置が関連している。今日の私の着座位置は左舷ミヨシ(最先端)。15時までは艫(トモ・最後尾)側は普通に釣れていたが15時以降は全く逆転した。船首は一定方向(西)をずっと向いていたので潮の流れる方向が変わった影響がダイレクトに着座位置の有利不利となったのではないか。
2. 船で借りた天秤(コマセかご)の目が細かいため、コマセ撒きを繰り返すと、細かい網目にイワシミンチの骨がこびりつく。大きくシャクってもイワシの放出が少なくなってくる。ブラシで骨を落とすのが効果的だが持ち合わせなし。ベテランのおっさんは自前の大きくて目の粗いコマセかごで戦っていたようだ。やはりコマセ撒いてナンボ、の釣りだ。
16時10分沖あがり。いろいろありましたが、今日もアジが食える。
刺身(細引き)5匹、フライ6匹、南蛮漬け3匹、としました。
写真は夫婦2人前。あと1人前は刺身大好きな娘がいち早く消化。小ネギ、しょうが、大葉の刻みをまぶします。
期待通りの脂ノリノリ。
フライ2人前の図。残り2匹は冷蔵庫へ。
期待通りのフワサク。
そして明日以降、食べることになる南蛮漬け。
魚をおろすのは私、そのあと調理は妻が100%やってくれます。頭は下がりっぱなしです。感謝感謝。
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