13日目 2020.9.23
昨夜の続き。
キャンピングカーで文化的な生活をするためのサブバッテリーは3つの充電方法があります。
- 家庭用電源コードを引っぱってきて車のコンセントにつなぐ。
- 走行用のメインバッテリーからこぼれた余力電力を蓄える。
- ソーラーパネルからの充電。
1.は道の駅を渡り歩く場合は不可。3.も晴れていればそれなりにたまるが、即効性なく、フル充電までは5日間ほど必要。そこで、北の大地を疾走するからには2.に期待していました。が、
やっぱり一日200キロ前後の走行ではたまらないのかなー。
とりあえず、インバーターをなるべく使わないことにして、PC充電を公共の場で行うことを考えます。
朝の道の駅「さるふつ公園」。
ありゃ、こんなに少なかったの。
連休終わっちゃったし、平日だしね。
今日はまずてっぺん(極北)を目指します。ここから30分かかりません。
♪流氷とけて 春風吹いて ハマナス揺れる 宗谷の岬、で歌われる宗谷岬です。
間宮林蔵さんもじっと見ています。
まだ、さほど人はいません。
遠くかすかに、サハリン(樺太)が見えます。
写真ではよーく目を凝らしても確認はきびしいですね。肉眼だとはっきり陸だ、とわかるんですがね。
あそこにもロシア人がいるんだな。
よし、樺太は君たちのものだ。なんせ北に45キロ離れているからね。だけど国後・択捉はどう見ても僕らのものだ。
本日のメインは、宗谷岬から続く、「宗谷丘陵」を歩くこと。
丘陵の牧草地帯を走る農道に貝殻(ホタテ?)の破片を敷き詰めたという、
「白い道」なる区間があるという。
車でも通り抜け可能らしいが、なんせキャンピングカーは登りとすれ違いに弱い。
宗谷郵便局近くの漁港に車を止めて歩き始めます。
確かに白い!
昨日のエサヌカ線に続く、美しい道を体験することができた、感動。
バイクとか乗用車が時おり走り抜けますが、こちとら歩きよ。
海抜0mから、かなりだらだらと標高を稼いでいることがおわかりでしょうか?
ぐるっと全方位、海が見渡せそうな、結構な丘になります。
充分登りきったところで引き返しました。
途中、キタキツネに出くわしました。目が合ったんで、ルールルルっと呼んでも来てはもらえません。
1時間ばかり、上り下りして結構疲れました。歩いている人は私以外、ひとりしか見ませんでした。
このあと、本日は稚内ステイです。
道の駅「わっかない」を確認し、
すきやの牛丼を食った後、PC充電と執筆作業のため、稚内市立図書館へ。
図書館ってこんなにありがたいものだと、旅に出て知りました。
がらがらで使い放題。みなさんもっと公共図書館を利用しましょう。
さて、道の駅から1キロ圏内に天然温泉があるとのことでしたが、なんと3月31日で閉店してました。急ぎ近くの銭湯を探し当てました。
みどり湯。
日本最北の銭湯です。
隣にライダーたちの簡易宿泊所(ライダーハウス)を併設しており、あんちゃんたちと地元民が仲良く入浴しています。
今日はメンズデーとのことで入浴料350円なり。
いい店でした。地元民は爺さんから赤ちゃんまで全員知り合い。店の人の人柄がいい。風呂上りに100円でソフトドリンク飲み放題。アイス1本50円。ラーメン300円。商売の原点を見た感じです。また行きたくなる風呂屋でした。
道の駅にもどり、近くの名所、防波堤ドームを見物。歩いて3分。
この向こうは海です。なぜこんな建造物になったか?いろいろ理由は書いてありましたが忘れました。ただその昔、ライダーたちのキャンプスペースとして有名だったそうです。今は禁止。
ねぐらの道の駅がJR稚内駅そのものなので、夕食場所に事欠きません。迷った挙句、洋食の「ボリューム亭」さんへ。海鮮物は期待外れも多いしね。
カツ定食1,200円なり。
名前の通りのボリュームですか?と聞いたら、「んー、カツはそうでもないよ」「じゃ、ご飯を少なめにしてください」ってことで出されたのがこれ。
中途半端な角度から撮ったのでわかりづらいですが、ごはんはこんもり山もり、カツが高さ4cmもある大物でした。1枚2枚とは数えられない、直方体(箱)です。
ごはんは少な目を忘れちゃったということで、さすがに少し残しましたが、他はたいらげました。味ももちろん旨いです。まずかったらこんなに食えません。
他の方を見ると、ポークステーキとかは確かにカツ以上、もっとすごい。
また来たときもメシはここでいいです。ありがとうボリューム亭。
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