今週の一句プレバトに挑戦！ 2023年8月⑤

上手過ぎる父の工作夏終わる

自己評価は　★★凡人　65点
夏休み宿題あるある、です。親が見かねて手伝ってしまうアレ、自由研究や工作などは出来が良すぎると子供は少し恥ずかしい。友や先生に親の関与を見破られるから。これは実体験です。小学校低学年のころ、父が工作を手伝う、いや専ら独力で作ってくれたことがありました。なんでも器用だった父のこと、木材を削り、組み合わせて完成したのは何とコンクリートミキサー車。4輪の円はもとより、あの難しいドラム部の曲線をよくぞ木で表現したものです。あまりの出来に驚嘆して宿題として提出したかどうかの記憶はありません。父は晩年、木彫りの仏像づくりにハマり、何体ものほれぼれするような像を残しました。
夏の終わりを表す季語がいくつもあって悩ましい。「夏の果」「暮れの夏」「夏逝きぬ」など、どれも哀愁を帯びていて好きです。