キャンピングカー栃木・福島・山形 6.雲ひとつない安達太良山に登頂

キャンピングカー
秋・南東北の陣
6日目 2022年9月10日(土)

これから先しばらく晴れか曇りか、いい天気が続くようです。今日は蕎麦でも食ってまったりとし、明日の日曜日に2番目の百名山、安達太良山(あだたらやま)に登っちゃるか、と考えていました。

目を覚ますと鮮やかなスカイブルー。今日も明日も登山指数Aランク、どちらかというと今日の晴れの質がいいらしい。となるといても立ってもいられないのがアウトドア好き。急遽登山の用意をしたのでした。

道の駅「猪苗代」から安達太良山登山道入り口の奥岳までは、勝手知ったる国道115号線などで約40㎞、45分の行程です。

途中、あたふたとコンビニで昼食を仕入れる。

これが登山口、ひらけてますねー。それもそのはず、「あだたらエクスプレス」なるゴンドラリフトがスキー場の一番下から標高1350mまで運んでくれる。安達太良山の標高は1700m。初心者向きなわけだ。駐車場も土曜の晴れとくれば、ほぼ満杯状態。

山頂方面に雲の湧き上がる心配なし。400mの標高差を機械で稼ぐ。

振り返れば眼下には二本松市?

山頂駅に到着し、ここからが足で登る山道。10時40分スタート。

木道。うれしいねー。

樹林帯が開けると、遠くに山頂が見えます。

下の写真右側に、小ー-さく突き出たピラミッドがそれです。

木道がなくなっても、ちょうど手ごろな斜度のガレ場の道。

なんせ渋滞気味なので、あまり息も乱れずに登れます。

来し方を振り返れば、まずまずの高度を上げていることがわかります。

頂上から箕輪山方面への稜線を歩く人たちが見えてきました。まだまだ小さい。

そして見えてきました、下の写真中央が山頂。通称「ちくび」と呼ばれているそうです。まさに言いえて妙な名前だ。

「ちくび」の真下到着。風が強い。

二本松市、福島市の市街までよく見える。

最後の岩場を登り切ったところ、これが山頂です。11時50分。コースタイム通りに70分かかりました。

傾いている洞。

二本松市の反対側、猪苗代町方面へ少し降りると、そこは弁当を広げるピクニック場と化していました。風をよけて絶好の休憩場所だ。

私もランチタイム。

遠くに切り立った山は磐梯山です。

おにぎり+スパム+バナナの昼食。

登山家ご愛用の火器と鍋を持って、カップヌードルを食べるのが憧れです。(なぜか山頂といえばカップヌードルなんですなー、塩きつめなのがいいのかな)

頂上は大渋滞。

ずっとここ頂上直下に居たい気持ち、わかります。

下の写真、雲に切れかかっているのは偉大なる飯豊山系でしょうか、わずかに雪渓か?

南方に目をやると、猪苗代湖の上、那須連峰でしょうか。待ってろよ、近いうちに攻略してやるぜ。

3日前の西吾妻山の時は全く休憩もとれる状態ではなく、ひたすら雨に打たれて歩いたことを思うと感慨深いものがあります。

充分休んだので下山します。

その前に、活火山の様子を見に稜線を北に歩きます。

北から見た山頂、こっちから見れば、ちくびではないですね。

歩くこと15分、鉄山・峰の辻分岐。ここから、西方、爆裂火口が広がっています。

何とも荒寥とした景観。奥の秋元湖、桧原湖がなければ火星不時着といってもいいです。ガスが危険、下に降りるのは禁止されています。

スタート地点に戻るには、ただ来た道を引き返せばいい、楽勝。

いや、コースガイドには確か別ルートが記載してあったな。沢筋に降りて山小屋を経て林道を下るコース。あまりに天気が良いので回り道して帰ろう。分岐を右に折れてストックを取り出し、だらだらと岩の道を下ります。

空は青いまま。依然として雲が沸き上がる気配なし。

10分で峰の辻着。ここでもお弁当タイムか。

くろがね小屋にかけては、やや急な下り斜面。一人通るのがやっとの樹林帯です。

えげつない、切り立った岩壁あり。

尻もちすることもなく、くろがね小屋に到着。

ここ、宿泊に加えて立ち寄り湯も楽しめるそうですよ。まだまだ汗をかく予定なのでパス。

ここからは林道。大きく右に迂回しながらゴンドラリフトの始発点まで降ります。ゴンドラリフトの往復1700円の券を買っていました。下りリフトを使わないのなら片道にしておけばよかった。

この林道とやらが、長いんだこれが。約6㎞とありますが、長いんだこれが。

ただの未舗装かと思っていたら、尖った岩も突き出ているワイルドな道。(ただしジムニーが一台、ゆっさゆっさ揺れながら下っていきました、ジムニー強し)

当然慎重に下を見て、足首をねじらないように、これが疲れる。

あとでコースガイドを見たら、純然たる林道とは別に歩き専用のショートカットルートがあったみたい。それなら梯子段状に降りずに直線だから距離は短くていいわけだ。てことは実際は6㎞じゃなくて8㎞以上は歩いたのか??結局18000歩。

さて、あとはふもとの岳温泉までおりて風呂につかろう、立ち寄り湯もよりどりみどりで、どこにしようか、考えながら歩いていると、駐車場手前に、なにやら風呂屋が・・・。

奥岳の湯、とあります。

岳温泉より上にこんな施設があったとは知りませんでした。もしかして相当新しい?

おしゃれなつくりでした。

太陽を背にし、山を一望できる露天風呂があります。JAF割りで600円。

こりゃたまらん。

中から写真を撮りたかった(混雑してます、もともと×)。青い空と緑の山、赤とんぼが群舞するなかでの入浴で汗を流し、ももやふくらはぎをもみほぐしていると、日本に生まれた幸せをつくづく感じます。

お湯はPH2.4の強酸性、硫黄臭と湯の華は高湯温泉より薄め、たいへん上質な温泉です。

またまた道の駅「猪苗代」に帰ってきました。

おっ、磐梯山はくっきりシルエットになってる。

ボンカレーゴールド2回目。

実はこの道の駅「猪苗代」、今日からメインの販売店・飲食店施設が休業とのこと。

なんでも従業員が疫病に感染したらしい。土曜も日曜も、野菜を買いに来た人はがっかりだなあ。

早く日常が戻るといいですね。

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