見たことのない稜線を目指して
6日目 2022年7月26日(火)
ご来光に間に合うようなバスがでているという。ここ乗鞍高原観光センターを3時40分発らしい。
バス停から遠ー-く離れた場所に駐車したため、ご来光マニア?の様子を見ることはできませんでした。
私は7時の通常の始発便に乗ることに決定。
仙流荘の怒涛のような人混みに比べて、のんびりしているぞ。平日のありがたみ。
今朝も既によく見えているわ、乗鞍岳頂上。(中央やや右の山です)
天気予報を信じれば、昼過ぎには曇り、そのうち雨が降り出すという。一刻も早く上に行かねば。できれば6時の便が欲しかった。
大型バスに余裕の着席、らくらく2台体制で定刻出発。
このゆったり度合い、さすがに料金が高いだけのことはある。(往復3300円)
50分かけてバスは1300mほど登る。
8時前に終点の畳平到着。青空に間に合ったー-。
ここに来るのはちょうど6年ぶり。当時は軽い気持ちでスニーカーで剣ヶ峰頂上まで登りました。
なんといっても乗鞍岳は最も手軽な3000m級の山。お子様もお年寄りもチャレンジされています。
私はというと、足の筋肉痛が解消されていないことに鑑み、頂上直下の「肩の小屋」まで往復のトレッキングスタイルとします。散歩程度を想定。(その割には装備は厳重です)
一番手軽なのは、バス停からすぐ下のお花畑周遊30分コース。チトさみしい、さすがにもう少し歩けますよ。
いくつかの火山ピークをトラバース(横這い)するように少しずつ登っていきます。
振り返ると畳平バス停施設が小さくなり、
雪が浮かんだ池(不消ヶ池)の横を通り過ぎます。コバルトブルー?変わった色だ。
岩もハイマツも青空もくっきり。
やがて観測所ドームのある摩利支天岳を回りこむように歩くと、剣ヶ峰のピークが姿を現します。
やっぱりデカい、そして高い。
大雪渓ではスキー・スノボの方がちらほら。しかしリフトもなく、上がっては滑り、上がっては滑りを繰り返して面白いんでしょうか。なんて、向こうから見たら登りだけでなく下りさえもきつい登山をする人の気が知れないと思っているかもね。
8時40分ごろ、肩の小屋到着。
皆様ここで一休みし、ここからてっぺんまで標高差250m、登り1時間ってところ。
私はここで引き返します。無理は禁物です。6年前に登頂記念バッジを買いそびれたので今回売店で購入しました。
帰りは一番筋肉が痛まないルートでゆっくり下ります。
高山植物なんぞ撮りながら。
花の名前わかんないのよねー、勉強不足で。
畳平に戻り、次のバスまで30分あることを確認。
剣ヶ峰には行けないけれど、すぐ近くのピーク「魔王岳」なら登れる。標高差60mですから。
このころは既にガスが次々と下から浮かんできていました。これから来る人は視界確保できるんだろうか。
魔王岳から岐阜県・平湯温泉ルートを望む図。
剣ヶ峰方面を見ると、
何とか見えます。ガスが薄いのかな。
10時5分のバスに乗車。こんなに早く下山する人も少ないようです。
中腹は雲の中、真っ白。
11時ごろ、乗鞍高原観光センターに戻ってきました。本日のミッション早くも終了。
近くでまともな昼飯を、と検索すると、徒歩1分で良さそうな店が。
ログ喫茶「メープル」さん。
お姉さま一人で切り盛りしているので食事提供には少し時間がかかります、とある。
11時40分に早め入店すると、テラス席を案内されました。
何ともいい雰囲気だしてますなあ。
注文は山賊焼き定食、900円ナリ。
目を疑うようなボリューム。鶏のカツがわらじだ。ひとっ走りしてきたチャリダーなどにはありがたいだろうね。
加えて、定食には黙って付くという、シチュー。鶏手羽がごろりと、そしてトマトが丸々1個溶けたような煮込みでした。
あの、もっと、値段上げていいです。
なんとかすべて平らげました。ありがとうございました。
駐車場で午睡15分。キャンカーの醍醐味です。
さてあとは里に下り、安曇野でも行こうか。
市街地に入ると、やや、天気予報がはずれとる。日が照っていて暑い。
安曇野の道の駅は標高500mほど。このままじんわり熱が引かないと夜まで暑いかもしれぬ。
で、方針転換して、行ったことのない蓼科高原の道の駅に行こう、と。
茅野市街が結構混んでいて到着が18時近くになりました。
道の駅「ビーナスライン蓼科湖」。標高1000mを超える数少ない高原の道の駅ということで期待していました。
しかし、・・・駐車場の傾斜が・・・ま、大したことないといえばそうですが・・・1台も水平に停まれないとなると・・・却下。
やっぱ住み慣れた小淵沢だな。ここから23㎞離れてますが畑の中を疾走すると30分ほどで到着したのでした。
昼の山賊焼き定食が強烈過ぎたので、あっさりめの夕食。それでも胃がもたれ気味。
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