キャンピングカー四国中国の旅16 足摺岬とジョン万次郎、柏島

キャンピングカー
キャンピングカーによる全県走破へ
16日目 2023年4月13日(木)

高知県の海岸沿いで寝るなら、南海トラフ地震の津波が来た場合にどう回避するか、頭に入れておかなきゃいけません。ここ道の駅「ビオスおおがた」はほぼ砂浜に隣接していて真っ先に波にやられます。幸いここを含めた地方の町村は津波避難の鉄製やぐらが随所に見られ、津波到達までには頑張れば全員逃げ込めるくらいに整備されているようです。

しかし3日前に訪れた高知市内はどうみてもヤバい。人工の入江が複雑に入り組んだその先に県の中枢部が鎮座している。もちろんマンションやビルも多いがそれにしても地盤の標高は0m近く、波は奥まで到達するだろう。いくら準備しても町がある限り甚大な被害はまぬかれないと思える。正直言って怖いところだ。

今日はまず四国最南端の足摺岬。

アプローチは簡単、駐車場に停めるとすぐに100mほどで展望台があります。こんなところを通って、

これですね、パンフによく乗っている絵。

本来快晴なれど例の黄色い砂のおかげで水平線がぼやけとる。はためいわくな砂よ。

逆側もいい海だ。

「足摺岬」看板の写真で後ろ姿が映っていました、

ジョン万次郎像。(高知は銅像が好きやねーー)

ジョン万次郎こと中浜万次郎氏について、いままで船で遭難して異国船に助けられてまた帰国した浦島太郎みたいな人、くらいの知識でしたが、(昨日学習したのですが)とんでもなく優れた国際人だったと理解しました。

ジョン万次郎資料館、というのが10㎞ほど先にあります。行かなくちゃ。

JAF割りで入館料350円。

この方の人生、波乱万丈ぶりがすごい。並みいる冒険家たちのヒストリーに引けを取らない。

漁師の子せがれ14歳、船が遭難して絶海の無人島に漂着。アホウドリを食い、5か月を生き延びて運よくアメリカの艦船に助け出されてハワイ、ニューヨークなどで英語を習得。捕鯨の技術を学び、大西洋からインド洋を巡る。しかし故郷の思い断ちがたく、アメリカ西海岸のゴールドラッシュに参画して資金を得て再び祖国の土を踏む。この間たった10年。その後は土佐藩士となり咸臨丸に搭乗したり、日本の開国に向けた通訳士にして艦船技術アドバイザーとなり東京大学で教鞭もとった。公職引退後は東京谷中で71歳までおだやかに余生を暮らしたという。

間違いなくベスト・ジーニスト賞だったでしょう。日本でデニム着てたのは一人しかいなかったのだから。

え、まだNHK大河ドラマ化されてないの?こんなに大河にふさわしい人はあまりいないのでは?徳川家康を3回やるくらいならこっちでしょう。

地元では絶賛大河アピール中です。

ちょうどレストランもあったので昼食としました。

海に開けたテラスもあり。オムライスセット1,000円。

さて、高知の西の果て、柏島というスポットが近頃人気らしい。

海岸線をひた走って30分で到着。

周囲4㎞の小島に橋がかけられています。

この橋のたもとあたりがコバルトブルー。風がないと船が空中に浮いているように見えるのだとか。

残念ながら微妙なる風、さざ波があるので、空中には浮いていません

ビーチに降りることができました。

白砂がいい。ダイブしている人たちもいました。(もうちょっと深いところがいいんじゃね?)

高知県の観光パンフにページを割くまでにはもう少し時間が要るようです。

柏島に近いホテルにて入浴(非温泉)、600円。

そして本日のねぐらは道の駅「大月」。宿毛の道の駅を目指していましたが、昨年あえなく閉所という情報あり、その手前の駅にしました。閉所、部分閉鎖・・・多いなあ。

国道沿い、見るからに車ビュンビュンの駅かもしれない。

閉店間際、半額シリーズの道の駅弁当セットで、せめてもの貢献をした、、、かな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました