秋になると北に行く
7日目 2023年10月16日(月)
雨の夜は概して暖かい。その雨も上がり、水平な田が山にぶつかるところまで見通せる天気に。
高規格な道の駅「あいづ湯川・会津坂下(あいづばんげ)」に別れを告げ、猪苗代町を経由して山越えで福島市に行きます。しかし面倒な名前だ、湯川村と会津坂下町が共同で作った道の駅。湯川村も会津を名乗りたいが会津坂下町や会津若松市、会津美里町みたいにもともと冠が村名に掛かっていない。だけど名乗りたいから遠慮して「あいづ」とひらがなになったのかな。
今日はどうしても行きたい、そばの名店を目指します。in猪苗代町。
その名も「くいものやラ・ネージュ」
何が名店って、私的に歴代3本の指に入るっていうこと。
不定期に臨時休業されるので、昨年、道の駅「猪苗代」で5連泊したときに、2度も臨時休業で振られた店なのです。もう開いていたらラッキー?選択の余地はありません、並んででも入るべし。猪苗代で昼にラ・ネージュに行かない人はおかしい。
10時50分着。11時30分に開店しますと札が掛かっていました。やったー。
この時点で既に待ち人2組。駐車場に車を停め、次の一組が並んだところで列に加わります。11時ちょうど。次々に私の後ろに列ができます。
5分早めて11時25分オープン。私は4番の番号札をもらい、カウンターに着席(一人だとほとんどここ)。定刻の11時30分で満席となりました。
室内は名前の通り、ほぼ喫茶店の装い。喫茶メニューもあるんでしょうが、アイスコーヒーとか注文したらお待ち客に殴られること必須。皆さんほぼ100%そばを注文します。
順番に従い、天ざるそばを注文。1,500円なり。
厨房が狭いのか、人が足りていないのか、4番の私の膳が運ばれたのが12時過ぎ。並んでから1時間が経過してます。
久しぶりだ―。6、7年ぶりか?昔は「野菜天ざる」が選択できたが今は天ぷら系は海老付き天ざる1種類になってます。
磐梯高原を吹き降ろす風が感じられる冷たくコシのあるそば。雑味のないピュアな味です。天ぷらもそばとのバランス良し。昨日の会津若松の「和田」さんと比較すると、こちらの方が爽やかさで優ります。でも「和田」さんも思い返すと、どうしてどうして大変おいしかったですよ。
食べ終えて出るとお待ち人数は30名程度になってました。
アンタら、いつメシにありつけるのかねえ、そばがなくなったら閉まるかんね。
月曜なのにおそるべし。
次は温泉。
「沼尻高原ロッジ」の日帰り入浴が復活していることを昨日知りました。
「沼尻高原ロッジ」は女性としてエベレスト世界初登頂に成功した田部井淳子さんがオーナーだった温泉付き山荘。何度か使わせていただきました。田部井さんが2016年に亡くなられ、閉館されていましたが2019年に別企業体で営業を復活したそうです。日帰り入浴も2022年に復活。行くしかない。
目の前はスキー場。リフトもあります。
14時受付終了なのでチャチャっと。
谷あいは木々の色づきが進んでます。
なんか昔より設備がきれいになってる。
入浴料1,000円はこの地域では完全に高め。まあ頑張って事業再建してくれたんだから快く払いますよ。
浴室は小ぶりです。他に誰もいないので撮影許可を勝手に出しました。
定員3名ってところの内湯と、
広い半露天。
ここも(ラ・ネージュ同様)開いていたら絶対に入るべきです。
湯がすごい。
ph2.1の強酸の硫化水素泉でメタケイ酸も豊富という。特に酸度はレモン果汁と同じとあって舐めたら酸っぱい。皮膚表面が1/1,000㎜ほど溶けだしている感じ。かつ、秋田の玉川温泉ほどピリピリはしない程度ではあります。つまりちょうど良い。肌はつるつる、髪の毛も体毛も、細くて柔らかくなった感じ。いやほんとです、爽快な風呂上りが約束されている、超珍しい湯です。
付近一帯の源泉のある山の上までトレッキングして野湯に入るというワイルドなツアーもあるようです。
カフェスペースもおしゃれだなー。
本物の温泉は疲れます。やや休んで峠越え。
福島市に待望のニュー道の駅ができたのが昨年のこと。
今宵はここをねぐらとします。
広いですねー。
レストランも物販コーナーも。トイレも広い。珍しいシャワー設備もあり、200円で30分もお湯が出るとな。
ここで買った弁当で夕食とします。
駐車場の照明が明るすぎじゃね?シェードを貼らない車中泊の人はまぶしくて寝られないんじゃね?
コメント