キャンピングカー北海道ひとり旅22

ZIL キャンピングカー
22日目 2020.10.2

夜中も断続的に激しい雨が降ってました。

トイレ&シャワールームの天井の換気窓から数滴の雨漏りを発見してしまいました。

過去に何回も雨漏りしてるし、しずくが数滴垂れる程度なので大事にはいたらないだろう。雨が3日も降り続けたら、居住スペースの天井全体に水が回る危険がありますが、基本的には雨ではない時間が多ければ車は乾燥しまくる性質のものです。

家に帰ったら、天井によじ登ってコーキングだー。※コーキングとは、シリコン樹脂を面と面のつなぎ目に注入して雨漏りを防ぐ地味な作業。晴天を選ばなければなりません。

天気予報がいいほうに外れて、晴天です。

積丹半島を攻めるぞ。

まずは渚百選に選ばれている「島武意海岸」。

海岸に降りるのはちょっとつらく、上からの眺めとなります。

駐車場からせまーいトンネルを50mほど歩くと、写真の光景がいきなり現れます。

テレビの旅番組にはもってこいのシチュエーション。

確かに突然現れました。

シャコタンブルー、第一弾です。

はるか下の波打ち際にはバカップルが泳いでいた模様。(写真では確認不可)

次に10キロほど離れたところにある「神威岬」を目指します。

これは昔から有名ですね。でもなぜか行ったことがありませんでした。

駐車場から岬の先端までは歩くのみで、1キロはあるでしょうか。

ここがその出発点です。

まず、だらだら坂を上がると見えてくるのが「女人禁制の門」

昔の話であって、もちろん今はジェンダー・フリーですよ。

しかし何で女人禁制だったんだろう?

門の内側中央、白いポツンとした点に見えるところが先端の灯台です。

門をくぐったところ。遠い。そしてなかなかにアスレチックですね。

海岸の山肌は高い木もなく、地勢はとんがってます。

いつもは風が強いんだと思います。

本日は風量0、気温20℃弱かな、運動すると半袖でないと暑い。

シャコタンブルーですね。

左右に断崖絶壁。

でも青に見とれてしまいます。

やっと着いた灯台下、岬の先端です。

神威岩。乙女の化身といわれています。

もう少しアップ。

岩を神とあがめるのはわかる。でも乙女の化身、っていうのは後で付け足したんじゃないか?

なぜ、女人禁制だったのだ?

今のような遊歩道が作られる前は、ここにたどり着くのは難行苦行だったでしょう。だから女性には体力的に無理、危険と考えたからか?いやいや男はそんなに優しくない。おそらく(私見ですが)、神に仕える権利を男が独占したかったからではないですか? 神に仕える=「権威」と「威厳」を守ること、が男の本性だったのではないですか。男は(男も)ずるいですからね。子供は産めないけど、俺たちゃエラいんだ、と、こじつけが欲しいんですね。

元来た道を戻ります。

北の海岸独特の荒々しい風景。

よーく拡大して見てほしい。万里の長城・ミニ版ですな。

しかし私も「岬」が好きなんですね。この旅でも、えりも岬、納沙布岬、宗谷岬、ノシャップ岬、神威岬、と、北海道の名だたる岬を制覇してきました(もう終わりかな)。

山本コータローの「岬めぐり」。何度聞いても本当にいい歌ですよ。

さてドライブ再開です。積丹半島西海岸を回ります。

昼時になりましたが、今後50キロにわたって食事処がありません。

そんなときもあろうと、買っていました即席ラーメン。(サッポロ一番味噌ラーメン)

道の駅「オスコイ!かもえない」に寄り、鰊の燻製をゲットし、味噌ニシンラーメンとしました。(本当は肉や野菜が欲しかったんですが)

鍋のままのキャンプめし。

今夜のねぐら、道の駅「いわない」到着。

歴史ある道の駅、と書かれていますが、駅舎と駐車場とトイレがバラバラだよー。洗浄便座がないよー。よその(進んだ)道の駅を参考にしてください。

手近の温泉、

「ホテルグリーンパークいわない」。背面のスキー場に向かう高台にあって日本海も見下ろせます。

日帰り入浴600円なり。

塩泉かけ流しです。いい湯でした。

夕食は道の駅に戻って徒歩圏内のレストラン「Bee Nut’s Cafe」へ。

カフェと思えない引き戸ですが、もと居酒屋を買い取ってドアまで改装費がだせない、と店主。

しかし寿司屋が多い街だ。寿司は飽きる。

栄養バランスの良いものをいただきました。

手作り感満載でおいしゅうございました。950円なり。

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