キャンピングカー北海道ひとり旅27

ZIL キャンピングカー
27日目 2020.10.7

さわやかな朝。室温11℃ながら、あまり寒さを感じず。

道の駅の裏手を流れる千歳川はサケの遡上がみられ、捕獲する仕掛け、通称「インディアン水車」が稼働しています。

上の写真右、赤い鉄製のものがそれです。すだれの下にはサケがうようよ集まっています。

そんなこんな朝の散歩をしているうちに10時を回ってしまいました。

今日はゆっくり支笏湖を巡ります。

千歳から支笏湖までは一本道、約25キロで到着します。この間、ほとんど左右には原生林が広がり、人工的なものがない道路が延々続きます。スカイロードというらしいんですが、北海道らしさがあふれる、好きな道です。

久しぶりに来ました。

周囲45キロという大きい湖ですが、湖畔で開けているのは1か所しかないんです。そこに車を停めたいのなら自動的に500円の駐車料金がかかる仕組みとなっています。

水が青い。南の島の海のようなブルーです。

(色がうまく映像にできませんでした。)

対岸には恵庭山。

左手に、風不死岳(ふっぷしだけ)と樽前山(たるまえさん)。

上の写真中央左、プリンの頭みたいな山頂がちょこんと見えるのが樽前山、右が風不死岳です。

一番古い噴火が風不死岳、次に樽前山(現在も噴煙を上げています)、最後に恵庭山が噴火したといわれ、3つの山は支笏湖をはさんで直線状に並んでいます。

と、支笏湖ビジターセンターで学習しました。

またまた古い話で恐縮ですが、39年前(大学3年生当時)の、北海道ひとり旅ではユースホステルを渡り歩く旅でした。

そのとき泊った「支笏湖ユースホステル」が、すぐ近くにあることを発見しました。

左の写真の三角屋根の建物に見覚えがあります(なんかの工事中なんでしょうか)。右の写真がちょっとだけ新しいようです。今も稼働中みたいです。

当時の支笏湖ユースは確か3,000円程度で2食付き。夕食にジンギスカンが出るというので有名だったような記憶があります。(日本で一番古いユースという情報もあります)

山の天気は変わりやすく、通り雨があり、雨宿りを兼ねて食堂で昼飯としました。

ハンバーグとから揚げAランチ950円なり。

その後、行ってみたかった「丸駒温泉旅館」の日帰り入浴へ。

500円とられた駐車場から対岸へ約11キロ、恵庭山にふもとに、ポツンと1軒だけある秘湯です。秘湯を守る会の会員です。

が、ポツンと1軒家、というだけで、アプローチするのに山を登ったりして難行苦行するわけではなく、だれでも気軽に訪ねることができます。

お湯は本物ですよ。加温も加水もしない文字通り源泉かけ流し。1,000円の料金もリーズナブルです。

ここは内湯、露天もさることながら、階段を下りていくと、「超・露天風呂」があります。岩に囲まれて湯が満ちており、下に敷き詰められた小石の間から湯がわき出ています。支笏湖の湖水とシンクロしているので、湖水の水位によって風呂の水位も上下するとのこと。早速一番に入りましたが、野趣あふれているものの、ぬるい。ほうほうの体で内風呂につかります。

ここの(内風呂から続く本来の)露天風呂はすごい。遠く風不死岳、湖面が目の前に迫ります。

思わず、一回風呂からあがってカメラを持ってきて撮影しちゃいました。

左に長ーく続く山の稜線が、極めてなだらかでたまりませんね。角度にして3度くらいでしょうか。風不死岳に隠れていますが、樽前山が作っている稜線です。

全く人の手が入っていない、実に非・日本的な風景です。

この、なだらかな稜線のある樽前山、温泉の帰り際にもう少し寄った写真を撮りました。

丸駒温泉ですっかり長居してしまいました。もう今日は風呂はいいや。

ふたたび道の駅「サーモンパーク千歳」に戻ります。

夕飯を食べに行くのも面倒なので、道の駅のレストランで食事しました。

まき窯ピザの「ピザドゥ」。

一人で食べるけど、Sサイズは食べきれる大きさか?と聞いたら、「今日はSサイズが終わっちゃいましてMサイズしかないんですよう」との返事。大きいのを小さくすることはできるんでねえの? ま、いいや、食べてみるわ、と注文。

1,200円くらいだったか。マルゲリータなのでさっぱりとするする胃に収まり、7/8枚まで食べられました。

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