キャンピングカー北海道ひとり旅9

ZIL キャンピングカー
9日目 2020.9.19

快晴。

ようやく「道の駅スワン44ねむろ」の目の前の風蓮湖の穏やかな姿を拝むことができました。

展望台からダウンスロープを下りていきます。

この時午前7時まえ。朝飯まえ。

時が止まったかのような静かさ。湖面に波なし。

いつもの朝食をとり、はりきって7時半に出発。

海を右に見て、湿地帯&牧草地帯を爆走。野付半島の突端、トドワラを目指します。

野付半島は日本最大の砂嘴。往復36キロ、両側が海の狭ーい陸地を走り、野付半島ネイチャーセンターに駐車します。

トドワラが見えるところまで、徒歩で25分、約1.2キロとあります。

すすきの原っぱを延々歩きます。今、津波が来たら確実に死にます。

25分もかからず、先端に到達。

ほれぼれするほどいい写真ですね。

ここからさらに、木道を歩きます。

これがトドワラ。

トドマツが海の塩分に侵食され枯れて朽ち果てたもの。100年くらい前の木らしい。

木々が群生して朽ち果てている様が荒寥感を醸し出しているのですが、もともとはさらにたくさんの枯れ木があったといいます。人間が悪いわけではなく、自然に風化していく運命なので、この観光施設もやがて木の根だけになって、廃業するしかない運命なんでしょう。だから見るのは今しかないんです。1.2キロ往復を歩くのを躊躇してはいけません。

上の写真中央、ネイチャーセンターに戻ってきました。その横の津波避難用施設に登ってみました。

国後島です。

多分どこより国後島に近い(約16キロ)と思います。

写真では小さいですが、実物はもうほんのすぐ先に感じられます。

あそこにはロシア人が住んでいるのか・・・複雑な気分。

さて野付半島を後にして、うっすら見えていた知床連山のふもと、羅臼(らうす)を目指します。

途中、道の駅「知床・らうす」で休憩。

知床峠の手前、「熊の湯」に寄りました。

32年前、妻とキャンプ旅をした際に使わせてもらったキャンプ場が「熊の湯」の反対側にあったんですね。どこだったか、記憶は定かでなかったんですが、思い出しました。

それにしても、その32年前の時はこのキャンプ場で2泊したんですが、いずれも雨にたたられて、しめったキャンプになりました。テント撤収がつらかった思い出があります。熊の湯もその時入りましたが、夕方というより夜に入ったので、電灯もない中、ライダーたちに交じって芋洗いのように入った記憶があります。若かったなー。

熊の湯は無料の露天風呂です。今も変わらずやってました。

昼に来てみれば、きれいないいところですね。

清流を渡り、

スロープを下りると、掘立小屋のような脱衣所があります。

男女別なのでご安心を。

浴室を撮影するのは気が引けますが、こんな大胆なところならいいでしょう。

左が脱衣スペース。湯桶はあります。

いいー湯でした。地元のおっちゃんが今日はぬるいとしきりに言ってました。確かに32年前は熱かった。

ほどなく、知床峠到着。

正面に見えるのは知床連山の主峰、羅臼岳です。

日本百名山1660m。登りたい、もっともっと時間があれば。

顔を90°右に向けると・・・、海の向こう、国後が見えます。画面に映っているのは国後島全体の約1割ほどらしいです。やっぱりでかいな。

もう一度、羅臼岳。

さすがに今日は4連休初日とあって、お客さんが多い多い。

出かけたいよね、天気いいしね。

ウトロに降りてきました。

昼はやっぱりセブンイレブン。

食後に車内の窓を全開にして涼みながら軽くうたた寝。

キャンピングカーの醍醐味です。

ここまででまだ午後2時ですが、爆走疲れも出て、早々とねぐらに向かいます。

途中、有名な「天に続く道」を通りました。

下の写真左の看板を見つけ、これが天に続く道か、よくある農道だな、と思っていたら、後でよく見ると、スタートラインまで2.3キロ、と書かれているんですね。

2.3キロ先にありました、スタートラインなるところが。

右の写真です。

なるほど、直線28キロが天に溶けて入っているようには見えますね。

走行距離244キロ。よく走りました。

今宵のねぐらは道の駅「パパスランドさっつる」。

夜遅くまで温泉とレストランが営業している、(何度も言いますがこの2条件がそろう)大変ありがたい道の駅です。

3時半ころ着。

建物の反対側はやはり百名山・斜里岳の雄姿が拝めます。

黄色い花はなんだろう?

ボケっと写真アップロードなどしていたら、突然の夕立。

半円球の虹を久しぶりに見ました。

夕食はレストランにて「ざんぎ定食」880円なり。

ざんぎって唐揚げとイコール?

風呂450円なり。ほどほどいい湯でした。

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