直立のソファ背もたれに、くつろげる斜度をつけます
うちのキャンピングカーの内部レイアウトは、他ではあまり見かけないつくりをしています。
キャブコンではありますが、よく見られるような、というかほとんど定番ともいえる、進行方向に直角な対面シートではなく、進行方向に平行な対面シートになっております。(ついでに言うとベッドもすべて平行方向です。就寝人員を3名に限定し、メインベッドを2m×1mのゆったりサイズとしています。)
まあこの特異さに、ひとめぼれして買ったんですがね。
さて、この対面シートなんですが、発売当時では、これもほぼ定番だった垂直ソファなんですね。左側がこんな感じで
右側シートはベッドも兼ねているので垂直でもいいんですが、この左側シートはほとんどソファとしてしか使わないので、このままではちょっとキツい。PC操作やTV視聴などして長時間座ると、切り立った背もたれのおかげでだんだん腰が疲れてきます。
この手のキャンピングカーの宿命として、もともと車内の全面フルフラット化のために、すべてのクッションは分割され切り立った直方体になっているのです。
やっぱりこの場所はゆったりくつろげるソファ専用スペースとしたい。
しからば、DIY。背もたれ傾斜補助具、を作るぞ、と。
まずはイメージ図。
背もたれクッションと壁の間にゆるい傾斜をつけるための木製の補助器具を入れよう。もちろんいつでも撤去可能なものとします。
現場の採寸をもとに木材を調達。
ひと一人が寄りかかるくらいだから、大した強度は必要ないでしょう。作る過程で足りなければ補強、骨組みだけで強度OKなら完了すればよしと。
てなことで、桐材とヒノキ材(長いほうの3枚が全長80cm)の板を買い、斜めだけはのこぎりで自力カット。
いやーのこぎりカットがいつも雑です。
部材がそろったら、いきなり1.9mmの釘でバキバキ打ち付け。
現場に持ってきてシートと合わせたところ、右側を少し補強しなければならないようなので、さらに余った木材を加工して骨組み追加。
こんな感じになりました。
ソファ背もたれの一番上の長いパーツを取り外し、傾斜補助具をソファ背もたれに差し込んでみます。
フィット感よし。
こんな感じで、切り立った背もたれに傾斜をつけることができました。
念のため、壁に当たる部分にゴムのシートを貼って、壁の保護とクッション性を持たせました。
さらに、外した上部のクッションパーツの代わりに、娘が趣味で作っている、クロスステッチなる刺繍をひとつもらい受け、絵画のように貼り付け。(クッションパーツをはがした後に残ったマジックテープを流用)
偶然ではありますが、縦横の長さと布の質感が内装にとても合ってます。
素晴らしい作品をありがとう、娘。
うーむ快適じゃ。
テレワークオフィスとして貸し出したいくらいじゃ。
<完工:2021.05.03>
コメント
おはようございます。皆さまお変わりないですか?暖かな春の日を楽しむ間もないままに、あっという間の梅雨入り。ショボンとしちゃいますね。
いや〜それはそうとまたまた感心させられちゃいましたよ。
手先器用家族!
この前作成していたのはタケルくん固定具だったんですね。全然予想できませんでした。
そして娘さんの作ったクロスステッチが素敵すぎる!
売れるレベルじゃないですか?
超不器用な私もクロスステッチやってみたいかも、と思わせてくれました。
さあ、残るは奥さま、ここはババーンと度肝抜く物仕上げちゃいましょうぜー(笑)
これでキャンピングカーライフが更に充実する事間違いなしですね。
めいこ様
コメントありがとうございます。
私の作品についてはお恥ずかしい限りのシロモノで。
ほめられるとしたら質実剛健というところのみでしょう。
電動工具のひとつもなく、のこぎりと釘で中学一年生級の仕事でした。
作業スペースと工具が欲しー。
いまだにプラモデルも好きですが、DIYと違うのはまず自ら設計をすること。
この、妄想ともいえる時間が楽しみの7割ですね。
めいこ様がほめていたと、娘に言っておきます。
またコメントください。