鎌倉、湘南、横浜を中心に散策します
2024年3月10日(日)
この時期らしい寒さというのでしょうか。13℃、超快晴の空の下、少しばかりウオーキングを。
そういえば必ずこの時期に北鎌倉の寺院の梅を見に行くのが春の年中行事でした。忘れてた。
いわゆる鎌倉街道は鎌倉の核心部に入ると道幅を広げるが歴史的に難しいのでしょう。歩くのも危なっかしい。最近は裏道をのんびり歩いてアプローチしています。
北鎌倉駅。
鎌倉街道とはホームを挟んで逆側の裏道です。近隣住民以外は使うことのない道です。下り線ホームにだけ入ることができます。(簡易改札所)
改札のずっと手前を左に折れると、
八雲神社につながる石段があり、ひーこら登ります。
神社ですから円覚寺とは関係ありません。
ひーこら登った甲斐あって、見晴らし良く、谷あいの北鎌倉の狭い平地の向こうには富士山も見えます。
円覚寺につながる尾根道を歩いていきます。
表題のサイドアタックとは、ラグビーでスクラムからボールを出した後、広い場所を使ってバックスにボールを展開するオープン攻撃に対し、スクラムハーフやナンバーエイトがボールを持ったまま逆側のの狭い地域を突破する攻撃のことです。
鎌倉街道または北鎌倉駅から正面階段を登り惣門から入るのがオープン攻撃だとすると、このルートはまさしくサイドアタックだ。
「雲頂庵」とありますね。
円覚寺は鎌倉の中では建長寺と並ぶ巨大寺院で、山門、仏殿など主要建物の他にいくつもの庵が点在しています。この北の庵たちを訪れる人は私くらいのものでしょう。(かといって覗くだけで中には入れません)
夏みかんか、うまそうだ。ジャムにしたい。
こちらは「白雲庵」。よっぽど雲が好きなんだ。
「富陽庵」。よくわからんが、いつもの円覚寺メイン境内に近づいている。
中腹にある北鎌倉幼稚園。寺の境内なのか?どうやって園児は通っているのだ?
坂を下ると円覚寺のどてっ腹に合流します。
城のような石垣だ。禅宗の名刹だから城みたいなもんだわな。
ここからは観光客がよく歩くルート。
国宝の舎利殿。
方丈につながる唐門。
おっと梅を探しに来たんだった。俳句でいうところの探梅(たんばい)。
2月下旬から3月中旬が見ごろとされてはいますが・・・暖冬だったからか、
実に寂しい限り。
10日前なら赤白がさぞかし鮮やかに咲き誇っていたのだろう、残念でした。
サイドアタックの利点、拝観料500円が要らないこと。中腹から入ったって不法侵入しているわけじゃありませんからね。
さて梅の名所と言えば何といっても東慶寺です。縁切り寺、駆け込み寺です。
100mも離れていません。
階段を上がると境内、階段手前を左に折れると名喫茶・吉野です。
数年前から東慶寺は拝観料300円が無料となりました。住職が変わったからでしょうか。そして2年くらい前から境内撮影全面禁止、となりました。
今どきはすぐさまインスタだ、映えだと。あなたたち何のために寺に来ているのですか、心静かに祈る場所ではないのですか、というのがその趣旨のようです。
なんだかなあー賛同できませんなあー。
梅林が素晴らしいのです。紅梅白梅、もっと濃い緋梅、その前に蝋梅。桜は多くないですがやがて花菖蒲畠が鮮烈な色を放ちます。美しいものを目に焼き付けるだけでなく写真に収めたいのは万人が思うことではないですか?せっかく丹精こめた庭園を訪れた人以外に紹介したい。
拝観料払いますから昔の寺に戻してください。
時機は逸しましたが最終盤の枝垂れ梅はまずまずいい絵でした。
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