キャンピングカーによる全県走破へ
30日目 2023年4月27日(木)
秋吉台。日本三大カルストのひとつ。その下にはこれまた超有名な秋芳洞なる鍾乳洞があります。
鍾乳洞にはいささか食傷気味で、まあパスしてもいいかな、と考えていました。
行ってみたら想像どおりに閑散と。もはや前時代の観光地なのか。市営駐車場(500円)に車を停めて歩きだしたら、「勝手に停めてね、お代は豚の貯金箱に入れてね」駐車場が200円で。些細なことですがむかつく。
みやげ屋ストリートのどん突きにありました。
JAF割で1,200円。
何せ天気がいい。こんな林を歩くだけでもいいか。
洞窟入り口。川が滝となってます。いい絵になりました。
スルーしないでよかった。
この鍾乳洞は私が見た中では全国一ではなかろうか。
ものすごく広い。そして天井が高い。
よくあるように、狭い洞窟にむりやり金属の階段をつけて体裁を整え、ライトアップで勝負しているところと比べるとスケールの大きさが際立つ。
百枚皿。段々畑のよう。中国にも露天でこういうところがありますね。
これは高いですねー、黄金柱。
おどろおどろしい、ゴジラのような、巌窟王。
実際に見ないとよくわからないとは思いますがギャラリーにしました。
行って帰って往復2㎞。
老舗だけあって、通路が広くて歩きやすい。アップダウンは極力抑えられていて足の悪いお年寄りも何とかいけると思います。
名だたる観光地は、人気が落ちていてもスルーしてはいけませんな。
地上に上げればそこはカルスト台地。
カルスト展望台なるところに登ってみましたが・・・、今一つ遠い。
カルストラインという県道を流してみます。
のどかです。
できればところどころに停車場所を設けてもらうといいと思います。
秋吉台で昼飯を食おうと考えていた食堂が臨時休業で振られ、やむなく萩市に向けて北上することに。
田舎って、食堂がないゾーンに入ると徹底してないものです。
萩市の道の駅「萩往還」にやっとたどり着いたのでした。
ドライバーの皆さんが腹をすかして飛び込んだ道の駅、どうしても食堂は混雑してしまいます。
お待ち4組目でやっと入場できました。
ここは、というかここら辺は、「瓦そば」なる名物があります。1,280円。
腹が減っているので追加のおにぎり2ケ。
瓦が焼かれている上にそば、その上に牛肉と錦糸卵、のりとレモンともみじおろし。
そのうちにそばの下の方が焼けてカリカリになってしまい、硬焼きそばのようになります。暖かいつけ汁で柔らかくなったところを食べる。
おいしゅうございました。
萩市といえば幕末志士の町。
吉田松陰の遺構がある、「松陰神社」に行ってみました。
大木の黄緑がまぶしい。
境内でまず目につくのが「松下村塾」。
こんな粗末な建屋で数多くの政治家を輩出した。吉田松陰がいなかったら明治維新はどうなっていたことだろう。
こちらは一時軟禁状態にあった父の家。
吉田松陰の役は誰がふさわしいか、私は篠田三郎。そうです、1977年の大河ドラマ「花神」で演じました。(原作は司馬遼太郎)
革命とは、まず思想家があらわれ(吉田松陰=篠田三郎)、兵士が実行し、技術者が成就させるというコンセプトだったと思う。技術者である大村益次郎(=中村梅之助)が主役でした。当時高校生。日本史熱が高かったころで、食い入るように見てました。
神社です。
繰り返しますが、黄緑がまぶしい。
境内には「吉田松陰歴史館」があります。500円。客は私一人。
30年の短い人生を人形を使って表しています。
勉強になりますよ。
さて、萩周辺には道の駅がたくさんあって迷います。
いつも参考にさせていただいている車旅&車中泊のブロガーさんの記事がありまして、
絶対のおすすめは道の駅「阿武町」だといいます。萩市中心部から10㎞あまり。
なるほど、海辺にできた新しい駅。キャンプ場が併設されている。これは気持ちいいキャンプができますよ。そしてオシャレなcafeをはじめとした充実した飲食店グループ。温泉もあります。高レベルな道の駅です。
よし今日はここをねぐらにしよう、と夕飯を買い込みました。
ところが、車中に戻って確認すると・・・、電波が弱い。私としてはまずwifi電波とできればTV電波があってほしい。しかしここは両方だめ。
道の駅を選ぶ優先基準は人それぞれです。ブロガーさんは電波の優先度が低かったのね。
これはちょっと一夜を過ごすには不向きと判断。温泉に入って萩市内に戻り、
道の駅「萩しーまーと」に落ち着いたのでした。
港に面しています。電波OK。
手作り感ありありの筍ご飯とセブンイレブン製キーマカレー。合う。
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