秘境小笠原・母島でどうする 13.さらば母島そして小笠原、名物お見送り2回に感動

ロングステイ
11月19日から小笠原諸島・母島にステイしています
13日目 2023年11月30日(木)

帰ります。

こちらの単位でいう「2航海」滞在でした。

小笠原諸島には1週間に一度の船で渡り、次の東京便で帰ると1航海、次の次の便で帰ると2航海。母島は父島より観光名所も少なく、母島2航海は相当珍しいお客様のようです。

1週間に一度といっても、きっちり7日間隔ではなく、ときに8日間隔になったりします。今回はその8日間隔パターン、私たちのように11月26日(日)に用事がある人は、たった1日とはいえ11月18日(金)東京竹芝出港を逃すと、次が11月26日(日)出港となり、到着が27日(月)となって間に合わないのです。

また、早く帰ろうにも戻り便は最短が今日30日(木)発で東京竹芝12月1日(金)着となり、都合14日間が必要となるわけです。

LeCiel(ルシエル)さん、

夕食11食、朝食11食。必ず異なった献立を考えていただき、大変ありがたく、お世話になりました。

10時チェックアウト。

まずは、ははじま丸で母島から父島へ、12時ー14時の2時間の航海。1時間後に父島から東京へ15時ー翌日15時の24時間の航海と続きます。

今日は昨日よりさらに良い天気。

最後まで母島の昼飯問題。今日は88cafeで500円のおにぎり弁当を予約してありました。ははじま丸のチケットは当日販売のみ。港で購入してから弁当を受け取りに行きます。

乗る人は結構多い。どこにいらっしゃったんですか?70人くらいか?

何度か書きましたが島民人口は450人。

12時前、お見送り。宿の人やなぜか?おまわりさんなど。のぼりを振るうのはルシエルの若手代表。

そして離岸、さよーならー。

何回も通った堤防。

おもちゃみたいなタックルで臨んで1回だけアタリがあったからまあいいか。アオリイカに間違いないし。

ボニンブルーの海。

写真では十分表せない深い青、というより紺。是非実際に見ていただきたい。

乳房山のピークはどれか、一番高いところです。これだけ遠く離れてみるとよくわかる。

南北に細長い島の、ここが北端。

母島の引力圏を脱してから、キャビンに戻っておにぎりランチ。んーちょっと量が少ないな88さん。

すでに爆睡の人も少なくない。私も食後にウトウト。14時15分前くらいになると、今度は父島の引力圏に入ります。

2週間ぶりに見ると、2島の形状の違いがよくわかる。やはり父島は高い山がなく、山肌が低木で覆われていてジャングル感がない。だから平地が多くて人がより多く住むのだろう。

ほどなく着岸体制。

大して町が栄えているとは思えないけど、ほぼ同じ面積に人口が5倍。路線バスも走っているという。信号もあるんだろうな。行ってみたかったけど、ははじま丸の運行時刻が父島から母島に向けた人にのみ都合がいいようにできており、断念しました。

おがさわら丸。

ははじま丸より桁違いの総トン数。これに乗り換えます。父島から乗る人がおそらく300人ほど。

15時離岸。

当然、お見送りの人も多し。ここからが父島名物。

港を出るのを見計らったかのように、各種プレジャーボート(ダイビングや釣り、観光船など)がおがさわら丸を追うようにスピードを上げて近づいてきます。

7隻が確認できました。ありったけの大声で別れを惜しむ叫びとともに手を振りながら。そしてそれぞれある地点でストップして、クルーが海に飛び込みます。

話には聞いていました・・・これは胸が熱くなります。

最後、トリは何と海上保安庁。エッジのきいた鋭いカーブを何度も描いて帰っていきました(さすがに飛び込みはナシ)

さあ、ここからは電波が途絶える24時間です。TVもネットもない。

行きの便と比べると穏やかな海で揺れがあまりない。後部のラウンジに陣取って珈琲タイム。徹底して本を読む。

すぐに日が暮れ、数少ない楽しみの夕食。2週間前は大しけで弁当しかなかったけど、今日はしっかりレストランです。シャワーを浴びてから、

ステーキ定食1,800円なり。

申し訳ないけどルシエルの夕食の方が断然うまい。

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