秘境小笠原・母島でどうする 6.小富士・南崎へ、濃密なるブルー&グリーンの世界

ロングステイ
11月19日から小笠原諸島・母島にステイしています
6日目 2023年11月23日(木)

母島4日目にして初めて晴れた。

まずは南から攻めよう。

徒歩以外の移動手段として人気なのがレンタルバイク(原付)。

バイクを借りる方法をまとめておく。

・レンタルショップは3店。

  もちろん徒歩圏内。①ダイブリゾート母島 ②民宿しまてらす ③アンナビーチ母島 

  料金は

  ①4時間3,000円、24時間6,000円 ガソリン補充不要

  ②4時間4,000円、24時間6,000円 ガソリン補充不要

  ③8時間2,500円、24時間3000円(1月より値上げ予定) ガソリン満タン返し 

  ちなみにガソリンは日本一高いといわれ250円/ℓです。

昨日お世話になった88cafeの横に①ダイブリゾート母島、のレンタルショップがあります。

誰もいない、なすすべなし。

宿の近くに戻って②しまてらす、も誰もいない。電話番号が表示されていたので呼ぶこと5分で店主到着。借りることができました。4時間コース4,000円。

原付は久しぶりだー。学生時代まではヘルメットが不要の時代でした、と言うとそれは40年前だ、と笑われました。

ちょっと慣らしてから南へ。

道は一本で間違いようがない。

走り出してすぐに静かな入江のビーチ、「石次郎海岸」。階段を降りていきます。

思ったより狭いが味のある海岸だ。泳げる時期はいいだろうね。

結局最後は登るんだな。

原付ってこんなに気持ちのいい乗り物だったんだ。車の往来もそれほどなく、適度にアップダウンとカーブが連続して楽しいーーーーーーーい。時速30㎞・ヒャッホ―と叫びながらTシャツで・・・・。そして当たり前だが徒歩より楽だ。

15分もすると舗装道路の終点、有名な「都道最南端」の立て札があります。ここにバイクを停めて、

ここからがトレッキングコースです。

(Google mapの「徒歩」は使いづらいね。決して泳いではいませんよ)

母島にしかいない鳥、「メグロ」。目の周りが白ならメジロ、これは黒いからメグロ。手のひらサイズで緑色、かわいいーーーーー。上の写真中央に何とかとらえたと思っているが、わかりますか?

比較的アップダウンのないコース。

植物を見る限り、ジャングルそのものだ。

葉が隙間なく覆っていて太陽光もなかなか届きづらい。また当然風が吹き渡ることもなく、ムシムシしている。

しばらく行くとむき出しの土がすり鉢状になったところ、

東屋のある休憩所を過ぎると少し道が険しくなります。

「小富士」方面を進むと、最後の鉄ハシゴを越えて山頂。

標高はわずか86mながら、島最南端に突き出た山で母島のシンボルの一つです。

大変見晴らしのいいところ。南方に無人島が点々とあるのがわかります。

振り返ると来し方が一望。遠く見えるは冲港ですな。最高峰「乳房山」は頭が隠れています。

固有種「オガサワラトカゲ」はちょろちょろよく出くわします。

西方に見下ろせるのが南崎の海岸。

シュノーケリングにぴったりですな。

帰り道、その南崎の海岸に寄り道します。意外に早く浜レベルに到達。

誰もいない浜。そういえばトレッキングの間にすれ違った人はお役所系の人4人、観光客はゼロでした。

さっき登った小富士が見えます。

南を上にした地図だとこんな位置関係。

丁字路分岐点に戻り、都道終点まで帰ります。

まあ雨上がりだからか、土がぐちゃぐちゃと湿って滑ること滑ること・・・。いや雨じゃなくてもいつも湿った地面だろうか。

下り斜面が泥地面だと危ないね。滑ったら両手で見えないところを掴んだりして大変リスキーだ。

行きに45分、帰りは寄り道して1時間、計2時間ほどのトレッキングでした。

途中、御幸之浜展望台は接道修復中で行けず、下は旧ヘリポート。

時刻は12時半。返却まで1時間ある。朝は閉まっていた3商店がどこか開いているだろう、そこで軽い食べ物を買おう。母島観光客が悩まされる昼飯問題である。

あれ、3商店はシャッターを下ろしたまま。祝日の昼に全部だめなの??

そうか、父島から東京へ帰るおがさわら丸が昨日出た。その前の接続するははじま丸も当然出た。明らかに島外人が少ないこの日(出航日翌日)を休みにするのだ。土曜も日曜も関係ない、船の入出港が生活のリズムになっているのだ。

おまけに今日11月23日は月ヶ岡神社例大祭といって、港の神社で神事や神輿かつぎ、夜祭など、大事なイベントが行われる日なのでした。

しまてらすオーナーにバイクを借りる前に、今日昼にメシを提供してくれるところ知ってますか?との問いに、「大漁寿司」ならいつでも営業している、との情報を得ていました。そこも閉まったばかりで×。あきらめてバイクは返却しました。

宿に帰ってまずはシャワー。そして備蓄していたすべての食糧がこれ。意外に悪い組み合わせじゃないな。アーモンドチョコは少し残し、あとは完食。明日からも昼飯問題は続く。

通りは子供神輿に続いて大人神輿も運行され、盛り上がっているようです。

ボトムス、Tシャツなど、くたくたに汗をかいたので溜まっている下着と一緒に洗濯だ。

宿の2階に洗濯乾燥スペースがあります。無料。洗剤も使い放題で助かります。

16時過ぎ、乾燥中に祭りの様子がどうなっているかを見に外出。

途中、ん、この鳥は?いい色していてかわいい。

港入り口の小高い丘に月ヶ岡神社があります。特別にぼんぼりが飾られてます。

もう階段は登りたくないんですけど・・・。

階段の上は平地になっており、奥に洞、手前の広場に大きな宴会場と演台を作っている最中でした。屋台も相当大きい。島民450人全てが来るんじゃない?18時開演とのこと。「直会(なおらい)」をするんだとおっしゃってました。打ち上げですな。

宿に帰って洗濯物取り込み。コインランドリーと違って家庭用の乾燥機って時間がかかるものだと知りました。

宿のスタッフも何やらそわそわと。夜祭りはもう始まっている。演芸に出るんだと。ウクレレを舞台で弾くらしい。

我々宿泊客も時短営業に協力しました。

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