11月19日から小笠原諸島・母島にステイしています
7日目 2023年11月24日(金)
祭りの後の従業員はややお疲れ気味。
今日は自然の中でランチする予定なので昼飯問題をいの一番に片づける。前田商店→休み、農協商店→休み、ときて最後の砦の漁協さんが開いていたーーー。でも弁当やおにぎりの販売はなし、ふー、今日はパンと牛乳が入手できたから御の字としよう。その他備蓄用のカップ焼きそばやカップカレーヌードルなど購入。
昨日まとめた「母島レンタルバイク事情」に従って、今日は最安値の「アンナビーチ母島」さんで借りることにしました。
8時間2,500円+ガソリン満タン。
島ではロックしないのが普通だそうですが、オーナーから「カギはかけないでください」といわれました。徹底してます。
今日は一路北の端を目指します。
今日も遊園地ゴーカート独り占め状態。ヒャッホ―。
アップダウンを繰り返しながら、北港(きたこう)を目指します。道はところどころ細くなっていて2輪は適しています。
石門入り口。いくつかある「ガイド付き添い必須ゾーン」。奥が深そう。
出発してから時速30㎞以内でゆっくり30分かけて到着。ざっと10㎞の距離です。
誰もいない。
戦争前までは600人ほどが暮らす漁港だったという。戦況が厳しくなり集団疎開し、戦争が終わっても人は戻らず、廃村になったという。
この朽ちた桟橋から、今はシュノーケリングやダイビングにエントリーする人も多いらしい。
海に入れるのはウエットスーツなしだと先月10月までかな。
今日はこんなバイク。少し年季入ってます。
いろんな生物がいますが、下はグリーンアノールというトカゲ。
オガサワラトカゲに比べて大きく、緑色が目立ちます。外来種で生態系を壊す種として嫌われています。掃討作戦もあるようです。気の毒な気もします、無責任ながら。
固有種を根絶やしにしたくないという気持ちもわかりますが、大きな時間軸で自然に任せるという選択肢もあるのではないかと・・・難しいですね。
100mばかり戻って、往時の小学校跡へ。
旧「北村小学校」校門の跡らしきところから足を踏み入れると、
ただただジャングルなのでした。
人工物はとうきび圧搾に使われた石を転用した校門のみ。
さらに戻ると、東港。
(実は後で知りましたが、現在立入禁止区域となってました、柵もなく入れたので・・・すみませーーん)
例によって(当然のことか)人おらず。
家からアオリイカ用のコンパクト釣り竿(新規購入)、エギ(餌木)などのタックルを持参しておりまして・・。
カラフルなやつがエギ(大きさは3号)。
せっかくなので竿を延ばし、キャスティングしてみました。
いい色してるわ。
堤防突端の潮流れのいいところでキャスト数十回、全く反応みられず、というか沖釣り派の私も久しぶりの堤防釣りでよくわかりませんでした。撤収。
(繰り返しますが、知らぬこととはいえ、ここ東港は立ち入り禁止ゾーンですから、すみません)
再度、北港に戻ってランチ。少なくとも午前中に訪れたのは私一人だろうな。
波打ち際にこんな素敵な東屋があり、テーブル、いすもきれいにしてあります。すばらしい。
ところで漁港売店で買った昼飯のパン、なんか重たくぶっとい、チョコ入り菓子パンでしょうか。半分食べたところでよく見たら賞味期限11月19日とあります。まあ5日くらいオーバーしたところで売り物にはなるんですな。
ipodでサザンを聞く。この景色に桑田のしゃがれ声はなんともよくマッチしてまして・・・。
独り占め。
12時半、引き返します。途中、戦跡に寄りながら。
探照灯基地跡。
穴倉に機械らしきものが、よくわからん。
そしてこれは砲台跡。
まずまず整備された遊歩道を歩くこと5分、最初の砲台。
続いてもう一つ。いずれも東の海上をにらんでいたようです。
しかし、鉄って80年放置されても原型をとどめているものなんですね。
しかしジャングルの中は蒸し暑かった。
汗を乾かしつつ、帰りもヒャッホ―と原付をころがしていきます。
夕日が見えるところ、を島としてはウリにしているようで、そのひとつが「新夕日ヶ丘」。
確かにいい場所かもしれない。しかしまだ14時にもなっていないので、ここで時間はつぶせないです。
宿に戻り、休憩。
15時半から活動再開し、まずはガソリンを入れに島唯一のガソリンスタンド「佐藤燃料店」さんへ。17時で閉まってしまうとのこと。屋根もなく計量器が2基のシンプルな店でした。
本日の走行距離は約25㎞。満タンにして0.6ℓで176円でした。原付の燃費って優れものだ。これならこれからのレンタルバイクはアンナビーチ母島で決まりかな。それにしても高いと聞いていたガソリン単価、確かに293円/ℓとは驚き。
バイクを返した後、その足で港へ。
脇浜なぎさビーチから延びる、湾曲した低い堤防。反対側に釣り人ひとり。ここで竿を出そうとしましたが、あまりに低い堤防なので漁船の入港時に波で靴が濡れてしまう。隣のもう少し高い堤防に移ろう、
と引き返す際、無数の鳥が先導して私の道崎案内をしてくれました。けなげでかわいい。人懐こいなー。
で、結局、灯台に繋がる高い堤防から本日2度目のキャスティング。
先人が一人いて、灯台の根元辺りからメタルジグ(金属の重めのルアー)をビュンビュン投げる人でした。
4時15分頃から約30分、もはや辺りは暗くなり、まあこんなおもちゃみたいなタックルで釣れるわけはないわな、と最後の1投を巻き上げ、あと3mのところでググっと重みが。
まちがいなく生物反応、そしてエギに掛かる生物は間違いなくイカ。
しかし巻き上げ0.1秒後(つまり掛かったと同時)にライン切れ。悔し――――。
おそらくはPE ライン(道糸)とリーダー(ナイロン糸)の直結、いわゆる「電車結び」の強度が足りなかったものと思われます。めったにやらない糸同士の直結がアマチュアだったんでしょう。
ともあれ、暗いので撤収。これはリベンジするしかない。
メインは刺身用のメカジキをレアステーキにしたもの。
コメント