日本の果て離島ホッピングのち沖縄本島 5. じらされて波照間、今日は晴れる、そして最南端

ロングステイ
2月6日より沖縄にステイしています
5日目 2025年2月10日(月)

金曜日も土曜日も日曜日もシケで欠航となった波照間便。昨日午後の天気回復を受けて今日こそ船出だと、意気込んで前日予約まで入れておいたのでした。

かなりいい天気じゃないですか。

石垣港離島ターミナル10番より「ぱえじま2」に乗り込む。

乗船率は50%ほどか。オイラみたいに3日待った人もいるのか。

8時ちょうどに出発して100分、波照間港到着は10時20分。「ぱいじま2」は高速船ではあるが大型なので少し時間がかかる。小型なら70分ほどらしい。

さて、港到着後、皆々様はレンタサイクル、レンタバイク、レンタカー、宿などのお迎え車に吸い取られていきます。私は高速船以外の貨客船での帰りを考えていましたので一人残ります。選択肢は2つ、高速船だと16時20分発の石垣行き、貨客船だと13時30分の石垣行き。何しろ寒さに震えた黒島のことを考えると長時間島にとどまるのは危険かなと思いまして。

貨客船の係員に本日の予定を聞くと、13時30分を待たずに荷物積み込み次第の出船になるという。さすがにそれでは忙しすぎるか、高速船にしよう。

もはや周りに誰もいないので集落まで歩いてみます。

歩いていても誰にも会わない。舗装道路と垂直に交わるのは農道、砂利道が真っすぐ続いています。波照間島に山はありませんが、中心部に向かって緩やかに上り坂となっています。

15分ほど歩いたでしょうか、集落に入ります。歩きはキツイ。レンタルやさんの「ハウス美波」さんにたどり着きました。

で、ここで電動チャリをレンタル(半日1,500円)し、あらためて島内巡りをスタートさせたのでした。

気温も上昇中。ヒャッホ―。

まずは港方面に戻ってすぐの「ニシ浜」。

「ハテルマブルー」と呼ばれる、えげつないほどのコバルトブルー。向かいは西表島。

1㎞くらいは続いているのでしょうか、このクソ青い海とクソ白い浜。

夏は大変なことになるのでしょうか。そうでもないか。

ニシ浜が尽きたあたりにある「浜シタン群落」。シタンとは?よくわかりません。

2mを越える高さのサトウキビ畑。島全体で栽培されています。製糖工場もあります。

離島で生きる人が何で生計を立てているか、気になります。黒島は黒牛の飼育→石垣牛として出荷、波照間島はサトウキビ農業→黒糖に加工して出荷。与那国島は馬がいるけど????

島一周道路というものがよく整備されていて回りやすい。さてここらでメシを腹に入れないと・・・いったん集落に戻ってガイドブックにある飲食店を目指します。しかし行けども行けども「本日臨時休業」。離島あるある?組合のストライキか。ここ3日は新規来島者がいなかったので今日は稼ぎ時ではないのか?

ぐるぐる回って、しょうがないので港へ。

食べ物らしい食べ物がありました。もちろん、そば。

狭いキッチンでお兄ちゃんが一人で作ってました。800円。肉がてんこもりでなかなかいけますよ。

目の前には問題の貨客船が着岸していました。

さて再び電動チャリにまたがります。中心部に向かう上り坂、意外にキツイ。最初は電動でヒャッホ―、でしたが。

こちら、「コート盛」。この地域でよく見る見張りの塔。

集落を横切って南岸へ。

海沿いにヤギが集団で飼われていました。乳?食ってしまうのか?(ヤギ汁は沖縄名物)

東からの向かい風に対抗すること15分くらい。日本最南端の場所です。

昨日の与那国島・最西端よりもなんだかやっぱり南っぽい。

日本最南端の碑。私的に作られたらしいモニュメント。どおりで手作り感。

齢65にして、これでめでたく日本の四端達成です。(ちなみに北端は北海道宗谷岬、東端は北海道納沙布岬ね)

最南端の地には高那崎という断崖絶壁が広がる名所があります。まあ断崖も見飽きてますのであっさりパス。

ちなみにハウス美波のレンタル電チャリがこちら。またしても年季の入ったママチャリです。

さてさらに東へ進むと飛行場が見えてきます。

いったん閉鎖されていた飛行場ですが最近、石垣ー波照間航路を再開したとのこと。よく船が欠航するので選択肢としてはありがたいのかな。ボンバルディアよりずっと小さい飛行機だそうです。機体検査のため運休となってました。

曇り・雨なしとは聞いていたけど、こんなに晴れるとは・・聞いてないよ。うれしみ。

一旦晴れると途端に景色が輝きだす。

そして急激に暑くなる。セーターなんぞ着てる場合じゃない。ウインドブレーカーなんぞ羽織っている場合じゃない。

私の行動パターン的にはここらでお茶、となるのですが、

なにしろ全飲食店が結託して??臨時休業。

「みんぴか」さん、いい雰囲気の喫茶店なんだろうけどなあ。

日差しがきついので日陰でぼーっとしよう。

もう一度戻って「ニシ浜」。

さらにえげつない青になっていた。「ハテルマブルー」よ永遠に。

日陰の東屋。

ちょうど写真の額縁みたいになっていて、大きな壁画のように見えます。

左端には50歳過ぎのおっちゃんがずーっと座って海を見つめている(アイコンの写真には写ってます。おっちゃんがトイレに席を外したので額縁の絵が撮れました)。しかしこのおっちゃん、レンタルものも借りずにひとり徒歩でこの地に向かったのを見ていました。最初のニシ浜で見かけてから4時間もぼーっとしていたのか。どれだけ都会で疲れて逃げてきたのか・・・想像は膨らみます。

港の堤防からの写真。港の内側でもえげつない青。

さて時間です。15時50分に電チャリを返却して港に送ってもらいます。もはや列ができています。

船の中は全員爆睡。気候が落ち着いて揺れもなく寝るのにちょうど良い。

17時50分到着。石垣港離島ターミナル、毎日のようにお世話になりましたね。

そのまま歩いて夕食へ。

最初の日に見て気になっていた店がありました。

ニンニク料理専門店「ガーリックアイランドBUSSE」さん。その時は混みあっていたのが見えていたので、今日はちょうど18時開店と同時にいいタイミングで入ることができました。

疲れた体にはニンニクです。お通しももちろんニンニク味。

ガーリックシュリンプ&トースト。意外にあっさり味。

豚ロースガーリックステーキ、ガーリックバター醤油味。

これは名品ですね。

〆にガーリックライス。

料理のすべてに必ずニンニクが入っています。

マズいわけがありません。

おいしゅうございました。

あー、今日は電動とはいえサイクリングでペダルをこぎまくった上に、歩きでも1万歩を越えている。動きすぎだーーー。

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