2025年5月9日(金)
18時から雨が降り出すというのは絶望的な天気予報。のんびりと席でシウマイ弁当を広げるのは無謀というもの。
したがって前々回覚えた牛丼ディナー。

「うまい、はやい、やすい」が売り物なのに、これからナイター鑑賞のご同輩なのか店内ぎっしり、テイクアウトもぎっしり、で着丼まで15分を要しました。ちと考えもんだな。

雨粒が落ちる前に18時を迎えられたのだから良しとしますか。
今日はこんなとこ。

おなじみタダ券ですが、何を血迷ったか三塁側をとってしまった。鯉党で真っ赤に埋め尽くされる中にベイスターズブルーを着込んで座るのは恐ろしい。したがって、小心な私はどの党とも判らぬ普段着で涼し気に着席したのでした。
しかしここはウイング席。内野席に比べると赤よりも青が多くてホッとしました。だいたい真っ赤に染まるのはレフト外野席ですから。

高所からの眺め、好きです。階段の上り下りがいい運動にもなります。

今日の先発は炎の男、バウワー。

着席と同時にベイスターズエール姉さんをつかまえました。

雨予報なので客の出足悪し。
いつも思いますが、これだけ外野に相手ファン席を確保している球場ってあるのでしょうか?今日はそれでも少し外野の赤の割合を抑えているようです。日によって変えているようですが、多いとレフトポールからバックネットまで鯉党に開放する日があります。

逆に甲子園やマツダなんかの我が軍応援席は小っちゃいもんなあ。ハマスタ太っ腹。

予想よりはよく耐えた空と言えますが、

ポツポツとひたひたと雨はやってきます。すかさずビニールポンチョで万全の構え。

前席斜め前のボリュウムのある御仁、陽気なベイファン。漏れ伝わる会話によるとニューヨーク、ブロンクスの方。勝手に「バウワーの弟」と名付けました。
さて試合は3回裏に松尾しおんのHRで先制。バウワーが3回表までパーフェクトに抑えていたが、これでまた勝てると早合点したのか、続く4回表に突如打たれ3失点。
あちゃー、こらいかん。
103万円の壁というのがあるが、今の我が軍は3点の壁。3点以上取るのが難しい貧打球団に甘んじているのよ。
それでも何とか7回裏に渡会のツーベース、サノスにタイムリーが出て2-3の1点差に。

そんな中でも黙々と己のピッチングをする炎の男・バウワー。名前がいいね。
選手にもファンにも精神的な支柱になっているガッツあふれる男です。

警報級の雨になる、と脅かされていましたが、ポツポツがさめざめになって止んだり、
ともかく観戦は難なくできる状況でよかった。

広島は9回裏、先発・森下に替えて栗林をマウンドに。必殺逃げ切り体制。

しかし渡会、会心のツーベース。(2打席連続してツーベースヒットが二塁タッチアウトだとチャレンジされリプレイ検証。これは珍記録では?)ライト前ヒットなら単打でも、ライト「横」ヒットだと快足を飛ばして2塁打にしてしまう渡会、最近仕事っぷりがいい。
で、もう一人の燃える男、オースチンが執念のレフト前ヒットで土壇場同点に追いついた。栗林も昔の栄光どこへやら、ってか。
延長戦へ。

まだ続くぞーとばかり、トイレに長蛇の列ができました。
10回裏、松尾しおんのツーベースのあと、林のサヨナラ打が飛び出す。

バウワー弟もご覧の大喜び。周囲全員とのハイタッチ―。観戦の醍醐味です。

林のサヨナラ打には前兆があって、10回表の3アウト目は三塁ファウルフライを林が追いかけてベンチになだれ込みながらキャッチしていた。席からは見えなかったが球場のどよめきで分かりました。

やっぱり勝った後のヒーローインタビューがいいね。

ヒーローは林と松尾しおんの二人。
林はおばあちゃんが最後の観戦だとか、おじいちゃんが先日亡くなっただとか、お涙頂戴昭和ドラマのように自分も泣いておりました。

この1勝は大きい。
活躍できなかった牧さん、明日からはきっちり頑張って。
コメント