鎌倉、湘南、横浜を中心に散策します
2022年8月25日(木)
cafe巡りのマンネリを打破すべく、新規開拓をします。
検索上に浮かんだのは鎌倉のレトロ喫茶「珈琲井川」さん。
鎌倉駅東口から若宮大路を横断して本覚寺方向へ、突き当りを左に曲がるとすぐ。フレンチの名店「ポアジェ」さんの斜め向かいにあります。ちょっと外から中が伺えないのでいままでスルーしてきました。
ドアを開くと、
ほの暗い店内は期待通りの落ち着き、来訪者年齢の高さをうかがわせます。
日の当たらない木造建築が長年貯めこんだ匂い。まさに昭和レトロ喫茶です。お母さんと娘、でしょうか。女子2人で切り盛りされてます。
ブレンドコーヒーの「少々苦み」ってやつとプリンを注文。
値段がいいです。410円+210円=620円
きょう日、コーヒー一杯も700円とかする所がざらになってきました。おそらくこの店も少し前まで400+200だったのでしょうね、いやはや困ったもので。
落ち着けます。暗さに慣れると本もじっくり読めます。
味はいたって普通、ごちそうさまでした。
さて、ここまで来たら先日果たせなかった「妙本寺」境内へ行ってみよう。
先日は蜂刺され騒動で行けなかったからね。
そうそう、ここから急激に山が出現するんです。
瞬時に別世界が現れるところがまず魅力です。
赤茶色の二天門をくぐると、どっしりとした瓦屋根の祖師堂。
なんか右側は修復工事中のようですね。
で、向かって右の山際に比企能員の墓があります。
よくよく近づくと
石碑には「比企能員公一族之墓」と読めます。
そしてその近くには比企夫妻が乳母となり3代鎌倉将軍に据えようとした一幡(いちまん)の袖塚があります。
青いペットボトルのお供えがあるところが袖塚といわれています。比企の館が北条に急襲され、落命したとされている一幡。その小袖(着物)の一部が後に見つかり、塚を立てて供養したといわれています。
源頼家御嫡男一幡君御廟、と読むのでしょうか。
源頼家が一時の病を得なければ、おそらく北条執権時代はなく比企の天下だったのだろうか?そうしたら鎌倉を見限って武蔵の国、埼玉県のどこかに幕府が栄えたかもしれない。歴史は偶然の積み重ねですな。
それにしても2代将軍源頼家の長男にして、北条時政のひ孫、北条政子の孫を、北条家が殺すなんて・・・。
年に何度も訪れる妙本寺、ますます親しみがわいてきました。
ちなみにこの寺の本堂は
こちらですよ。
コメント