プレバト俳句に挑戦! 毎回放送終了後に自分も一句詠みます。夏井先生になったつもりで自己評価もします。
兼題は「携帯扇風機」
~プレバト 2021.07.08
夕凪や 雲半分の 二尺玉
- 自己評価は ★★★才能あり 70点
- 携帯扇風機を持ったお嬢さんたちが、またはカップルが、花火見物に来ています。始まる時刻はまだ夕凪どき、薄暮です。空気はまだ熱く重く流れず、浴衣に携帯扇風機で風を当てています。適度な風があれば、花火につきものの煙も流れてクリアに大輪を見られるのに。句中の「雲」とは花火の煙。風がなければ花火も半分煙に隠れています。ドキドキわくわく、そしてアンニュイな夕暮れです。
- 才能ありポイントは、言葉のリズム。俳句を歌とはいいませんが、やはり声を出して読む、もしくは心の中でも読む、その時17音の調べは存在します。たいして時間をかけずに浮かんだ句は、たいがいいいリズムを持っていて、それを推敲し、悪く言えばひねくり回している間にリズムはたいてい悪いほうに転がります。つたない発想の句を何とかそれらしく改良できたと思っても、当初の句が一番いいことがよくあります。
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