山小屋ライフ・絶対必要なもの、それはクルマ、いつでも動くものと思ってはいけない

山小屋
2024年8月1日(木)

ひとまず家に戻ります。

昨日、デッキブラシでゴシゴシしたものの、それだけでは椅子もテーブルもまだまだ使えない。さらに雑巾でびっちり拭き掃除。ガラス天板の丸いガーデンテーブルが見違えるようにきれいになりました。

せっかくなのでデッキにてモーニングコーヒーとしゃれこみます。鎌倉珈琲香房さん渾身の焙煎豆「ルワンダ」を挽きます。

しかしこの時期は(もちろん初めてのことではありますが)外に虫が飛んでいない。1年で最も暑い時期は虫もお休みなのか。これならデッキでの活動時間も想像以上に長くできそうだ。

昼前には家に向けて出立しようと、これまでの整備結果を確認します。

まず風呂のドアについて。

片開きのガラス戸がはまっていますが、これがきっちり閉まらない。

浴室内から撮ったもの。

頑張ってもドア下部が桟に当たって閉まりきらず、1~2㎝の隙間ができてしまう。誰も覗く者もいないからいいじゃないか、とも考えられますが、シャワーの位置関係によりこのわずかな隙間からドア外に水が漏れ出てしまうのです。

ドアのアルミは膨張収縮はしないので、ドア枠が変形していると断定します。前回、蝶番のネジを閉めたり緩めたりしてもうまくいきませんでした。

やっぱ経年劣化で直角がとれていない。この家の収納(引き出し)のいくつかも同様に、開かない・閉まらない、が多数あります。これらは使わなければいいだけですが風呂扉は必ず使うもの。何らかの対策が今後の課題となります。

2階トイレについて。

おととい、管理センターのお兄さんが水漏れを補修していただき、めでたしめでたし今回最大の収穫、と喜んでいたら、帰り際、念のため確認してみると・・・なんとポタポタと漏っているではありませんか。しゃがみこんでよくよく観察していると、どうやらタンク下部およびタンクと水道管のジョイント部あたりから水滴が落下している。あちゃー、やっぱ2,200円では治らぬか・・・。今日は帰ってしまうので、次回また管理センターに連絡して再補修だ。少なくともひびが見受けられるタンクの取替は免れないだろうなあ。とほほほ。

若干ブルーな気分で12時ころ山小屋を後にします。

昼は中央道諏訪南インター近くの、以前から気になっていた定食屋さん「ドライブイン インター白山」さんへ。

えらくメニュー豊富なのがうれし。日替わり定食900円を所望。牛カルビ丼にサラダ、ナスの煮物、きゅうりの漬物などがついたボリューム満点のおいしい膳でした。

さて、さくっと高速で帰ろうと車に乗り込むと・・・ドアロックは普通に解除されたのにエンジンキーが回らない。警告灯もつかなければドアランプもつかない。はて、昨日も20~30㎞は走っているし、バッテリー上がりとは思えぬ。ここのところ、横滑り防止装置のESPが故障修理必要と表示されることがありましたが、ずっと無視し続けた報いなのか・・・。外は灼熱の太陽。

アプリからJAFを呼びました。手慣れたもんです?45分ほどかかるというので再び店に入って待機させてくれるようお願いしました。このまま外にいると干からびてしまいます。

いかにも人のよさそうなおかみさんとその旦那が快く招き入れてくれました。折しも昼食の部が14時で終わり、従業員のまかない昼食の時間。すみませーん、と恐縮していたら、なんと、不憫な横浜のおっさんにトウモロコシの差し入れサービスが・・・。

これは泣ける。

信州人の人情に触れました。

ほどなくJAF到着。電気系統のトラブルであるのは間違いないので取り急ぎバッテリーチャージしてもらい、エンジン始動はできました。しかし、

電圧が12V~13Vで安定しなければならないところ、フラフラ上下しているという。直感的にバッテリー放電ではないとは思っていました。ESP警告灯のこともJAFに伝えましたが電気系統への直接の阻害要因ではなかろうと・・。だとすると、発電機そのものの異常の可能性があり、いつでも電気が止まる危険があるという。50㎞くらいなら行けるかもしれないが横浜まで200㎞近く、走っている最中の路上でエンジンストップするのが一番ヤバい。高速道路の渋滞原因にでもなったら目も当てられない。

お近くの整備工場までレッカー移動します(正式には陸送車に積み込み移動)と言われる。人生初レッカーか。損保会社のロードアシスタンスと横浜のカーディーラーに電話して保障と受け入れ態勢を確認。お盆の時期となるため、受け入れだけでも余裕がなく、8月7日ならOKと。しばらくJAF預かりとなり、来週ようやく移送ということになりました。ロードアシスタンスのお世話になるのも初です。レッカー費用最大値の15万円を少しオーバーするものの、わが身を電車で移送するためのタクシー代や電車賃は保障限度内に収まり、15日間の代車も用意してくれるという。何ともありがたいことです。

JAFのクルマ引き取り作業とタクシーを待つ間、定食屋のおかみさんがわざわざ準備中の店を開けて冷えた空間で涼ませていただきました。 昭和の古き良き「善人」が顔にでていたおかみさん、感謝のしようもありません。次回、「鳩サブレ―」でも持ってお礼に行きます。

タクシーで5,200円、茅野駅へ。

特急あずさ44号で帰ります。

あのクルマももう寿命だよなあ。製造から23年、中古で買ってから19年。ESPが誤作動する「ゴゴゴッ」というタイヤ制御の衝撃は、横滑りとは縁のない平坦な直線道路でランダムに発生し、わずか1~2秒のことでも慣れない。何より心臓に悪い。別にこんな制御装置は要らないんだけどなあ。オラたちの年代ならABSも横滑りもパワステもない時代に免許を取った。コンピュータがなくても車は操れる。滑ったらカウンターステア、雪に滑りそうならポンピングブレーキで何とかなりますからこんな電子制御はかえって邪魔なんだけどなあ。

などと、つらつら考えつつ電車を乗り継いで20時過ぎに家着。

車で帰ること以外、想定もしていない私は当然ラフの極み。

薄いTシャツでは寒いので厚いパーカーを羽織り、ぼろい短パン、リュックに洗濯かご(洗濯かごの中には当然洗濯もの)という奇妙キテレツな格好で電車に乗っているおやじを見かけたらそれは私でした。

クルマ買い替えだろうなあ、頭痛いなあ。

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