カサゴ数釣り・久しぶりの根魚釣りで初夏の半日をのんびり楽しむ

釣り
釣行日 2023.6.21(水)
釣りもの カサゴ
船宿 新修丸
釣果 25匹

朝早く起きるのが苦手になったこの3年間。楽な午後船ばかりでは対象魚種が限られてしまう。釣りをたしなむ身としては時々自分に「喝」を入れてやらねばなるまい。5時起床。

前日に選んだターゲットは「カサゴ」、関西では「ガシラ」か。

カワハギ釣りなどで外道でかかってしまうアイツ。専門に船を出している船宿が限られてまして、記憶をたどると約15年前にお世話になった「新修丸」さんが今も健在らしいことを見つけました。予約不要とのこと。

数多ある金沢八景周辺の船宿ながら、京急の駅から少し離れているため、のんびりムード。実に久しぶりだー。店前に荷を下ろして50mほど離れた駐車場に車を停めます。

このシチュエーション、変わっていない。15年前は知人のNさん親子と私の3人で50匹以上釣って我が家でカサゴパーティ開いたっけ。

反対側にはもう一つの釣りもの、アカムツ船が停まっていました。

乗船客は4名のみ。左舷大艫(おおども)に着座。なお、料金は7時半~14時で8,500円。他の3名も皆ベテランばかりと見える。

これが仕掛け。別に新修丸オリジナル仕掛けもあわせて船宿で購入。

やさしそうな店員さんに見送られて定刻河岸払い。

野島の公園を左に見ながらぐるりと回っていきます。

梅雨の晴れ間、SPF50+の日焼け止めを腕と顔に塗りたくって備えます。

20分走って最初の漁場、湾奥の本牧冲提を目指します。

あー、ここ。春の長崎屋さんのメバル船が得意としていたポイントだ。

柔らかめの万能竿200cmにPE2号の道糸、胴突き2本バリを直結したシンプルな仕掛け、オモリは20号。トントンと底を小突きながら探ります。

ブルブルっとアタリがあり、一呼吸おいて針掛かりさせます。

このポイントではまずまずの型の4匹を釣り上げました。

船長的には反応いまいちの判断らしく、しばらくして大きく場所替えのアナウンス。猿島沖に行きますと。30分以上走ったでしょうか。

凪いでいるなー。

深さが30mを越えるため、オモリは30号に換えます。船長の前説の通り、型は小さいけれど数あがる場所でした。

ほぼ入れ食いの状況です。ちびカサゴはリリースします。大きくなれよーと。

ここで困ったことがひとつ。底までびっしり赤クラゲがいらっしゃる。仕掛けにクラゲの赤い触手が絡みついてあがってきます。その状態では魚が食わないので、見つけ次第取り除く必要がありますが、この触手は弱毒を持っていて私は大の苦手です。指で触るとじんわりしびれを感じるのです。素手以外ではうまく取り除けないので強くつかまないように、爪やビニルなどを介したりして悪戦苦闘。

船べりになすりつけた触手の跡。

あとで船長に聞いたら、通常は指や腕の皮膚に付着しても問題なく、目などの粘膜に触れさせなければ害はないとのこと。あれ、そんなに敏感な人間だったのか、オレ。

ともかく赤クラゲさえいなかったら、小型のカサゴが嫌になるほど釣れていたことでしょう。

最後に浅場に行きます、とアナウンスがあり、観音崎沖へ。

ここですよ、15年前はこういう陸地に近いところでコツコツ釣ったものでした。今は魚の数が減少してカサゴにしても沖で糸を垂れることとなったのか。とにかく岩礁帯にオモリをゴロゴロと転がせながら生命体反応を竿で感じ取って向う合わせで釣り上げる、根魚釣りの基本であります。

型としては大型が1匹もなかったものの、中小のカサゴが25匹。うち9匹をリリースして16匹を持ち帰ることとしました。

13時15分納竿、14時帰港。

しかし、生命力あふれる魚だ。氷でしめても家ではまだ若干の生命反応がある。皮は厚くて硬く、顔面には棘だらけ、エラを手で外すのには力がいる。

指を棘でざらざらにしながら16匹を捌きました。

まずは姿造り(ふう)の刺身、ここまでが私の仕事。

こりこりとコクのある味。

あとは妻にお任せ、煮つけとから揚げ。

あっ、一番この魚のウマい調理法であるから揚げの写真を撮り忘れました。

おいしゅうございました。

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