秋になると北に行く
3日目 2023年10月12日(木)
思った通り、安眠にはもってこいの道の駅「湧水の郷しおや」でした。日光連山も遠望できます。
奥鬼怒温泉郷を目指します。
35年ほど前、栃木の取引先のオジサマから「アウトドア好き・温泉好きなら、八丁の湯、加仁湯に行かないかんよ。歩きしか行けないところだから」と熱心に勧められるも機会なく本日に至ったのでした。
奥鬼怒四湯とよばれる「八丁の湯」「加仁湯」「日光澤温泉」「手白沢温泉」に行くためにはすべからく手前の女夫渕駐車場に車を停めて徒歩1時間半以上歩かなければなりません。35年前と変わっていません。
3湯は日帰り入浴可能ですが手白沢温泉だけは宿泊者以外NG。したがって4湯コンプリートするには手白沢温泉に泊まらなければなりません。予約サイトは満室でした。残る3湯をコンプリートするために、さすがに日帰りも大変なので予約しました。日光澤温泉はネット予約不可なので八丁の湯と加仁湯で検索すると、加仁湯が空いてました。
さて、女夫渕駐車場に11時に到着。ちょっと早いか。
車内で昼飯を作ります。
超得意のレトルトカレーライス、いい感じで腹が満たされました。
駐車場はこんなところ。
バス停の他、トイレもあって車中泊も問題なさそう。
じつは加仁湯と八丁の湯は宿泊者向けにシャトルバスが運行されており、念のため15時発のバスを頼んでおきましたが、このいい天気、歩かずにいられましょうや。キャンセルの電話を入れました。
12時、トレッキング開始。
八丁の湯まで60分、加仁湯はさらに10分、日光澤がさらに10分ね。
最初と途中に少しだけアップ&ダウンがあります。
鬼怒川源流近く、何度か川を渡ります。
文句つけようのない良い天気。
基本的には川と並行して歩くので平坦。木立で少し暗い。細かい岩がゴロゴロしていて登山靴の方が歩きやすい。
めったに人に会いません。熊は大丈夫か?熊鈴を持っていないので少し不安になります。
ようやく追いついた老夫婦のあとを、なるべく追い越さないようにゆっくり歩いていたら、あらら、60分たっても八丁の湯に到着しないぞ。
少しだけ紅色見っけ。
それにしても気持ちが良い。
ふー、1時間20分もかかって八丁の湯に到着。遅く歩きすぎて疲れたー。
明日また寄るからね、待っててくれ八丁。
ほとんどの棟がログハウスみたい。満室というわけではなくお一人様お断り?らしい、そしてそういえば八丁の湯の宿泊料金は高めだった。通過。
ここからは林道。なだらかスロープを登ると、今度は10分しないうちに本日の寝処・加仁湯に到着。
場所だけ確認してさらに先へ。
今度も10分しないうちに、温泉郷最奥の日光澤温泉に到着。
渋い。完全木造。
呼び鈴(鐘?)を鳴らすと、外で作業中のご主人が迎えてくれました。
名物の犬と一緒に。
日帰り入浴600円なり。露天のみとのこと。
おー、見るからに風格ある露天。
湯が強い。
そして熱い。
男性独特の下半身の粘膜がピリピリと滲みて、硫酸の中に飛び込んだ感じ。長くは浸かれません。
その下の段に別源泉の湯があって、こっちが少しぬるいですよー、とご主人。
乳白色の弱硫黄泉か。こちらも決してぬるくなく、いかにも効きそうないい湯でした。
さっきのワンちゃんは「サンボ」。名物犬も3頭から2頭になった模様です。
戻って加仁湯。
部屋はこんな感じ。2食付きで16,500円くらい。
こちらも多源泉すべてかけ流し。3つの露天と聞き湯がウリの宿。写真は控えますが、
やっぱり熱い。
気温が下がっているので自然に冷まそうとしているのか・・・。
山菜、きのこ、川魚などを中心とした素朴な膳。
年寄りにはこれがいいのよ。食い過ぎた。
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