日本の果て離島ホッピングのち沖縄本島 3. 黒島、牛も人も寒風に耐える 

ロングステイ
2月6日より沖縄にステイしています
3日目 2025年2月8日(金)

朝のホテル自室前はこんな感じ。

予定では波照間島に向かうはずでしたが、午前便午後便共に波風高く欠航。昨日の与那国島に続き打つ手なし、とほほほほほほ。しかしもう停滞するわけにはいかん。同じ離島には違いない「黒島」に行ってやる。(石垣島も離島です)

風強し、寒し、で土曜なのにお客が少なく閑散としたフェリーカウンター。

昨日、急遽調べまして、黒島は竹富島のちょっと先の近場、荒れた海でも安パイ。

ゆっくりと午前を過ごして12時ちょうどの船にしました。

小さい船だ。

高速船には小さいやつが合う。

30分で黒島港着。

ひゃー、とんでもない風だ。これじゃあこれからさらに先の波照間島への船は欠航となるわけだ。港の目の前のカフェふうの店へ突入する。

「ハートらんど」さん。

名物のアーサそばを所望する。普通の八重山そばは800円くらいだが、アーサという岩海苔をトッピングすると1,400円にもなる。

でもこれは旨いですから許す。三枚肉は少な目、でもオイリーさは昨日のそばをしのぐ。ごちそうさまでした。

さて、外壁に記載されている通り、カフェながらレンタサイクルも営業しているという。この強風だ、まともに向かい風だと腿が悲鳴を上げるだろう、から、電動チャリを借ります。2時間1,500円。

こぎだすとすぐにそこは北海道。ちっこい島なんだけどね。牛が人の10倍以上いるとあって、見渡す限りの牧草地だ。

これが借りた電動チャリ。ママチャリそのもの。

しばらくは北風を背に受けて、電動どころか全くこぐ必要もなく流されていく。当然風を感じることなくすこぶる快適。

プズマリという、外国船を見張るための高台の跡。

そして仲本海岸。

まあ晴れたらさぞかし美しい海だろうよ。

おっと、草原ばかりあれどもどこに行っていたのか牛さん。寒いのは苦手だと言っている。

うーむ、チャリで簡単に一周できるほどちっこい島なんだけどねえ。ほとんど真っ平。

誰も出会わんねえ。

外周道路から中心部に入って東筋という集落。

ここで島唯一の商店、

「たま商店」。ノスタルジックを通り越しているわ。

北上した先に見えてくるのは、

伊古桟橋。

350mも沖に突き出していて、もちろん先端まで行けますが、この時の暴風がMAX。風速20mはありそうで、電動チャリでも行く気になれません。

再び中心部へ。西部劇に出てくるような岩?展望台だそうです。島一番の高さか?

残念ながら立入禁止となっていました。

私の装備、Tシャツに冬っぽいシャツ、薄手のセーターの上にライトダウン、更にその上にウインドブレーカーという、神奈川でもしたことのない重ね着でした。幸い体の中心部はさほど寒くはなかったものの、顔と手がむき出しで、これが冷たいのなんのって。やがて体全体に冷えが及ぶのを感じました。やばい、切り上げよう。

ハートらんどさんに自転車返却。

ハートらんどさんのアイドル猫。

いや猫ちゃんズ、でした。

帰りの船まであと1時間以上ありましたが、ここで待たせてもらうことに。

コーヒーなどいただきながら。

ちなみに島内のあらゆる飲食店(といってもあと2つ)が閉まっていて、ハートらんどさんなき場合は飢え死にするところでした。(凍え死か)

16時25分の船で帰ります。黒島港を出たあたりでは濃いエメラルドグリーンの海です。

途中、竹富島でお客をたくさん追加で乗せて17時20分帰着。

低体温症一歩手前。こういう時は風呂に限る。ホテルのユニットバスで30分ほど暖かい体に戻しました。

夕食は近くの町中華。「大冨」さん。

地元民に大人気の中華らしい。

メインは「肉ニラ炒め定食」。レバーの代わりに肉(豚と牛が判別できない)。とにかくボリューミー。太平洋に浮かぶ八丈島のような盛り上げでした。

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