キャンピングカー 九州 あとがき

キャンピングカー

38日間【2022年3月22日~4月28日】の旅を振り返ります

行程

九州初心者がとりあえず全土をくまなく巡るにはどういうルートがいいのか。とある文献で「8の字を描くようにすると効率的」とありました。

北九州から長崎、斜め下の阿蘇ときて一旦太平洋側に、そして鹿児島から北上して再度斜め上に阿蘇を通り大分へ、というルートを選びました。

宮崎の日南は過去に行った際の記憶が鮮明なために、行くまでもないだろうとパス。

初めてその地を踏んだ長崎や、思い入れのある鹿児島に重点を置いた形となりました。

まずまず8の字にはなっていると思います。

38日もあればさぞかしゆったりした行程が取れるだろうと思われるかもしれませんが、何せ九州初心者ですから、無理せず普通の生活を保ちながら、あれもこれも立ち寄っていると決してのんびりはできません。60日あれば・・・と、人はあくまで強欲なものです。

特別な費用

例によって、日常生活以外に特別にかかる費用のまとめです。

1.フェリー代

行きは東京九州フェリーで横須賀港→新門司港間、21時間で40,000円。帰りは名門大洋フェリーで新門司港→大阪南港間、12時間で10,210円。あと、細かいところでは桜島フェリーで桜島港→鹿児島港、15分間で1,950円。合計52,160円

我が家から新門司(北九州市)まで約1000㎞あり、ちょうど大阪で半分の500㎞になります。行きは正規料金でしたが、帰りはうまい具合に名門大洋フェリーが新造船就航記念キャンペーンをやっていて、500㎞で1万円の格安チケットを入手。大阪南港までの半分500㎞はフェリー、その後の半分500㎞は一般道をひた走る作戦としました。

2.ガソリン代

合計436ℓで74,213円

1ℓあたり170.2円。この半年で高くなったもんだ。昨年同時期が142円、一昨年は130円だったからなー。そして燃費が8.3㎞/ℓ・・・燃費も悪いなー、山道も少なかったし、どうして???もろもろ要因が重なって誤算。ガソリン代は5万円と踏んでいただけに、痛い。

3.有料道路・駐車場料金

有料道路といえるものは、二つ。佐賀と福岡の県境「三瀬トンネル」320円と、雲仙仁田峠100円で合計420円

駐車場代は長崎中心部の800円、同じく長崎1night1,000円、由布院の1night400円、博多中心部の1,200円が主なところ。その他にもちょっとした施設付属の駐車場などをすべてひっくるめると、合計7,830円。都会のコインパーキング代が高い、当たり前か。

4.施設入場料

別府の地獄めぐり共通券2,000円が割高感。他に熊本城800円、鹿児島仙厳園1,000円などが主なところ。合計7,030円

5.入浴料

本格的な温泉であっても日帰り温泉料が安いのは九州のいいところと見た。黒川温泉の3風呂巡り1,300円の手形は昔懐かしい本物の温泉をちょうどいい距離で複数巡れるという点でコスパ抜群だし、由布院の共同浴場200円も涙もの。西郷隆盛ゆかりの川内高城温泉350円は湯質がよければ飾る必要はない、という潔ささえ感じられました。合計18,660円。有料の風呂としては1回単価が583円でした。(家でも風呂代はかかるという考えもありますが、面倒なので計算せず)

6.洗濯料金

きっちり7日に1度、下着中心にコインランドリーを使用。5回で合計が4,400円。1回当たり880円、まずまず抑えられたか。(家でも洗濯代がかかるという考えもありますが、計算せず)

7.その他

wifiレンタル料金が(請求書未着、概算ながら)6,900円。土産代が概算4,000円。合計10,900円

上記、1~7の太字を合計すると、特別な費用の総合計は175,613円

当初考えていた、10万円くらいはかかるかなーなんて甘い甘い、大甘、大海人皇子でしたーーーーー。さーて今後どうする?フェリーも高速も使わず、家から半径200㎞圏内限定で、洗濯は無し、風呂は2日に一度のクサクサおっさんでいったろか。

インフラ

電気・ガス・水道・通信はどうだったか。

1.電気

希望的観測を捨てる時がきたようです。ソーラーバッテリーはきちんと機能しているはずなのに、畜電力が落ちていると判断せざるを得ません。交流のAC電源を必要とするテレビ、PC、髭剃りなどがいつ使えなくなるかとびくびくする状態はキャンピングカーで旅する意味をも疑ってしまうほど深刻な問題です。この時期、冷蔵庫を使う必要がないから、という理由で春の旅を選択しているのに・・・。

DCからACに変換するインバーターが無キズだとすると、サブバッテリーの交換(2個とも)を今後検討していきます。さらに電力の使用量や蓄積量、電圧をスマホを使ってデジタルで把握できるシステムの導入もやはり必要でしょう。

2.ガス

ポータブルのガスコンロを使用し、基本的には湯沸かしに使用。「模擬」温水シャワー実験などでは少し多めに使った感はありましたが、家庭用カートリッジガスボンベ2本で収まりました。

3.水道

今回は12ℓ清水タンクの他に、ポータブルな20ℓ生活用水タンクを荷室に積み込み、清水タンクがなくなり次第20ℓタンクから補充することとしました。「模擬」温水シャワーでは1回当たり5ℓ前後の生活用水を使いましたが、季節がいいこともあり、給水に困ることはありませんでした。すべて、ガソリン給油の際の「もらい」水でまかない、その合計は3回で約80ℓ。

ちなみに飲料水は2ℓペットボトルで都合17本購入、34ℓを消費しました。

4.通信

春休み時期にスタートしたからでしょうか、いつものレンタルwifiが在庫切れとのことで、スマホ型の新製品が届きました。これが使いにくいの何のって。基本性能はいいのですが、重いし、夜中に訳のわからん音が出たり、小さなLEDインジケーターが点滅したり・・・二度と使いたくないものです。取説で確認しようにも全く不十分なモノでして・・・二度と使いたくないものです。レンタル品はこの時期、いいものを早めに押さえたほうがいいですね。

カーナビはYahoo社の無料スマホアプリを使用。これも期待外れでした。無料だからしょうがないというのもありますが、一言でいえば、私の旅のスタイルとの相性が悪いということ。性能が良すぎて、まっすぐの幹線道路を走行中にちょっとした車の向きの変化を拾ってUターン指示をされたり、効率重視のあまり、とんでもない小道を走らされたり・・・。次回は違うものを考えないと。

ネット環境、テレビ環境も九州という地域全体として良いほうだったと思います。(テレビは電力ひっ迫の折、めったに見られませんでしたが)

雑感

ガイドブックは初心者そのもの。「まっぷる九州2023」と「まっぷるドライブ九州ベスト2019」をベースとしました。加えてAutoCamper社の道の駅一覧2021、JAFの全国版ロードマップ2020、の4冊で羅針盤としました。細かな訪問先はその日の前日夜に考えるという「付け焼刃」的な旅(いつものことです)。特に全く知らない地域なので余計に前日にプランを練るのが楽しくもあり、また眠くもありました。

突端愛好家?として、いろいろな隅っこを踏破しました。北海道もそうでしたが北海道と違うのは悲壮感ともいうべき「最果て感」は感じられず、あくまで明るい南の果て、西の果て、であったように思います。それぞれに好きです。

相当暖かい地だろうと想像していました。それは間違いなく、鹿児島などはまさに夏を思わせる日もありました。が、朝5時くらいからの車内の冷えが看過できないほどの日もあるのが4月という月。運転中は半袖か薄手の長そでシャツ。しかし外着として上着はダウンを含めて3種類必要。掛け布団も1枚で暑い日もあれば、2枚+毛布の日もあり、初夏の装備はなかなかに油断ならないものです。

あとは費用の問題。さーて今後はどのようにしますか・・・。

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