九州に8の字を描く旅
9日目 2022年3月30日(水)
昆虫は見なかったけど狸みたいなやつが夜中にいたな。
一路、佐世保へ。
「旅サラダ」で藤井フミヤが訪ねた九十九島を見に。いくつかスポットがある中で「石岳展望台」に行ってみた。
雨も降りだした。聞いてないよー。
小高い丘を登ると駐車場がある。桜がきれいなのでつい撮ってしまう。
ここから徒歩で300mとある。
しかし車が1台もない、人の気配もない。藤井フミヤの効果もないのか。
程なく視界が開けて展望台が。
小雨そぼ降る中の九十九島。
ま、これも水墨画と思えばね、いいんじゃないでしょうか。
とうとう誰も来ないまま石岳展望台を後にして、佐世保のお目当てのところへ。
佐世保といえば何といってもハンバーガーでしょう。
いくつか有名店がある中で写真がうまそうだった、「ログキット本店」さんを選択。
もう一つの有名店の「ヒカリ本店」さんと肩を並べてますね、ライバルの本店どうし。
2階に上がると、店内はこんな感じ。
スペシャルハンバーガーのセットを、と注文して、サイズ感を聞いたら、レギュラーサイズはとんでもなく大きい。昨今の食べ過ぎのきらいを反省してSサイズにしときました。
うむ、予想以上にやさしい味だぞ。
レタスや卵、トマトなどで荒々しさが中和されとる。重量感もあまり感じず、いいバランス。おいしゅうございました。
佐世保の街なか。結構な都会だね。
佐世保市街を抜けるとまたしても入江に次ぐ入江。
前川清の「西海ブルース」で地名だけは知っていた西海(さいかい)の橋。そのたもとが公園になっていました。
国道202号線の旧道が「西海橋」、新道が「新西海橋」、その2つに挟まれた公園です。結構人気で混んでました。
桜と西海橋、
桜と新西海橋。
やっぱこれだけ入江や島があると、橋がいいですね―この地は。
二つの橋の下は深い谷になっていて潮流が渦を巻いてました。そして覗き込む海の色が深く青いこと。
芝生の広場もあり、花見をしている人多数。
またしても桜は撮ってしまうんですな。はるかに赤の西海橋。いいところだー。
本日のねぐらは道の駅「夕陽が丘そとめ」。そとめってなんだ?
海を見下ろす高台に位置していて、とんでもなく景色のいい道の駅です。
名前の通り、夕陽が素晴らしい。
ところで、この道の駅、風呂屋もスーパーもとんでもなく離れていて、ここから遠征して戻ってくる気力がない。
夕食は道の駅でちょっとしたおかずを買い、車内でメシを作るとして、風呂は・・・。
3日目の道の駅「むなかた」で試した温水シャワーを本格的にやってみよう、と。
すでにこの旅に出る前にDIYで、マルチルーム(トイレと洗面とシャワーの個室、といっても狭いんだこれが)にシャワーカーテンを設置し、
さらに、水かがかると厄介な部分を(最低限ですが)、100均のレジャーシートを切ってベルクロ止めしてあります。
すごく原始的なんですが、生活水用のタンク(たぶん50ℓ)に冷たい水と沸騰した水を入れ、お湯にして浴びるというもの。
そもそも生活水用タンクの水は電動ポンプでくみ上げても、どうしても底に水が残ってしまいます。ざっと目測したところ、この残留水は3.5ℓ。水温は10℃くらいか。
ソファーシートを跳ね上げて生活水タンクの大きな丸いふたを開けます。
さて、水温を快適な40℃程度にするには何ℓのお湯が必要か。
お湯を沸かすのに使うのは炊事用の鍋の一番大きいやつ。約2ℓの水が入ります。
10℃の残留水3.5ℓに対して100℃のお湯2ℓを混ぜると何度になるでしょうか。(10×3.5+100×2)/(3.5+2)=42.7℃となります。いい湯加減です。前回はこの方式でいい湯にはなったんですが、使えたお湯の量はというと、3.5ℓが常に残ってしまうため差し引き2ℓ。
2ℓでは頭だけは洗えても体は無理でした。もう少し湯の絶対量が欲しい。
そこで今回は鍋のお湯をもう一回沸かすこととしました。
1回目の100℃のお湯が沸いたら即座に大きなタンクの穴に注入します。しかし2回目のお湯を沸かしている間に、タンクの冷たい水と混ざって冷めてしまいます。50℃くらいまで下がるだろうと想定。
算式は、(10×3.5+50×2+100×2)/(3.5+2+2)=44.7℃
これならお湯を倍の4ℓ使えるはず。
やってみました。
まず前回より熱い。頭だけでなくさらっと全身を洗うことができました。ごしごしとしっかり洗うにはまだまだお湯が必要か。ま、でも十分シャワーした気になれました。
そこで改良プラン。
3.5ℓの残留水にさらに1ℓの冷たい水を入れる→鍋で2ℓの水を沸騰させ注ぐ→もう一度鍋で2ℓの水を沸騰させ注ぐ。これで40℃・8.5ℓのお湯が完成し、3.5ℓが残っても5ℓのお湯を使うことができる。
次回も頑張ろう。(まだやるんかい)(そもそも10万円だせばラジエター熱交換ボイラを設置できるんじゃがのう)
そんなことをしている間に自慢の夕陽が沈もうとしています。
昼の雨からすれば何となくオレンジの空が見れてよかったよかった。
自炊しました。
コメント