九州に8の字を描く旅
12日目 2022年4月2日(土)
強風は夜遅くに収まってゆりかごのような揺れの心地よさ。

朝、車内から道の駅の植え込みを撮影。葉の上部だけ赤くなるやつ。
今日はまず島原半島核心部へ。
しかし平成新山はやわらかさがないね。生まれたての赤ん坊の山、角張って荒々しい稜線だ。

途中、仁田峠行きの右折をすると、整備協力金100円を支払い、一方通行になります。
珍しいです。一方通行にすることによって特に大きめの車は安心して走ることができます。なんといっても山はコーナーを迎えるたびに対向車が来ることを想定して緊張しなければいけません。その緊張がない分、リラックスできるというもの。
途中の展望所からの眺望。

やっぱり樹木もなく、斜面からも軽く煙を上げています。今、爆発するってことはないんでしょうかね。
仁田峠到着。


平成新山の左に、私がなじみのある普賢岳がまだいらっしゃいます。
ちなみにこの上にロープウエイで登ることができますが、どう見てもここより眺望がいいとは思えず、パス。
右に目を向ければ島原湾と、昨日泊まった道の駅あたりが見えます。のどかです。

この峠を境に下り路に転じます。
すぐに現れるのが雲仙温泉。急にホテルが出てくるのでびっくりします。
そして火山の威力を間近に見られるのが雲仙地獄。

近くの一般財団法人管轄(環境省?)の駐車場へ。500円。ボリすぎ。

北海道登別、箱根地獄谷みたいなものか。

なかなかの迫力ですよ。硫黄臭の好きな私もいやになるくらい。

ここら辺で温泉卵を売っているんですが、5個パックが普通。1個ってないのかねえ、おひとりさまもいますよ。

ここまで登るとほとんど人がいなくなりました。戻ります。
さて、一気に海岸レベルまで駆け下って、昼食。
手ごろな食堂を発見。
三國さん。

やたら牡蠣焼の看板が目についたのでカキフライ定食を注文、800円。(牡蠣焼はシーズンオフか)

バランス良し。おいしゅうございました。
一路北上して再び佐賀県を目指します。
この地図で海を横切っているように見えるところ、
諫早湾干拓堤防道路、直線7㎞です。
あの有名な諫早湾干拓騒動の場所かーーー。道路があるんだー。

全くの直線。象徴的に画像提供された水門(ギロチンのように閉まる姿が不気味だった)は北と南にそれぞれあります。その他の大部分は堤防となっていてその上を道路が走っています。
堤防道路の左側、せき止められて湖のようになっている図。はっきり言って泥の色。(右側も青くはないですが)

干拓地域とはもっとずっと小さい面積かと思っていました。これは広大なものだ。
いまでも水門を開けるor閉じる、の争いは続いているそう。双方言い分はあるだろうけど、
間違いないのは税金が生かされてないってこと。
本日の風呂は写真撮り損ねましたが、「ひぜん祐徳温泉宝之湯」。700円でした。
さて、ねぐらはいくつも候補がありましたが、最も北まで足を延ばして、
道の駅「しろいし」さん。かなり新しい駅を選びました。

有明海を干拓して田んぼにしたそのど真ん中って感じ。広々です。
手前のスーパーで総菜を買って車内食。

そうだ、ここは再びの佐賀県だった。平野なのにTVはNHK総合とNHKEテレの2つしか映らんぞー。
どこまで独自路線なんだS・A・G・A佐賀ーー。




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