キャンピングカー 九州15 熊本タウン

キャンピングカー
九州に8の字を描く旅
15日目 2022年4月5日(火)

昨夜は星がきれいで・・・・案の定、放射冷却で、まだまだまだまだ朝方冷えますわ。車内8.8℃。

さて、本日は熊本の中心部へ。

まずは、といってもそれしか思い浮かばない、熊本城。

二の丸駐車場。

2016年4月の熊本地震からようやく昨年、天守閣が復興したらしい。しかしその他の未復興部分は多く、上の案内図でも「熊本城特別公開エリア」と限定されています。それ以外は立入規制されています。

入場料800円。ちなみに駐車場は2時間まで200円。

これは天守閣ではありませんよ。北東のかなめ、宇土櫓(うとやぐら)。少し崩壊部分あり。

城内の敷地を自由に歩くことはできず、「特別見学ルート」が設けられていて、それに沿って移動します。

天守閣が見えてきます。

通路脇には地震の崩落跡がなまなましく、

石垣だけでなく、下の建物など、壁や柱の主要構造物も相当やられている。普通の住宅だったら地震保険全損認定になるのでは?

ぐるっと回りこむと天守閣正面になります。

ひゃー美しい。名城。

これは昭和30年代の再建築で躯体が鉄筋コンクリート造りなので、地震にはびくともしない。基本構造的には・・・。

ただ、石垣がねえ、あと瓦も乗っかってるだけなのでねえ、

一部崩れたそうです。

スロープを登って中に入ります。

さすが再建された城は中身がよくできておるわい。しかし現代の鉄筋コンクリートならわかるが、当時、加藤清正が築城したときはもちろんオール木造。上の写真はその骨組みだが、まあ日本の木造建築技術はすごいね。

あと特筆すべきはこの天下の名城を設計したのが武将の加藤清正だっていうこと。鼻息荒く、戦場を暴れまわるだけではない。戦国時代当時、優秀な武将の資質として建築学を求められたのかな。真田家でもよく築城の話が出ています。同じように武家の棟梁が自ら設計しています。

最上階から南東方面の眺望(阿蘇山も見える)。しかし最上階って5階だけど、現代のビルだと10階くらいありそうな高さだね。

天守閣を離れて南側に回り込みます。

ご覧のような空中回廊のような形で特別見学ルートができています。鉄骨にこげ茶塗装したり、木の板をふんだんに使って何とか少しでも景観を良くしようとしていますね。

南からの天守閣ももちろん凛々しい。

そしてまたしても爪痕は随所に・・・。白壁のクラックがすごい。全損認定。

城の隣に「桜の馬場 城彩苑」という消費スポットが設けられています。みやげ処、食べ処ですな。

小イベントもあったりして。

ここで昼食にします。

下の写真右側の店が「山見茶屋」さん。

また今日も奮発しちゃいました。

馬刺し定食、2680円なり。

うむ、くるしゅうない。定番の「たてがみ、赤身、霜降り」の3種混合。うまし。

しかしなんだね、刺身小っちゃーー。このテの肉はカツオのたたきくらいにワシワシと食べたいものだにゃー。そうすると7000円くらいになっちゃうんだろうなー。だご汁が満腹感を補完してましたな。

一旦城を出て、市内の別のところに行ってみよう。

しかしよく知らん。唯一名前を知っているのは「水前寺公園」。なんたって「365歩のマーチ」だ。水前寺清子のふるさとだ???

路面電車で行けそうだ。

長崎に続いて、ここでも路面電車体験。バスより好きです。

熊本城・市役所前駅から乗車。

水前寺公園下車。料金は一律170円なり。かなりのんびり遅めの乗り物だ。

で、水前寺公園。

入り口に行ってみたら、料金400円となっていたのでパス(けち!)。正しくは水前寺成趣園でした。

引き返します。

しかしこの路面電車、かなりの年代物が多いね。昭和30年代くらいからあるんじゃないか?床の板とか昔の小学校の油を敷くようなタイプだぞ。

城に戻ります。

可愛い人形焼きを食べたりしました。

で、ここからは、昨日、友人のN君からもらった電話で「熊本で見たい景色があるので下見してくれ」との変な依頼にこたえることとしました。

なんでも海に向かって伸びる堤防(車も通れる)が満潮になると海中に没してしまうという。そういや、TVの旅番組か何かで見たような気もするなー。

市内から10㎞程度、南西方向へ。

着きました。

長部田海床路(ながべたかいしょうろ)。なんちゅうおもろい名前や。

確かに沖への一本道がある。

正面は雲仙だな。

超ーーー干潮です。高校生らしき若えもんが泥につかって遊んでた。「お前らアホか」とは言いませんでしたが、「なにしてんのー」と聞くと、「どこまで遠く行けるか競っている」と。やっぱりアホでした。

熊本市内側がこちら。

果てしなく続く干潟。

N君、とりあえずミッションコンプリートです。

熊本近郊でどうしても食べておきたいものがもう一つ、熊本ラーメン。

夕食は市内にある、「桂花(けいか)本店」へ。

東京・新宿で何度か食べました。熊本ラーメンの一つの雄であります。

わー、ロゴが同じだ(当たり前)。

オーソドックスに桂花ラーメン、700円なり。

焦げたにんにくのような懐かしき味。同じだ。本店だからって創業者の大将が腕を振るっているわけではないので、これもまあ当たり前。

おいしゅうございました。

熊本は火の国じゃけん、夜も熱く始まったところ。

そしてもはやワンパターンの3回目、ユーパレス弁天で湯につかり、道の駅「すいかの里 植木」に泊したのでした。

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