キャンピングカー 九州22 鹿児島タウン

キャンピングカー
九州に8の字を描く旅
22日目 2022年4月12日(火)

おいおいまだ降るのかえ?と案じられた雨も7時にあがった。

本日は3年前には十分できなかった鹿児島市内の探訪をします。

いい方法を見つけました。

桜島の「裏」にいる私は、出発点から桜島を半周して桜島港へ、そしてフェリーで車ごと鹿児島港へ移動するのが王道ですが、当然フェリー代がかかるし、鹿児島市内で駐車場を目的地ごとにいちいち決めなきゃいけない。また、一方フェリーを使わないとすると、ぐるーーーっと湾内半周して60㎞以上のドライブが待っている。

そこで、フェリーは使うが人だけ。つまり桜島港に車を残していけば、人の乗船券だけ、なんと片道200円で済む。桜島港には近くに道の駅「桜島」があるのでそこに(タダで)駐車して500m歩けばフェリー乗り場だ。鹿児島市内に着いたら見どころを巡回する市内バスや路面電車をひっくるめて一日600円で乗り放題のチケットを使えばいい。これらを使うと合計1000円で交通費が済むぞ。

我ながらgood idea!

まず道の駅「たるみずはまびら」から道の駅「桜島」へ、

しかし早くも暑いね。

船が出航を待っています。

この時間帯は20分に一本の割合。

ちなみに24時間運航しているというからすごい。

桟橋入り口で200円を現金で、昔のバスみたいに渡して乗船。

ものの15分で鹿児島港到着。

フェリーターミナルから最寄りのバス停「かごしま水族館前」で巡回観光バスの鹿児島シティービューに乗り込みます。

約80分で鹿児島市内の見どころを丁寧に回ってくれます。一路線なので迷うことがありません。そして、路面電車と合わせてすべて乗り放題、一日乗車券600円。

車内はこんな感じ。

結構レトロ。

一旦鹿児島中央駅まで行ってから再乗車しました。まず向かったのは、

鶴丸城跡。天守を持たない城です。この城門、大そう大きい、日本最大だそう。

石垣に沿って歩くと、

せごどんのでっかい銅像。

絵になる人だね。しかし顔デカすぎじゃない?

ここから歩いて繁華街に入ります。

ご存じ「天文館」。

この街も路面電車が渋い。

前に行った「こむらさき」の近くに有名店「鹿児島ラーメン豚トロ」がある。ほとんど10mくらいの距離。突撃します。

昼時になり、かごっまグルメその1、ラーメンを食そう。

デフォルトの豚トロラーメン、860円なり。

うまいです。個人的にはかなり独創的なこむらさきより、こちらの方が好きです。豚がほとんど溶けちゃってますね。ごちそうさまでした。

再び、バス停「天文館」から鹿児島シティビュー乗車。ほどなく、坂道を登り「城山」着。

小高い丘から市内と桜島が合わせて臨めるビュースポットです。夜は夜景スポットになるらしい。朝方までの雨で頂上はお隠れになっておられる。

ところでこの城山の駐車場は無料で、ツウの車中泊派が絶賛推薦しているところでした。

確かにフラットで、広さもまずまずあり、いいかもしれない。

寝るのには悪くはないですが、私的にはトイレがどうしても古いのがちょっと・・・、ってか。なお、隣に高級ホテルの「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」があるので、タクシーを使って天文館で飲んで帰ってくるのに都合がいいようですよ。

鹿児島シティービューのバスは30分に1本の間隔で運行されています。城山バス停で30分後に次のバスに乗車します。ちなみにこんなバスです。

次に向かったのは「仙厳園(せんがんえん)」。市内観光のハイライト。

隣の尚古集成館とセットで入場料1000円なり。

薩摩藩主島津家の庭園です。美しい。

数年前の大河ドラマ「西郷どん」のロケに何度も使われたそうです。そりゃ使いやすいわ。

こちら、メインの「御殿」。

何といっても桜島が最も近くに見える場所で、錦江湾を池に見立てて庭園を造ったというんだから最高の立地ですわ。

どこからでも桜島は見えますが、古い家屋や植栽を絡めると一段と映えます。ぜいたくなやっちゃなあ島津久光。

いいところですねー。

レストラン、喫茶、土産物屋に至るまで高級感というか上質感にあふれた庭園です。

隣の尚古集成館は殖産興業を目指した島津家の足跡がわかる資料館。

内部は撮影NGでした。

薩摩切子(カットガラス)が販売されています。ショットグラスでも3万円以上、大きな皿ともなると30万円とか。芸能人夫妻みたいな夫婦が30万~50万円クラのものを買おうと商談してました。芸能人に違いない、オーラが出とる。

一番はずれにあるスターバックス。

しゃれてます。

さて、市内観光を終えてシティビューバスで鹿児島中央駅に。

夕飯に黒豚しゃぶしゃぶを食べたいと思っていましたが、ランチよりディナーは値段が高い。4000円くらいしそうなのでいろいろ考えました。

テイクアウトという方法があるらしい。黒豚しゃぶしゃぶお持ち帰りセット、1人前1500円というのがあるぞ。

鹿児島中央駅西口すぐ、「寿庵」さん。電話して15分後に取りに伺うこととしました。

実はここ、3年前に夫婦で来たところなのでした。

さて、具材が温まらないうちに引き上げるとします。

最後は路面電車でフェリー乗り場に最も近い「市役所前」へ。

よしよし、これで九州3都市の路面電車(長崎、熊本、鹿児島)全制覇だ。

鹿児島ー桜島フェリーのシステムは非常に単純で、鹿児島港では一切料金を払わず勝手に乗船してください、桜島港で頂戴します、となっている。まさに市民の足だね。

おっと、鹿児島シティビューチケットを提示すると乗船代が2割引きの160円になった。

観光客ですからこちとら、一番前の席に陣取ります。青いねー。ハワイか。

またしても15分足らず、ずんずん桜島の荒れた岩肌が見えてきます。

右側は雲じゃなくて噴煙かな。

さて、本日のねぐら、道の駅「桜島」でもいいんですが、やっぱり安心できる道の駅「たるみず」に再び戻ってきました。

しつこいですが桜島夕景。

ゆっくり眺めている間もなく、しゃぶしゃぶを作らねばなりません。

セット中身はこんな感じ。(+うどん)

なぜかしゃぶにぴったりのステンレス鍋が車に積んであるんだなあ。

海を見ながら車内でしゃぶしゃぶってのもオツですぜ。

何となく選んだ焼酎「白波」。

〆のうどん。すべてバカウマ。ほとんど汁を飲み干してしまった。ヤバい。

しかし暑すぎですな、このごろ。窓全開でも汗びっしょり。

クローズにならないうちにそさくさと食べて道の駅併設の温泉に入りました。350円。

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