キャンピングカー 九州28 黒川温泉

キャンピングカー
九州に8の字を描く旅
28日目 2022年4月18日(月)

夜中、カチカチカチと主電源のスイッチが切り入りする音がして目が覚めた。サブバッテリーが断末魔の叫びを発したのち全電力が消失したのに違いない。暗ーい気持ちで二度寝した。もはや疑いなくサブバッテリーの寿命、交換時期であることを確信した。

この旅は、機嫌をうかがいながら終えたとしても、帰ってからサブ2個買わなきゃな―、5万円くらいで収まるだろうか、出費だなー。そういやタイヤも替え時だよな―、出費だなー。

何とか気を取り直して、今日は黒川温泉へ。

黒川温泉といえば一つのあこがれですね、私にとって、いや全温泉ファンの。

温泉街の中心部の駐車場へ、ガイドブックに書いてありましたが、何とキャンピングカーは駐車禁止、とのこと。名指しです。差別だー。2×5mでは迷惑かからんぞ、まして軽キャンパーなど乗用車より小さいのに・・・。やむなくはずれの駐車場へ。

歩いて中心部へ。いきなりほっこりの店。

そしてここがキャンピングカーを拒否した、観光旅館協同組合の風の舎。

ここで入湯手形を購入します。1300円。自由に選んだ3つの温泉に入ることができます。(有効期限6か月)もちろん今日中に消化するのは言うまでもありません。

まずは「山の宿 新明館」へ。

この黒川温泉は半径徒歩200mくらいの狭い地域にすべてが凝縮されています。

急坂(べっちん坂)を下って川端通りへ。

車はほぼNGのところが多し。

黒川温泉のシンボル的な「丸鈴橋」のあたり。

新緑が美しいので、紅葉時期もきれいなんだろうな。

そして「山の宿 新明館」着。

いきなり、最もハードルの高いところを選びました。日本秘湯を守る会メンバー。

湯めぐり客が入れるのは、最も奥の「岩戸の湯」と「洞窟風呂」。

客が誰もいないので洞窟風呂の入り口だけ撮影しちゃいました。

うむ、秘湯だ。

宿の主人が手作り、というか手掘りで作った風呂。かなり奥行きがあって主人の執念を感じるね。お湯もよし。

もう一つの「岩戸の湯」はつながってなくて脱ぎ着が面倒なのでパス。

昼飯としよう。

こんどは別の坂(いご坂)を登ります。

いくつか名前の付いた坂がありますが、いずれも急なんです。とてもいい運動になります。

昼食場所は「とうふ吉祥」さん。

もちろん豆腐専門店でして、とうふ定食(梅)を所望。1760円なり。

これでもかといわんばかりの豆腐料理。ヘルシーすぎる。

豆腐の味が濃く、おいしゅうございました。

さて、間髪入れず2番目の湯へ。

狭いけれど立体的な街、黒川温泉。平面に書かれた地図を頼りに歩いていると、思ったところにたどり着けないことが・・・皆さん苦労していたようです。

歩いていて気持ちいいけどね。

紆余曲折の末、たどり着いたのが

「旅館 わかば」さん。

肌に優しいと評判らしい。

ここも私、独占状態につき、撮影許可を自分にだしました。

きれいになってますねー。一人出るたびに店の人が湯桶を整えに来るのだろうか。

割とピリッとくる湯、無色透明。弱酸性と書かかれてますが、なかなかの刺激がありました。

ここでおやつタイム。

シュークリームの店が人気がありましたが、和洋折衷の「どらどらバーガー」を選択しました。

車に戻って休憩=午睡。

そして最後の湯へ。「黒川荘」さん。

こちらもなんとまあ風情のあること。

例によって?誰も入っておらず、撮影。

さほど大きくなく、こじんまりとちょうどいい広さ。なんといっても洗い場、脱衣室など、とにかく洗練されている。箱根だと1泊5万円の「離れ」のような美しさか。

調子に乗って露天も。

お湯は乳白色。何とも言えない複雑な香りで、とがったところがない、ザ・温泉。

3つの湯めぐり完成。

噂にたがわず素晴らしいところでした。よくぞこの狭い空間を十分に生かした「街」を作ったもんだ。昨日の日曜なんかはおそらく女子中心にごった返していたことだろう。観光地は平日に限るぜ。

3湯入浴の疲れをいやすのは、最寄りの道の駅「小国ゆうステーション」。

とても目を引くミラーガラス逆円錐形の建物。

小さな町(失礼)に突如出現する建造物は街のシンボルなのでしょう。近くにはスーパーやコンビニが並んでいます。

中もすごい。1階の物産館に加え、

2階は街の歴史が展示されている、正しい道の駅。

本日はここに泊させていただき、近くのスーパーで買い込んだものを食しました。

緑少なし。

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