九州に8の字を描く旅
30日目 2022年4月20日(水)
なんとも変わったコインパーキングでした。駅に直結していながら、ほとんど旅行者は知らないんじゃないでしょうか。
よく見ないとわかりませんが、注意書きには小さな字で高さは2.3mまで、と記されています。わが愛車は2.7m強。料金所の雨除け?の鉄骨に車の天井がぶつからないように、なるべく右側を開けて進入すると、高さ的にはほとんどクリアできてしまうのを学習しています。(バッファを持たせているんでしょうな。)でも良い子はマネしないように。背の高いキャブコンはまずいと思います。てっぺんに穴が開いたら旅を終了しなくてはいけませんから。
特急「ゆふ」が9時7分に発車しました。てな写真も撮れますよ。
ここから山を下って30分ほどで別府の街に入ります。今日も大好きな由布岳がモンスターのように私に迫っていました。
別府といえば温泉、温泉といえば地獄めぐり、とベタ中のベタな観光をします。(なんせ初めての土地なものですから)
7つの地獄があるという、その共通観覧券を「海地獄」前で購入します。2000円ナリ。
さすが、有名観光地。よく整備されとるわ。
天気も良し、地獄じゃなくて天国か?
最初からメインともいえる「海地獄」へ。
いい青しとるわ。上から見下ろした方が湯気が避けられる。
周囲の庭園もすごい色になってる。
続いて隣の「鬼石坊主地獄」。
地味でいいですよ。マーブル色の泥がボコボコ湧き上がって同心円を描いている。
3つ目は少し離れたところ。係の方に車の移動がいいですよ、とすすめられたが、がんばって歩き。
「かまど地獄」。
地獄の2丁目3丁目・・・と、いろいろあって、もはや思い出せない。
今度は隣の「鬼山地獄」。
また鬼ですか?ワニ園もあったり。
もう、どうでもよくなってきたぞ。
激しく波打つくらい全体が沸騰してます。
さらに坂を下りて「白池地獄」。
白というより緑ですかね。
ふうー。7つのうちの5つが終わった。一旦駐車場に戻ります。炎天下の上り坂は汗もかくほど。お姉さんの言った通り、車で移動するのが正解かも。
で、あと2つは確実に車で移動しなければなりません。約3㎞離れてますから。
6つ目の「血の池地獄」。
青の「海地獄」と2枚看板なのでしょう。
中心部以外は意外とぬるそうだけど。
木々も映えます。
最後がすぐ隣の「龍巻地獄」。
間歇泉です。30~40分に一度噴出するそうで、いまチャンスだから早く早くとせかされました。
出てる出てる。
もとは上の天井のような岩もなく、30mは吹き上げていたそうです。
なぜそのままにしないんだ!?
5分ほどでショータイム終了。
結構疲れるわ、地獄めぐり。
昼飯は別府市内に「別府冷麺」というジャンルがあることを発見。
そのうちの一つ「春香苑」へ。
しかしもともと焼き肉屋なので、入店したとたん、肉の匂いに負けました。650円の焼肉定食に甘んじてしまったので画像はありません。でもおいしかったですよ。
別府に来たら温泉に入らないわけにはいかない。
別府八湯と呼ばれる温泉の中から選んだのは、明礬温泉(みょうばんおんせん)。
そのなかでも、よく旅番組で紹介される泥の大露天風呂が興味を引きました。
「別府温泉保養ランド」。
名前がダサいと思いましたが、その通り、建物設備はかなりお疲れの様子でした。
悪口はめったに書きませんこの私ですが・・・、ここはおすすめしません。
料金1500円には全く見合わない。値段付けるなら300円以下。
TV露出が多いからってお客向け品質向上をおろそかにしてませんか?
名物の泥湯・・・泥がすくえない、誰も泥パックやってなかったですよ。シャンプー石鹸禁止・・・どうして??不可思議な温泉です。味があるのと、ただ古いのは別ですから。早急の品質改善を求めます。
さて本日のねぐらは、別府から北上すること50㎞。
道の駅「なかつ」。
田畑のど真ん中、静かで落ち着けそうな駅です。
夕食は、よくまあ都合よくあったもんだ、中華料理屋がすぐ隣に。「宝来軒」さん。
助かるわー、このシチュエーション。
ちゃんぽんを注文。餃子(小)も頼みたかったが、少し運動不足気味の店員に聞いたところ、「ちゃんぽんで十分腹が膨れるっす、餃子プラスは自分でもキツいっす」といわれた。たしかにちゃんぽんの盛りはどこの店もいいように思う。
やはり野菜の量が半端ない。これ一つで1日分の野菜がとれる。加えて海老、イカ、練り物に豚肉と、麺にたどり着くまでが大変。質量ともに完全食だ。
もちろん味もよし。
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