北の大地をじっくりと
最終日36日目 2025年7月24日(木)

小刻みな振動と軽い揺れの船室でもこんなに熟睡ができるのか・・・エアコンさまさま。
デッキに出れば、まあくそ暑い。

持参した、いつもの朝食を済ませ、コーヒーを飲みに行く。

あっという間に、予定より早く9時に新潟港着岸。
妻の実家に寄って軽く用事を済ませたら、
横浜まで一直線。関越道・圏央道で300㎞の行程。
越後川口SAで昼メシ。長岡洋風カツ丼。カツカレーがカツデミグラになった模様、丼じゃないし。

下り線ではこのSAによく寄りますが上り線は初めてかもしれない。高台から見下ろす真夏の光景。新潟もまた広大な県です。


順調に帰路を急ぐ私に試練が・・・往路もウインカーバルブ切れの試練があったが・・・
SAを出てすぐ、エアコンがぬるくなりました。あちゃー、先月の車検引き渡し時にエアコンガス注入しときましたー、と報告を受けていたのに、漏れたか???いや、徐々にぬるくなったのではない、突如として全く送風だけとなった。これはまずい。見るとエアコンスイッチ(A/C)が点滅しちゃっている。

点滅ってのはやばいサイン。on・off繰り返しても同じ。
高速上だけど窓を開けざるを得ないなー、締めきったら10分もいられない。熱風が入ってくるだけだがまだマシか。何もよりによって36℃の灼熱の真昼に・・・あと200㎞以上耐えなきゃならんのか。
とりあえず、赤城高原SAで停車して、この現象をネット検索してみた。おそらく電気系統部品「マグネットクラッチリレー」が壊れたのではないか。
一般道に降りて最寄りのカー用品店で取り換えるという手はある。地場の店を探して℡すると、あー取り扱ってませんねーとの返事。SAに併設のガソリンスタンドを覗いてもワイパーブレードくらいしか置いていない。ここで思ったけど、高速のSAって土地勘のない人も多く使うわけだし、車の故障に対するコンシェルジェみたいな機能を持たせたらいいんではないかい?
しょうがない、このまま窓開け運転で帰ろう。昭和50年代まではよく見た風景ではないか。
そしてもう一つ、圏央道で2件の交通事故発生、長い渋滞が予想されることから、関越道を直進し練馬・池袋・銀座・羽田を通るルートに切り替えた。
いやー疲れますね久しぶりに、首都高のサーフィンは。窓全開だし・・・
しかし人類は・自分は・エアコンという麻薬にどっぷり侵されているね。都内のビル群を見れば一体何万個のエアコンが熱を吐いているか。大気の温室効果にも絶対悪影響を及ぼしている。されど使わなければ生きていけない体になってしもうた。麻薬だ。
結局家に着いたらとうに日没。トラブルに始まりトラブルに終わった旅だった。夏の北海道は鬼門か。

新潟往復を含めた36日間の全走行距離は3,800㎞。



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