キャンピングカー みちのく紀行9 五所川原の立佞武多(たちねぷた)と斜陽館の金木へ

mitinoku キャンピングカー
青森をメインに北東北を巡ります
9日目 2021.5.31

八甲田山へ行く予定でしたが、明日のほうが天気が良さそうなので急遽変更。

五所川原へ。

36年前、勤務していた時は、弘前支社と五所川原支社が兄弟のような関係で、社員同士でよく遊びに行ってました。

藤崎町、板柳町と、まるでタイムスリップしたかのような、まったく変わっていない道を行きます。両側にリンゴ畑、北西方面からの風をよける、雪囲い。地吹雪がすごいんです。地表2mくらいまで、乗用車の視界が真っ白になります。当時も何度かこのホワイトアウトを経験。車を運転していてあれほど怖いものはありません。

途中、鶴の舞橋という、吉永小百合のテレビCMで有名になった(らしい)スポットに立ち寄り。

湖に木組みの太鼓橋がかけられています。ほんとはもっと橋の袂まで行くとよく見えるようですが、高さ制限のある有料駐車場にムカッときて、ここでUターン。有料だなんてセコイことはしないでください。

さて、五所川原へ。

駅近くにうまいラーメン屋を探しました。

麵屋遊仁さん。

確かに洗練されています、今どきのラーメンです。

鶏醤油ラーメン、780円なり。ごっつぁんでした。

すぐ近くに立佞武多(たちねぷた)の館があります。

この中に、あの巨大な立佞武多がすっぽり入ってるんです。

私の認識では、1.青森ねぶた、2.弘前ねぷた、3.五所川原立佞武多、の順に人気度がランクされています。

立佞武多は、しりすぼみ状態だったものを1990年代後半に復活させた、とされています。新しいんですね。だからねぷたを収容する器もこんなに立派なわけです。

入場料はJAF割引で580円なり。

6階建てのうち4階までが吹き抜けになっています。

高さ23m。近くで見上げると、

こんな感じ。

1階で見上げを堪能したら、エレベーターで4階まで上がれ、とある。

最上部から、今度は見下ろす感じ。

それから、重力に従って、館内を取り巻くスロープのとおり、徐々に下りていきます。

細部までじっくり見てあげてくださいってことね。

美しいです。

23mねぷたがここには3基収納されています。8月の祭り本番では、館の床の一部が4層とも跳ね上がり、建物の壁が開いて、「出陣」となるのです。まさに出陣!(マジンガーZ、あるいはサンダーバード、あるいはウルトラ警備隊・・・いずれも古典・・・)男子のロマンです。

さて、太宰治にはほぼ興味のない私ですが、やっぱ金木の「斜陽館」は見ておくべきでしょう。

五所川原市内から北へ10数キロ。金木の街をはじめて訪れました。

斜陽館より興味があったのは、同じ敷地内にある、「津軽三味線会館」。

津軽三味線はこの金木が発祥の地だそうです。

生演奏があるというので入りました。600円なり。

山田ナントカさん。

どアップなのは、客が私一人だったから。

恐縮しました。

いくつも弾いていただきましたが、やっぱり、じょんから、だな。(それしか知らないから)

オマケのようですが、斜陽館です。

外観写真だけで終了。

明日の八甲田のことを考えると、ねぐらは黒石に近いほうがいいな、と考え、今日の道の駅はひろさきでなく、田舎館に決定。

その前に、近くの公衆温泉へ。

公衆浴場だけど、100%源泉かけ流しの温泉。310円なり。

熱いー。

夜はコンビニ飯。

19時過ぎても、夕焼けのおかげで電灯いらず。

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