キャンピングカー みちのく紀行10 八甲田山と蔦温泉など

mitinoku キャンピングカー
青森をメインに北東北を巡ります
10日目 2021.6.1

夜中に寒さで目が覚めた。

妻の分の布団を引っ張り出して、2重羽毛布団でようやく暖がとれました。

学習しました。夜の気温は一にも二にも雲の量による、と。晴れまくった昨日の夜は雲がなく、放射冷却し放題だったのですね。

今日は予報通り、安定した晴れが見込まれる。(全国的にそうらしい)

八甲田山頂になるべく近づきたい。

まずは八甲田ロープウェイを目指します。田舎館村からだと近いんだな。

途中、城ヶ倉大橋からむせるような新緑を見下ろす。

一時間しないうちに八甲田ロープウェイ山麓駅に到着。ゴンドラがいたのが見えたので、急ぎ飛び乗り。JAF割引で往復1800円なり。

ゴンドラには私を含めて乗客は6名。こんなものか。

こちらもブナの強烈な新緑が眼下に。

10分ほどで山頂駅到着。

寒いー。7℃。

北を見れば青森市街、陸奥湾、津軽海峡夏景色が一望できます。

八甲田山は、こんなに青森市に近かったんだ、ほとんど青森市の裏山だな。

南には、雪渓が残る山々。

ここに来たら、本格登山はともかく、山頂の遊歩道(八甲田ゴードライン)をぜひ散策したいと考えていました。

8の字を描いて1時間もあれば回れるな、と考えていました。

ところが、

ガーン。雪で埋まってます、との表示が。

行けるところまで行ってみましたが、

圧倒的な雪が行く手をふさいでいました。

残念。

ゴンドラにいた人もみなここまで来て引き返し。

試しにゴールから逆行してみます。

上の写真、中央の平坦な部分が、「下・毛無岱(けなしたい)」。通常装備では降りるのは無理と書かれています。

フキノトウがあったりして。

やがて、当たり前ですが、こちらも雪に閉ざされてUターン。

7月が間違いのないベストシーズンらしいですね。

ロープウェイは20分間隔と商売熱心。

ゴードラインは雪に閉ざされてます、との情報は前もってほしかったな。

それにしてもブナ林のすごさよ。

昼食どころはそんなに選択肢がありません。

酸ヶ湯のそば屋に行くことにしました。

「鬼面庵(おにめんあん)」さん。

酸ヶ湯の正面入り口から入ります。

大海老天ぷらそば、1200円なり。

なお、酸ヶ湯の温泉の方は入りません。

温泉ツウとして当然入ったことがあるので・・・。

ここまで来たら奥入瀬もなめて帰ろう。

奥入瀬の渓流が始まる手前、「蔦温泉(つたおんせん)」旅館があります。

ここで日帰り入浴します。

大町桂月が愛した温泉らしい。かなりの趣あり。

中のつくりも渋い。

温泉はもっと渋い、というかすばらしい。

浴室は総ヒバづくり。浴槽の床の羽目板から温泉がじわじわわき出ています。つまり空気にも触れない源泉なのです。熱し。

なんというか、湯の「パワー」を感じます。

体を洗おうとしても蛇口から水が出たりはしません。蛇口がありません。木桶でわいてくるお湯をすくって体にかけます。

いやーすばらしかった。

蔦温泉の周りには小さな池、沼が点在しており、周遊散策コースとなっています。

ちょっとだけ、往復1Kmだけ歩きました。

一番大きな蔦沼。

紅葉シーズンになると、湖面にも紅葉が映って、ヤバいくらいの景色になるようです。

TVでも見たような気がします。

さて、奥入瀬。

正直、「飽きた」感があります。

ハイライトの一つ、銚子大滝だけ、車を降りてみました。

お、結構、滝の水が粒だって撮れてる。

午前中に来ることをお勧めします。

そして十和田湖の子ノ口(ねのくち)。

新緑のいい時期なんだけど、売店など全部閉まってますね。

カップル一組のみ。

このあと、だれも通らない、十和田湖北岸を通り、温川温泉のあたりをかすめて、しまいには国道454号線という、ハイナンバー国道をひやひや走って戻ってきました。

つかれたー。

夕食は道の駅ひろさき、にほど近い「ドライブイン鯖石(さばいし)」。通りかかったときに気になっていたのよ。

今でも残っている「ドライブイン」という、ファミレスでも定食屋でもない飲食店。こういう店はまず間違いなく、うまい。

野菜不足だったので、野菜炒め定食に卵プラス。1000円なり。

望むような食事がとれるのがドライブインのいいところ。

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