キャンピングカー みちのく紀行15 青森市の文化スポット3つ、三内丸山遺跡と青森県立美術館とワ・ラッセへ

mitinoku キャンピングカー
青森をメインに北東北を巡ります
15日目 2021.6.6

青森市内の有名スポットを回ります。

まずは6月1日にガソリンを入れて、ポリタンクに水を分けてもらったガソリンスタンドを再訪。といっても以前来たことがあることに気づかず、従業員のお兄さんに、水分けてくれますか、とお願いして快諾もらいました。あれ、お兄さんどこかで見たような・・・。同じスタンドだったことに気づかないなんて相当アホな私ですが、お兄さんも覚えていないとのことで、ヒトの記憶はあいまいですな。(ちなみにスタンドで水を分けてくれ、ってお願いするのは相当まれなケースだと思います)

まずは三内丸山遺跡。

もうすぐ世界遺産に登録されます。確定だそうです。

今はまだ、特別史跡、という肩書。姫路城と同じレベルです。

場内ガラガラといってもいい人数ですが、この7月にも世界遺産登録されたら、おそらく10倍以上の人出となることは間違いありません。(ちなみに三内丸山だけで十分世界遺産なんですが、青森県の太っ腹?で、北海道と他の北東北の2県所有の遺跡と合同で登録になる予定とか)

入場料410円なり。

入ると、ガイドツアーがすぐにスタートします、と言われて、言われるままに50分間という、ボランティアガイドのお世話になることに。

結果的にはこれが良かったです。

だって、5900年前の縄文時代の予備知識なんてあります?

ガイドツアー参加者は総勢15人。先頭の黄色い衣装の方がボランティアガイドさんです。

語りが熱い。

11時にスタートして、正式には50分間のところ、喋りが多くて70分間となりました。

とても全部は説明できないので、写真等、ギャラリーとして見てください。

とにかく、縄文時代の遺跡としては超A級、というか、けた違いの出土品により、他の追随を許さない価値があるというのです。(ピラミッドより古いですから)

5900年前の日本の総人口はわずか30万人といわれています。

その中で、この遺跡群周辺で、500人の集落があったそうです。これは日本有数の、というか、日本一のムラだったらしい。

青森地域は、当時は福島県くらいの温暖な地域で、栗を主食に、魚類の狩猟(大型動物は食べつくされていた?)、栗、根菜などの簡単な栽培等(つまり自然物を刈り取るだけでなく育てていた)で、上下関係もなく、したがって戦争もなく、千数百年の安泰な生活ができたと推察されています。

ただ一つ、残念だったのは、最大の見ものである、6本柱(直径1m以上の栗の大木を6本使って組み上げた物見やぐら状のもの)が、メンテナンス中で見られなかったことです。

ではギャラリーをご覧ください。

勉強になりました。

併設されたレストランで昼食。

青森名物の貝焼きを食べたかったんですが、売り切れ。

きつねうどんとなりました。680円なり。

三内丸山遺跡から600mくらい離れたところに、

青森県立美術館、があります。

入館料410円なり。(三内丸山遺跡割引)

館内はほとんど写真撮影NG。わずかに棟方志功展のみOK。

一番見たかったのは

あおもり犬。

でもなぜか間近には行けず、ガラス越しに覗くだけ。係員から「この人たちは外から入った人です」と説明されたが、そりゃタダってこと?不可思議。

あとは、ウルトラマンのモチーフを作った成田了さんの個展、渋く良かった。

全体の評価は・・・・残念!

敷地が広く緑にあふれた、ゆったりとしたつくりなんですがねー。

あと、さらに付け加えると、係員(学芸員っていうんですか)の数が多すぎて緊張します。以上。

最後の施設は、青森駅近くの

ねぶたの家「ワ・ラッセ」です。

入館料はJAF割引で550円なり。

弘前の津軽藩ねぷた村より建物は大きいか。

ここにも実際の山車を展示しています。

実物です。7×9m。

五所川原の立佞武多と比べると、背が低い分、横に広がった迫力があります。

見上げるとこう。

ねぶたという山車自体は、五所川原立佞武多に少し負けていますが、

こちらは、引き連れるものが、笛太鼓等の音楽部隊に加え、何といってもハネト(跳ね人、じゃなくてハネトね)を100人も動員されるところがすごい。

ご存じのように、ねぶた関係者だけでなく、青森県民だけでなく、誰もがハネトになれる、という懐の深さがあります。

私も36年前は、浴衣にすげがさ、わらじに鈴、日本酒をもらうための小さなひしゃく、一切を借りて祭りに参加しました。

日本酒を飲みながら、体力の限りを尽くして跳ねる。若いもんにしかできない。

いまでもあの熱量を忘れられません。

そしてお決まりの言葉、「ねぶたが終わると津軽の短い夏は終わります」というフレーズ。全くその通りなんです。1年をこの1週間にかけ、その後は喧騒から一気に静寂となるのが青森なんです。

ふー。3つの文化施設をまわって疲れた。

本日はねぐらを道の駅「浅虫温泉」と決めました。

こっちはすぐ海。

そして逆側にはJR浅虫温泉駅。

なんか食べさせてくれるところはないかえ?

浅虫温泉ちゅうたら東京でいえば熱海、青森の奥座敷じゃろう。

あることはあるんですがね、17時にはオーダーストップみたい。

しょうがねえ、今日もコンビニ飯か。

コンビニ比率高いなー、ちょっと考えんといかんなー。

この道の駅、浅虫だけに温泉を併設しております。

360円なり。

安いのはいいんですが、シャンプー石鹸は絶対置いてないのが青森県ね。みんなしっかり風呂キットをかごに入れて持ってるもんね。そういえば今までみんなそう、ホテル・旅館じゃないと置かないんだね。

海間近なのに、塩分ゼロの普通の温泉でした。

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