24日間の旅を振り返ります。
行程
うまく一筆書きで地図に表記する技術がありません。
大体、動いたのはこんなところかな。
特別な費用
日々の暮らしでは発生しない、特別な費用はいくらだったのか、検証です。
1.ガソリン代
24日間で、3,150㎞を走破しました。ガソリンは概算で330ℓ消費、ガソリン代合計48,000円。
結果として燃費は9.5㎞/ℓ、またガソリン単価平均は145円/ℓでした。
後半は暑かったのでエアコンつけっぱなしでアイドリング2時間とか、燃費の悪くなる行動がたたりました。旅の途中でガソリン価格が下落に転じたとのニュースもありました。この旅では反映されず、アンラッキー。
2.有料道路料金
前回の和歌山の旅のように、一切の有料道路を避けるのは無理と判断し、首都圏内のみ有料道路を使用。(都心には首都高はあれど、地方で見られる一般国道のバイパスは望むべくもなく。)行きが横浜から圏央道・五霞インターまで3,310円、帰りが首都高・加平インターから横浜まで1,640円。合計で4,950円かかりました。
3.施設入場料
藤田記念庭園、津軽藩ねぷた村、立佞武多の館、津軽三味線会館、八甲田山ロープウエー、三内丸山遺跡、青森県立美術館、ワ・ラッセ、恐山、龍泉洞、で合計6,820円。割と多め。
4.駐車場料金
弘前市内一日300円、弘前市内4時間400円、盛岡市一時間200円、合計900円。
5.入浴料
全ての日で1回以上入浴。一応すべてが「温泉」。合計11,460円。1回当たり単価は477円、500円切ってる。東北地方は単価が安い。ありがたし。
ところで、家で入浴すると1回当たりいくらかかっているんだろう、と、素朴で緻密でケチな計算をしてみました。家族3人が風呂を使います。水道料金、ガス料金をもとに、「私ひとり」がいくらかかっているかというと、概算200円、と結論。24日間で4,800円。
したがって、この旅の特別な費用としては4,800円を控除して、6,660円となります。
6.コインランドリー代
3回の洗濯乾燥で2,200円。
7.WIFIレンタル料金
これまでの「あとがき」では、これを計上するのを忘れてました。全日フルカバー、ギガ制限なしのタイプで、5,907円。競争の激しい業界なので、もっと安い会社もあります。が、慣れているところが便利なのでいつもここでレンタルしてます。(送料込み。送って送られての送料が2回分ってのがちょっと痛いところ。)
8.土産物代
家族へのお土産、いつも大したことなくてすみませーん。
りんご100%ジュース、十三湖のしじみレトルト、ひもかわうどん、昆布ラーメン、十和田バラ焼きのたれ、南部せんべい、で合計約4,000円。
1から8の総合計は約79,000円。うーんガソリンがねー、かかるねー。
インフラ
いずれも文化的な生活に欠かせないもの
1.電気
晴れ日数がすごく多かった気がします。夜中に雨が降っても日中晴れればソーラー発電には問題ありません。冷蔵庫とFFヒーターは使っておらず、もっぱら照明と水タンクのポンプ、TV視聴で電気使用。あとは弱電のスマホ、PC、髭剃りくらいなので、ほとんどソーラー発電の電力でまかなえました。
2.ガス
カセットコンロのガスを1本弱使用。あと、卓上用にキャンピングギアの簡易コンロを何度か使いました。こちらは岩谷プリムスのボンベ1/4くらい使用。特に問題なし。
3.水道
今回もすべてガソリンスタンドでの給油の際に、業務用水を分けてもらえますか、とお願いしてすべて快諾いただきました。小さいほうのタンクに3回満タンなので、非飲料水の消費量は全行程で40リットルくらいか。
これとは別に飲料水として、2ℓのペットボトル11本を購入、計22ℓを消費。
4.電波
人家のないところは、山間部だけでなく、平地であってもWifiが使用できない区域が多いと知りました。(ただし、こういった区域でもスマホの4Gが使えないところはありませんでした。)スマホがギガ使用量に応じて課金される料金プランなので、Wifiを使えないとスマホでのギガ消費にハラハラしますね。寂しい夜中の楽しみは、もっぱらDAZNで配信されるDeNAの野球中継なので、うっかり見とれているとすぐ2ギガくらい消費してしまうので要注意です。
地デジTVについては、発信局に近い場所であっても、ちょっとした障害物により受信が不可能となることを知りました。また、同じ駐車場でも建物の近くよりも、建物から離れた場所で感度良好となるケースあり、どうしても見たい番組がある場合はいろいろ駐車位置を変えてみることも必要。ま、思いきって見るのをあきらめればイライラもなくなりますがね。ラジオ派になるとか。
その他
・季節としては旅に最高な時期です。しかし、車の中で暮らすには、6月に入ると晴天では暑すぎることもわかりました。家庭用エアコンを搭載しようとは思いませんので、これ以降の旅は、1000m以上の高地以外は一旦やめます。秋以降に再開するかもしれません。
・この旅の「匂い」を象徴するのは、何といっても青森のリンゴ畑。「スピードスプレヤ」という、農薬を散布する赤い芋虫のような形の乗り物があります。昔と変わってないですね、これは。まさにリンゴ畑は除草と農薬散布の時期。農薬が人体にどう影響するとか、よくわかりませんが、スピードスプレヤが広大なリンゴ畑に発散し充満しているこの匂い、これが今の青森を代表する匂いですね。
・今回もNAVIはスマホアプリの「ポータブルスマイリングロード」をフル活用しました。首都圏を出ると、すべて「無料」の経路検索をします。メインの国道を走るイメージを持っていると、これが見事に裏切られ?県道とか農道のような道を指示されます。これが実にベストチョイスなんですな。国道より県道、県道より市道、という順に地域の生活が見える道になっていきます。そして信号も渋滞もなく走りやすい。日本の原風景みたいな、名所ではないけれどカレンダーにしたいくらいの渋い風景に出くわすと、よくぞ選んだ、とNAVIを誉めたくなりますね。
コメント
コメント遅くなってしまいましたが、東北への思い出を巡っての旅路、無事にクリア!おめでとうございます。
そしてお疲れ様でした。
え?え?何日続けるの!?もしかして1ヶ月!?と恐れおののいてブログを拝見しておりましたが、その前にご自宅に帰り着かれたので、次回は目指せ1ヶ月越え!ですよね?(なんだこの矛盾した文章は)
過去の思い出の土地を訪ねて、当時とは全く変わった場所、逆に全く変わらずにある場所、それぞれに感慨深かったと思います。
私も青森と岩手は住んだ事のある場所なので、懐かしく思い起こさせてもらいました。
しかし、定年後の男性は時間を持て余すという話をよく聞きますが、ちゃんすーさんに至っては無縁の言葉ですね。
趣味が多くて、逆に時間が足りないんじゃないですか?素晴らしいですね!
ウチのダンナさんも来年3月に定年を迎えます。
まあ、彼も暇を持て余すタイプではないとは思いますが、どうなります事やら。
どうぞこれからも楽しく充実したセカンドライフを送っていきますよう応援しています。
いつも駄文を読んでいただきありがとうございます。
青森も岩手も住んだことがあるんですか。へぇー、ですね。
北東北を巡る、としながら、岩手も秋田も「かすった」程度なので大きなことは言えません。
今回は自身の思い入れもあり、青森に飽きるほど滞在してみたかったんですね。
実際、10日もいれば「見るもの」「すること」はなくなってきます。
「旅する」と「暮らす」を併存させるのは結構取り組みがいのあるテーマです。
振り返ると青森県って手ごろな山と、変化に富んだ海岸線があって素晴らしい。
今まで見ることのできなかった2つの角である、津軽半島、下北半島をじっくり回り、
どん詰まりの哀愁も味わうことができたのは収穫でした。
あと、中華屋の店主と当時の話ができたこともね。
またいろいろオッサンの生きる「もがき」を記していきますので、暇なときにご覧ください。
青森はちゃんすーさんにとって思い出深い地なんですね。
中華屋さんのご主人と当時のお話しできたっていうのは嬉しいですね。
やっぱり旅先での人との触れ合いは、楽しいです。
私は実は転勤で行きたくない土地No.1でした(笑)
でも実際行ってみたら、人は付き合いやすいし、温泉はいっぱいあるし、新潟よりもよっぽど観光する所もあるし、何よりあのねぶたの熱狂。
おそらく転勤しなければ、一生見れなかったであろうあの熱い空気は忘れられません。
それと岩木山。まだ小さい子供達と行った時、すごく良い思い出として残っています。あー嶽きみ食べたい。
だからちゃんすーさんがじっくり行ってみたくなった気持ちも分かります。
まあ、ダンナに言わせれば「お前達2年くらいしかいなかったから、良かったかもしれないけどなー、私は8年いたんだぞ!あの冬を8年経験したんだぞー!」という事らしいんですがね。
子供の中学進学を機に一人ダンナを青森に置き去りにした恨み節を聞かされます(笑)
次回は少しお休みされるようですが、もうどちらに行くかは計画してるんでしょうかね。
計画の段階もワクワクしますよね。
お身体に気をつけて旅を楽しんでください。
ダンナさんの8年はチト長いですね。私も2年でしたから遥かなる良き思いでになったのでしょう。
弱冠24歳でしたし・・・。
ダンナさんのセカンドライフに幸あれ。
24歳で思い出しました。当時の東北営業本部長が弘前支社に来た時に、
「君は親元を離れてまだ2年だろう、この年末は早めに休暇を取って親御さんに顔を見せてやれ。
これは命令です。」と言ってくれました。命令、が泣かせる。
昔は徳のある上司もいました。現役の社員にも幸あれ。