青森をメインに北東北を巡ります
4日目 2021.5.26
昨日の晩?今朝?よく降りましたねー。波状攻撃のように通り雨。雨粒落下地点から1m下で寝ているだけに雨の素性がよくわかります。
しかし朝にはカラッと晴れ。
角館、田沢湖といったメイン観光地をスルーしてひたすら北上。
秋田が誇る名湯(乳頭温泉ほど美しく観光地化されてはいないが)、通好みと勝手に判断している湯である、玉川と後生掛(ごしょうがけ)の連チャンに臨みます。
田沢湖の横を抜けてしばらくいくと、細長い湖が見えてきます。
どうです、このコバルトブルーの湖面、パラオか?
宝仙湖といいます。
この、国道341号線ってやつ、今まで経験したことがないような、新緑にまみれた街道です。
雨上がりで空気が澄み、太陽を背にして走っていること、もちろんこの時期だからこそといえますが、どうやらこの地帯が落葉樹だらけ、ということもあるのじゃないかと。
とにかく行けども行けども新緑また新緑。
いいときに来たもんだ。
と、浮かれていたら、突然のスマホNAVIダウン。
電波が来ていない。
おかげで玉川温泉への入り口を見過ごし、7キロほど引き返すことに・・・。
このスマホアプリの「SMILING ROAD」が大変優秀で、もはや従来の車に備え付けNAVIは不要だと思っていましたが、意外な弱点を発見しました。電波脆弱地帯ではあやうい。
従来NAVIを使うこともまだまだありそうです。
いやさすがに秘湯がある地域です。かなりの区間、ケータイ電話もできませんのでご注意ください。
玉川温泉着が昼時になってしまった。
あいかわらず湯気モクモクです。
ここは7年ぶりです。
すいています。料金800円なり。
ここの湯は強酸性。(塩酸です、硫酸と並んで金属を溶かすという・・)
まずは源泉50%表示のある湯舟へ。
三杯酢に全身浸かった感じ。なめると酢そのもの。粘膜がピリピリします。唇やシモのほう特に。
続いて源泉100%表示の湯舟。
すごいです。
あまり長くはいられません。なめると酢の原液を煮詰めたような刺激。
もはやデンジャラス。湯治場もありますが、ホントに療養になるのかな。
非・湯治の半端者はささっと切り上げるのがツウでしょう。
昼飯は隣の食堂。
比内地鶏ラーメン、850円なり。
これはいけません。「中華三昧」風の麺に固い肉、NGです。
次は後生掛温泉。
「馬で来て 足駄(あしだ)で帰る 後生掛」と効能を歌われた秘湯です。あしだ、とは高下駄のこと。
この辺まだ雪が残ってますよ。
こちら程よい酸性。
歴史を感じさせる総木造り。箱蒸しや泥湯など秘湯の割に飽きさせない、趣向を凝らしてます。
いい湯だ。600円なり。
歩けない人が歩けるようになりそうだ。
湯上り後、30分ほど車で休憩。
今日中に秋田から脱出はしません。県北の鹿角市にある道の駅「かづの」に泊とします。
街の祭りの中心地店のようです。
ここも道の駅の施設としては非常にきれいです。秋田の道の駅は何か示し合わせたように似たつくりをしてます。
夕食は、
「まっぷる」を見たら、ここから歩いてすぐ鹿角の中心街なので、掲載されていた、「ホルモン幸楽 花輪本店」へ、歩いていくことにしました。ちょっとは運動せんとね。
約15分ほど歩くと、鹿角花輪駅近くにひっそりとその店はありました。
常連さんで八分の入り。オーダーの仕方と焼き方のお作法がありまして、一見さんはちょっと入りづらい感じ、でも旅人ですから気にしません。
マニュアル通りに注文しました。
すべて単品で、ホルモン、キャベツ、豆腐半丁、ご飯とビール。
ほとんど店員さんが焼いてくれました。
甘辛のつけ汁がすべてに染みて、うまし。
そして安し。すべて合わせて1,470円なり。
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