青森をメインに北東北を巡ります
8日目 2021.5.30
弘前城公園まわりを歩く。
キャンピングカーサイズを楽に迎え入れてくれるコイン駐車場を探します。
ちょっとぐるぐるして・・・ありました。
弘前大学医学部附属病院の前。
この、幅の広さ、精算機横の張り出した雨除けの高さ、がポイントです。これなら躊躇なく進入可能。
一時間100円、5時間以上は500円打ち止め、のシステム。
相変わらず雨雲と青空のせめぎあい。でもリュックに傘を入れて歩けば問題なし、と読みました。
まずは、王道の弘前城。
追手門から入るのが正式でしょう。
城だけでなく、運動公園や、植物園など、全部ひっくるめて弘前城公園となっています。
やっぱ広いわ。弘前市の半分はこの弘前城公園が占めているのではないか、というくらい。
これなら、さくらまつりの時期、何十万人もの人を迎え入れても大丈夫なわけだ。
この時期は日曜でもひっそり。
縦横、ギザギザ、カクカクとしか進めないのが城の特徴ですね。でも街の道路までそれに倣っているところも残っていて、城下町の交通は面倒だ。
赤い橋を二つ通ると本丸。
天守閣。小さいところが逆にいい。本物ですから。(後世に作り直したものではありません)
なんと今日は1年に1回だけの天守閣入場料が無料の日でした。ラッキー。
後で知りましたが、現在、石垣の補修のため、天守閣は元の場所から70m移転しているそうです。
そういえば、確か先ほどの赤い橋からすぐのところ、石垣の角に建っていたことを思い出しました。(赤い橋と石垣と桜と天守が、さくらまつりを代表する「絵」となっていたはず)
中に入ります。
城の階段が緩やかなものは見たことがありません。でも腰をかがめるとかえって体がつかえてしまいます。
外に出てもう一度ドアップを。
天守閣の横に岩木山を見渡せる絶好のスポットがあります。
有名なスポットです。
頭が雲に隠れていますが、さくらまつりの時期は城と桜と岩木山が1枚の写真に納まります。
弘前城公園を出て、隣接している、藤田記念庭園へ。
こんなん昔からありました?
料金320円。
大富豪の庭園?
なかなかにきれいに整備されています。
これが上層。邸内でお茶もいただけるようですよ。
そして石段を下って下層へ。
こりゃブライダル用フォトにも使われますわ。
ミニ兼六園って感じか。
かなりの部分をもみじが占めている。ってことは秋は紅葉。春の弘前城の桜と、秋はもみじで弘前市民を楽しませているね。
庭園に併設してレトロなカフェがあります。
「大正浪漫喫茶室」。ここで昼飯にします。
庭園を見ながらのカフェ。しゃれおつ。
女子しかいない。
ここは7種類のアップルパイから選べるケーキセットが有名だそうで。
しかしわき目も振らず、メシ。
見た通りのナポリタンね。850円。ごちそうさまでした。
史跡めぐりはまだまだ続く。
史跡なのかわかりませんが、スタバのレトロ調店舗あり。
弘前市役所横にあります。
そして、市役所反対側に、よくガイドブックに載っているのが、これ。
弘前市立の旧図書館。
こんなん昔からありました?
以外にこじんまりしてました。
史跡めぐりというと、だいたいこんなところかね。
車に戻って一休みした後、最近できたばかりという、弘前レンガ倉庫へ歩いていきます。
美術館と別棟でレストランをやっているようです。(外観だけでパス)
太陽の状況が思わしくないので、PC充電を兼ねて、先日入ったスタバで事務仕事。
しかし、前の席に座ったネクタイ・スーツ姿のおっさん、PC広げて、ヘッドホンして、絶対DAZNでプロ野球の楽天対DeNA戦を見てるわ。時々人目もはばからずガッツポーズしているから。そして速報を見たらまさに楽天が大量点を入れていたから。まちがいない。
さて、このスタバから道路一つ隔てたところにある、とある中華屋さんを本日の夕食場所とします。
偶然見かけた、「新雅飯店」という独特の名前。
36年前の記憶がよみがえります。
当時の2年間は、仕事上の飲み会がやたら多かったものですが、そうでない夜は、結構な頻度で、この店で夕食をとっていました。
住まい(社宅)からも近く、便利でした。
ネットでも調べて間違いなくあの店だ、と確信。18時ごろに入店。
充分に店内には当時の面影がありました。
B定食を注文。当時もAとかBとかあったなあ。
すごいボリューム。これで800円。良心的、いや良心そのもの。
写真右上の小鉢の漬物。ごろっとした大根を醤油ダレでつけこんであります。
この漬物を食べた瞬間、確信度がもう一段あがりました。なつかしー。全く味が変わっていない。
そしてうまいー。
食後に店主夫妻と話をすることができました。
36年ぶりに訪問したことを告げました。
なんでも店は40年続いているとのこと。経営者や親子間の代替わりなどいっさいなしに。
てことは、私が25歳のころ、店主も同じような年代で店を開いたってことか。
大根の漬物を誉めました。
店主も自信ありげでした。
私が営業職で全国をヒーコラ回っていたころ、おやじさんはただひたすら中華鍋を振るい続けていたってわけだ。
感動しました。
職人は偉大だ。
優しいお顔に信念が潜んでいるように見えました。
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