山小屋ライフ・性懲りもなくお盆時期に来てしまった ピザ職人デビュー編

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2025年8月12日(火)

遠い田舎があるでなく、退職自由人となった今、お盆の人口大移動というものに無関心でありました。そうか、この日も「ふるさとや行楽地で過ごす人々」の車の激増に巻き込まれてしまった。

圏央道相模原から中央道上野原まで90分の掲示。すこし時間を遅らせたほうがよさそうだと判断。

早めに厚木SAで昼飯としよう。6月19日の北海道遠征前に方向指示器トラブルで立ち寄ったところだ。

前回同様、漬け豚丼、一番人気です。

やはり渋滞は遅くなるほど解消の方向へ。笹子トンネルを抜ければいつも通りの快適な中央道です。

諏訪南ICで降りていつものスーパーへ。あーやっぱり混んでる。

いかにも別荘で過ごします風のご家族と合宿の買い出しだコノヤローの若者たちで大変混んでおります。

到着。

さぶい。

ただただ焼くだけの夜定食。

2025年8月13日(水)

ピザ職人デビューの日。人生初めてピザ生地を作ります。大げさです。

人工大理石のこね台やデジタル秤など、道具から入るのが男というものだ。

新潟で一度試し炊きしたピザ窯をデッキのテーブルにセットします。

ハマるねえ、先人の残した鉄板焼き用鉄板に載せて。手前の犬のエサのようなものが燃料の木質ペレット。意気込んで10㎏も買ってしまった。燃やし放題だ。

さて、ネットレシピの最大公約数を自分なりにまとめたオリジナルレシピに従って粉をこねていきます。

んー、なんかイメージと違うなあ。団子状に丸まるはずだが、いつまで練ってもべとべとだなあ。まあでも無理やり発酵させるか、1時間。

あっ、水の分量を間違えている、30%も多くの水で溶いている。アホや。

強力粉を鷲掴みで付加。しかし失敗をカバーできたとは思えず。とほほな状況。しゃあない、トッピングだ。人生初マルゲリータ。

格好は気にしていられぬ。このまま焼きます。ピザ窯300℃で。

1枚目は「ちんくしゃ」。これはお見せできませぬ。

2枚目は何となくそれでも形がよくなってきた。ペレットを追加し念願の400℃越えの窯で焼いたのがこれ。なるほど2分で焼きあがる。

これは・・・・わりといけます。すっかりピザ腹となりました。こうしてピザ職人1日目は50点の出来で終わりました、とさ。

ところでデッキを見渡すと、なにやらハチの巣状のものを発見。軒下2.5mの高さ。ソフトボール大の球形です。見ているそばから兵隊バチがピューっと勢いよく飛び出していきました。これはまずい。

さっそく管理センターに連絡すると、すぐに駆除担当を派遣するという。お盆時期に迅速なこって。

16時に2名の専門家到着(早い)。スズメバチだそうです。よくTVで見た「スズメバチハンター」のような重装備はなく、素手で素顔で対峙して、武器はスプレーのみ。防ハチ剤?を爆まきして、巣を叩き落して一件落着、ものの10分か。

まー小さい巣だから料金は、そうですね、11,000円にしときます、とのこと。TVでやっているような大きな巣だと25,000円になります、とのこと。ハチハンターの料金は寿司と同じく時価だと知りました。命の危険の相場なのだろうか。巣を失った帰りバチがうろつく可能性があるのでしばらく近づかないよにと言われ、本日の夜の焼き物は封印しました。

もうひとつ大事なこと、粉をこねる前、気になっていたお隣さんにようやくご挨拶することができました。

わが小屋のオーナーだった方と奥様同士がお友達で、ともに東京で医師をやっている家とは聞いておりました。想像していた通りの大変品の良い奥様(未亡人?)、70歳代か。

こちらこそご挨拶をと思っておりました、とご丁寧にもお菓子をいただいてしまいました。逆ではないですか、恐縮です。

2025年8月14日(木)

まずます晴れっぽい。

恐る恐るデッキに出て軒下を除くと、スズメバチの巣は跡形もなくなっておりました。

ピザ職人の2日目。

今日は水分量を間違えずやってやる。

間違えなければこのようにまん丸の球状に、こねも10分もやれば充分、なあーんだ。

1時間発酵後に3等分して20分間二次発酵している図。

段々晴れてきた。

1枚目、マルゲリータ。何ともうまく円型ができました。これで投入。

しかし今日の窯は容易に温度が上がってくれません。300℃で。

昨日はお見せできなかったマルゲリータ、なんとかシロート焼きの域に達したか。

2枚目。

余裕こいていたら円型化に失敗、どうやっても丸く広がらない、ゴムのようだ。まだまだですわ。

そして窯もどうやっても(途中でペレット増量しても)温度が上がらぬ。昨日400℃いったのに・・・・窯ってのは窯の中でいかに火力が最大になるかを考えなければならないのだ、んー、まだまだです。

総菜パンのようでもあるので、耳を残しても全部食べると腹がいっぱい。当分ピザは要らん。

K先輩がDJを務めるラジオを聴きながら・・・・

すっかり疲れました、だんだん日も傾きます。

今夜あたりは麓に降りて外食しようと思っていましたが、忘れてた、お盆じゃないか。混んでる飲食店はごめんだ。余った食材で夕食とします。

ふーーー今日は建物から一歩も出なかった。こういう夏の山小屋の過ごし方もいい。

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