キャンピングカーDIY インバータリモコンの分解掃除

キャンピングカー
2023年5月25日(木)

前回の旅の開始早々、インバータリモコンが作動しなくなりました。

インバータとは直流12ボルトの電流を交流100ボルト電流に変換する装置。たいがいはソファの下などの目立たないところに備え付けるため、目立つところにリモコンを設置するのが普通です。

下の写真右上の赤いLEDがポチッと点いているのがリモコンスイッチ。

インバータ本体はというと、

我が車の場合は左ソファの下、ブルーメタリックの躯体の「POWER TITE」がインバータ本体です。本体側面にメインのスイッチが向かって左側の狭い部分にあるため、リモコンなき状態ではまずソファの座面を浮かせて、腕を隙間から入れてONOFFしなければなりません。

旅の途中、交流100ボルトを必要とするテレビ視聴や各種充電など、いちいちソファ持ち上げをする必要がありました。40日間ほど、実に面倒でした。

リモコンの買い替えがよろしいのでしょうが、ネットで検索すると同じような状態になった方のブログがあり、ほとんどはスイッチの接触不良が要因なのだという。買い替えなくてもリモコン本体内部の接点を磨くことで解決するらしい。マネさせていただきます。

車体からビス止め2か所をはずすと、

接続配線はコネクタ1個で簡単に取り外せます。

裏返してもう2か所のビス外し。

たかがONOFFスイッチなのに細かい基盤だ。

基盤を裏返したところ。赤いのがLED、その下の黒い突起が問題の「タクトスイッチ」。この小さなスイッチパーツを開けるため4つのダボをカッターで削り取ります。

老眼には厳しい作業。

タクトスイッチが分解できました。黒い棒で小さな金属製円盤を突いて、円盤のたわみを利用してその奥の極に触れさせるという仕組み。

この円盤と極を「CRC556」を沁み込ませたティッシュで優しく拭いて(磨いて)やります。掃除作業はこれで終了。

元に戻します。先ほど削り取ってしまったダボの部分に接着剤として木工用ボンドを塗る、と先輩ブロガーさんが書いてありました。

塗るというより「置く」感じ。

もう一度分解掃除するハメになったときに瞬間接着剤より木工用ボンドが剝がしやすいんだとか。ふーん。

6時間ほど乾かし、

完成。なんか微妙にPUSH時のカチカチ音がクリアーになった気がする。

車体に設置して通電テスト。

おお、光ってくれたー、分解掃除成功!

先輩ブロガーさんの記事のおかげでパーツを取り寄せるまでもなく復旧しました。ありがとうございました。

接点不良だからまたダメになることも覚悟しなきゃね。

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