キャンピングカー四国中国の旅14 仁淀ブルーと四国カルスト

キャンピングカー
キャンピングカーによる全県走破へ
14日目 2023年4月11日(火)

夜は静けさに満ちていた道の駅「土佐和紙工芸村」。

仁淀川の河岸にありました。

仁淀川といえば四万十川と並ぶ清流、仁淀ブルー。川面に山が映っています。ここらへんはブルーというよりグリーンか。

やがて仁淀川本流と別れ支流と思われる川沿いでは、

底まで見える透明度で、魚が隠れるところがないじゃないか。

今日は四国カルストに向かいます。

初めて行く山道は少し緊張しますね。今日のルートは決して王道とはいえない道なのでなおさらです。

NAVIを見てもGooglemapを見ても、どうも最後の20㎞がどうなっているのかが判然としない。

案の定、農道あるいは小屋の軒先をかすめるような、地元民のためだけの市道のようなところを走らされました。すごく迂回すれば楽な道もあるのに、やはり最短距離=最短時間を優先するNAVIだとこうなってしまう。毛細血管みたいな道。ときどき動脈瘤みたいに膨れた箇所ですれ違えるからいいか。

しまいには整備された(センターライン付き)のスーパー林道に合流して一息。

四国カルストの末端、天狗高原に。最後の斜度は10度~12度で、これはこれできつかった。

よく登り切りました、標高1,450mほど。

ここ天狗高原から西に県道383号線というのが尾根の上を走っています。

この尾根の両側に大きな石灰岩がころがっている光景、それが四国カルストです。

ところどころ車を停めて見学できます。

五段高原というところ。牛もいますね。

続いて姫鶴平。レストラン、売店など閉まってます。どうしてだーー。

平というだけあって、はるか向こうにテントを張っている人がいる。キャンプしていいのか?

西の端には大野ヶ原という牧場、スイス的なところもあるようですが、腹が減ったので天狗高原に引き返します。姫鶴平同様、食べるところがないんよーーー。結構有名な観光地なんだから、いろいろ旅人を受け入れる準備をしましょうよーー。

で、天狗高原のここらへん唯一の宿泊施設「星降るヴィレッジTENGU」レストランへ。しゃれおつ。

カツみそラーメン900円くらい。

パーコー麺の味噌味バージョンか。腹持ちよし。おいしゅうございました。

あまりにかわいいワンちゃんがご主人をお待ち。

さて、下りはあの恐ろしい狭路を避けて、スーパー林道で国道197号線までをつなぎました。

このスーパー林道は優秀です。余裕のある2車線が山肌をつないでいます。眼下は高度感抜群、絶景の連続で、飽きることがありません。高知側からくるのならこの林道経由が一番いいでしょうね。私は反対に松山側から来たのでとんでもないアプローチになりました。でも優秀なNAVIがあながち間違った指示をしたとも思えない。

実感しないとわかりませんが、東西に走る、見どころの県道383号線に行きたいのに、南北に走る国道440号線があとちょっとのところで長ーいトンネルになってしまう。つまり立体交差してしまう。したがって国道を降りてとんでもない道をNAVIが選ぶ。

結論として言えるのは四国カルストは「行きにくい」観光地ってこと。行きにくさを売りにしている(=秘境)のではなく、旅客者目線の道路行政がなっていないということ。いったい、このエリアを県外者にどう広めたいのか、愛媛と高知の県境だから意見がまとまらないのか、もったいない。

今日の道の駅は「ゆすはら」。

ここも、温泉あり、レストランあり、ホテルありと、昨日の「土佐和紙工芸村」に似ている。ということは、嫌な予感通り、

ホテルおよび道の駅本来の駅舎は建て替え中、とな。ちょっと前までは多機能な施設が複数あった模様。今はレストランも売店もしょぼく、トイレに至っては200m先の公衆便所を使ってくださいときた。

かろうじて温泉だけは営業していました。JAF割りで450円。(湯質もよく良心的値段で◎)

レストランがだめなら近くのスーパーで食材を買いに行こう。昨日と行動パターンがそっくりだ。

家庭の食卓を演出してみました。白いのは豆腐ですよ。

それにしても、四国の道の駅のがっかり、というか「聞いてないよ」度合いはすごい。3月末で閉めました、とか事業者が交代しました、とか、大杉。

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