山小屋ライフ・思わぬ大晴天に浮かれて紅葉の湖を探訪、そして今シーズンの家仕舞い

山小屋
2024年10月16日(水)

夏仕様になっている我が山小屋はそろそろ戸締りをして5か月間のシーズンオフに入ることとします。

水まわりや電気ガスなど、どのような最終形にしたらいいのか、管理センターに問い合わせたら、全部ウチでやっときます、と。トイレタンクや風呂釜などを凍結から防ぐのが重要で、空中の貯水構造物から一切の水を抜くことが肝らしい。ただし予備カギを管理センターに預けているので、オーナーが立ち合いをする必要がないという。しっかり「仕舞い」をしようとしていたのに至れり尽くせりだ。でもやっぱり行きます。

めずらしく中央道「双葉」SAでゆっくり休憩。

さすがに喧騒は去り、客足は落ち着いたものです。

山小屋に15時半に到着。

紅葉はまだなのかな、ほんの一部が赤くなっている。もう落ちた葉もあるけど・・・よくわかりません。

室温は12℃。

管理センターのおっちゃんが、もう3℃くらいに冷え込んでますよ、と脅かされましたが、まずまず滞在には問題なさそう。

灯油のFFヒーターが3台あって、それぞれを稼働させてみます。

年代モノなので少し機嫌を取りながらになりますが、3台とも力強い温風を吐き出してくれています。

そして今宵も炭と格闘します。キャンピングカーに積みっぱなしの炭があることを思い出しました。

野菜中心の焼き物。

しかしデカい皿ですよ、直径50㎝?我が家にはもちろんこんなモノありません。

キャンピングカー収納庫で充分乾燥した炭は火付きが良好でした。

時間があっという間にたちます。

2024年10月17日(木)

なんか天気がいいらしい。空も青い。

家の整備ばっかりしていないでちょっと周辺を観光してみようか。

そういえば、山小屋購入から早4か月・・・周辺の散策もしていない。近場の観光スポットに行ってから茅野市内で買い物しよう。

まずは、「白駒池」。ここから山を登り切ったところ、10㎞先にあります。

標高1,650mの山小屋からまた登る登る、でもクルマで20分もかからない。

標高2,127mの麦草峠を越えてすぐのところにありました、白駒散策のための駐車場。1日600円なり。満車の札があるも、ちょっと待ってれば案内できますと言われる。100台はいけるか。

ここが歩道の入り口。

案内地図によれば森を抜けて池まで行きが15分、帰りが10分と、楽勝コースだ。

ゆるーい傾斜の快適な木道を歩きます。

白駒の森では苔(こけ)が見どころなんだそう。

見えてきました。

水面がキラキラとまぶしい。何ちゅう美しいところか。

赤すぎるにもほどがある。

えぐい紅葉を久しぶりに見ました。

桟橋からボートで漕ぎ出でている人がいました。一組だけね。

基本的には常緑樹の松が森を占めていますが、水際だけに落葉樹の楓などがあります。植樹したのかな。

池を一周回ることができ、所要35分とあります。

池を縁取って赤い樹木が点々とあります。

右回りに1/3周ほど歩いたところにこじゃれた建物が。

白駒荘という宿泊施設。大正時代の創業。奥に古い建物があり、手前のこの建物はごく最近の建築と思われる。

グッズ販売やランチも提供しています。

ここのベンチに座ると、先ほどの貸しボート桟橋方面を眺めることができます。

赤い。

ひたすら静かで穏やかな湖面、いや池面。どピーカンの青空に標高はおそらく2,000mくらいだから、今、急に立ち上がったような若く白い雲が美しい。

ずっといたいけど、次なる訪問地もあるので切り上げます。

分岐点の看板。どっちに行っても池にたどり着きます。登山家たちはさらにその先の目的地があるようで、本格的な登山の格好をしています。

めったにない好天だったと思います。来てみて良かった。

さて、もう一つの訪問地は、「蓼科湖」。

こちらも山小屋からは10㎞程度。メルヘン街道からビーナスラインに入ります。湖畔の駐車場が道の駅にもなっています。

何年か前に、涼しい道の駅として車中泊しようと訪れましたが、駐車場の傾斜が悪い。傾斜は少なからずどこでもあるものですが、駐車する車の向きがワンパターンで、左右に傾きが出てしまうとこの車では不向きなのです。直角の方向にも止められるスペースを用意してくれたらよかったのですが。たまーーーーにこういうワンパターンの道の駅に出くわします。慌てて次の候補を探さなければなりません。

今日は泊まる必要はありません。メシ処を探します。

蓼科「湖」と、湖になってますが小さい小さい。そして俗人的環境。

さっきの白駒「池」の方が大きさといい自然のままの様相からも、「湖」にしてあげたい。

平日で閉まっているところもままあります。見つけたのが肉や。「Ittou」さん。ロゴに牛が一頭隠れています。オーナーが伊藤さんだったりして。

名前の通り一頭のいろいろな部位を食わせてくれるようです。蓼科牛煮込みランチをオーダー。

1,100円にしてはかなりうまい肉です。おすすめです。

3年ほど前からあるアイス屋さん。屋外にたくさん置かれたベンチでいただきました。

ふと見ればアイスを食べる家族のすぐ上の木は緑→黄→赤のグラデーションを1本で演出しておりました。

そしてキャンカーですから当然昼寝。

さて、茅野市中心部に出て買い物です。といってもホームセンターのケーヨーD2あらため「DCM」茅野店で隅から隅まで舐めるように見て回ったら1店だけで日が暮れそうになりました。山で暮らす人々向けのDIYのgoodsがあるのだろうと期待しましたが大してありませんで、買ったのがこんなモノ。

今日は火おこしはパス。レトルト物のテキトーな夕食となりました。

2024年10月18日(金)

戸締りをして帰ります。

いままでしてこなかった「雨戸」。よく雨戸の戸袋にハチが巣を作るから気を付けるようにと聞いたことがあります。恐る恐る初めて雨戸を引き出しました。無事に。

羽で飛ぶ昆虫はもはや見かけなくなっているのでした。

もう一週間くらい後に来ていても大丈夫だったかな。下界は夏日が何日とかいってるし・・・。でも3日後には寒波が来るそうで。管理センターに10月18日でシーズンオフと通告しているし、仕舞います。

諏訪南インター近くの「ドライブイン・インター白山」さんで昼食。

神奈川県に入ると霧雨。今までで一番ノーストレスで帰ることができたのでした。

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