キャンピングカー DIY・サブバッテリー交換

キャンピングカー
キャンピングカー居住空間の心臓部であるサブバッテリー交換は心臓移植である

38日間にわたる春の九州遠征でサブバッテリーがメルトダウンしていることを確信しました。数えてみれば中古で購入してから7年間(車購入時に新品のバッテリーにしてくれたはず)、よくもだましだまし使ってきたものだわ。

走行用の本体バッテリーと異なり、サブバッテリーは繰り返しの充放電に耐えられるとはいえ、寿命は2,3年ほどというから、7年とは何をかいわんや。

キャンピングカー屋さんに頼むと5万円から10万円かかるという説もあり、これは自分で換えるしかないな、とAmazonで購入。作業は6月の後半にやろうと考えていたところ、突然の梅雨明け。キャンピングカーの車内にこもって作業するには殺人的な暑さだ。網戸全開にしても35℃は下回らない。延期だ延期だ。猛暑日ウイークがようやく終わったころには7月になっていました。

2022年7月4日(月)

2週間ほど放っておいた購入ブツがこれ。

YouTubeなんかでよく見ます、ACDelcoのvoyager。安いので売れ筋なのでしょうか。31タイプでひとつ13000円ほど。重さがひとつ25㎏なので段ボールの取っ手がすぐ破れてしまいます。腰にはアブナイしろもの。

我がキャンピングカーのサブバッテリーは左シートの下にあります。

作業の邪魔になるのでテーブルをはずします。

続いて左ソファーを持ち上げると電装集中地帯が現れます。いわば内臓部分。

青く2つ縦に並んでいるのがサブバッテリー。いわば心臓部分。

横にするとこんな感じ。

DSC_0595

同じ型のバッテリーが売られていれば苦労はないのですが、もはや廃版になっている商品らしい(というか、メーカー名さえどこにも表示がない???)ということでざっくり代替として選んだのが先のACDelcoってこと。ちなみに今はやりのリチウムイオンバッテリー、軽量高性能との評判です。だから値段が3倍ってか。私には高嶺の花です。まだまだ鉛で生きていきます。

まずは渾身の力を込めて新バッテリーを持ち上げ、横に並べて置いてみます。

うむ、イメージOK。

やっぱり暑い。今日はここまで。

2022年7月7日(木)

なかなか曇ってはくれないけど、ちょっと風が涼しい。先日の続きをせねば。

しっかり道具をそろえて車内へ。

見た目はぐちゃぐちゃしてますが、バッテリー交換作業とは、たこ足というかイカ足くらいになってる配線をはずし、新しいバッテリーを据えて、もと通り線をつなぎ直すだけです。

まずはたこ足配線がわからなくならないように事前に写メ。

特に赤線、+(プラス)たこ足と、

黒線、ー(マイナス)たこ足の部分が重要。

この2つを除くと、あとの2つの端子は並列つなぎのための太いケーブルが結ばれているだけ。

まずは黒、ーの端子から外します。(手袋を用意しましたが結局素手でOK)

塊ごとに絶縁用のビニルテープでまとめておきます。

続いて赤、+の端子を外し、同じく絶縁処理しておきます。

すべての配線を外し終えたら、怪力を発揮して古いバッテリーを抜きあげます。重い。ふーっ。

新しいバッテリーはひと回りサイズが大きいので、バッテリー固定の板を加工する必要がありました。

一旦新しいバッテリーを仮置きして、走行中ばたつかない程度の仕切り板を作成しなければなりません。

もともとあった仕切り板をドライバーで外し、ノコギリで半分に切断します。2か所ずつ床板にビス止めして簡易版、仕切り板の完成。

再び新しいバッテリーを据え置きます。固定感よし。

あとはさっきと逆の手順で、プラス→マイナスの順で配線をつなぐだけです。

と、ここで予期せぬことが・・・。

太い線は元通り収まったのですが、上の写真、絶縁テープにくるんだ細い線の接続端子がビス(蝶ねじ)に通らない・・・。ヤバい。

端子はそれぞれ2つずつ付いているからビス(蝶ねじ)でない方の端子につなぐしかない。確かこんな場合には接続ターミナルをかませてつなぐ方法があったはず・・・。

幸いにも近くにオートバックスがあり(歩いていける距離)、買ってきました。

助かった、これさえあれば何でもつなげるぞ。

で、たこ足部分のプラス側とマイナス側それぞれにターミナルを使って、

全ての配線が元通りつながったのでした。

ところで上の写真左上部に、充電状態を示すインジケーターがあります。70%以上の充電で緑色に光ります。開梱時には2つとも緑色を確認できたのですが、なぜか今は黒くなっている・・・。なぜ?

2つのバッテリーを並列にしたので充電量の多いほうから少ないほうに蓄電流が流れていったのか???

はたまた、太陽光発電のライン系統を全くケアしていなかったのが原因か???

右の2つ、PV(ソーラー発電)端子ははずしておくべきだったか。

ほっと一息できないまま、本日も時間切れ。室温33℃。

2022年7月11日(月)

インジケーターを覗いてみました。

2つとも緑になっています。この2日間で太陽光による充電ができたということか。走ってもいないし、外部AC充電もしていないのでそれしか考えられません。

しかし曇りがちだった2日間、1日10Ah(アンペアアワー)も溜まらないはず。(ちなみに2つのバッテリー合計の蓄電キャパシティーは200Ahです)

うーん微妙だ、何と難解な電気の世界。自動車整備士の勉強でもしようか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました