スミイカ、軽い餌木(エギ)ひとつで生命反応を探り続けるシビアな闘い

釣り
釣行日 2022.10.31(月)
釣りもの スミイカ
船宿 弁天屋(午後船)
釣果 1杯

去年、初挑戦で5杯と、予想外の好釣果に恵まれ、秋の再戦を心待ちにしていたスミイカ。天気は絶好です。

タックルは前回同様、ロッドに懐かしの「極鋭」レッドチューン短竿(1.6m)に小型両軸リール、道糸PE2号を巻いています。

これに中オモリ10号を直結、フロロカーボンハリス3号を介してエギ2.5号を結びます。

エギは定番のオレンジとピンクに加え、ややダークカラーのケイムラ半透明をラインナップに加えておきました。

席は左舷真ん中あたりを選びました。

例によって出航予定時刻12:30を待たず、15分には河岸払い。

左舷は4名、右舷も同じくらいだとすると8名での出船。スペース的には余裕です。

天気晴朗なれど波高し。ちょっと嫌な感じの海面です。

20分くらい走ったところで実釣開始。

1投目から違和感。

何が違和感なのかというと、仕掛けを落とした後、「わたしはなにをすればいいんでしたっけ」という漠然たる不安が源。

去年の好印象をそのままに、エギを買い足したりしてワクワクで臨んだものの、はて、どのようにロッドを操り、エギはどのように動かせばいいんだっけ?????なんせ1年前に1回やったきりなので体が覚えていないのです。隣の人を見てマネできるほど釣りは甘くはありません。

うわー動画見とけばよかったー、あわててスマホで確認。

船は何度も場所替えします。つまり釣れるポイントを定めかねている証拠で、釣れている気配がありません。

1時間過ぎ、2時間過ぎても何のアタリもありません。もちろん外道がかかる楽しみさえないタックルです。このままいくとボウズか・・・。

エギのしっぽにはあれだけツノがあるんだから、イカが抱き着いたら必ずツノに引っかかる、だからロッドアクションも必要ないし、抱いた瞬間の生物反応ともいうべき違和感を逃さないことだ、と自分に言い聞かせます。

15時過ぎに何やら軽ーいモタレ感。軽く竿先をあげると軽く重い。変な表現ですがこれがスミイカのフッキング。慎重に巻き上げ、まずまずの型が海面を割り、待望のランディング。

竿を置いて右手でエギをつかみ、イカの白いほうを外側に向けてスミを浴びないようにして左手で首根っこをつかみ、そっと足元の水の入っていないバケツに置きます。

ふー、ボウズを免れた―。

どうやら潮の変わり目にバタバタッと何杯か上がったようです。

それにしても渋い日だ。

その後も何度か場所替えしたりしましたが釣果なく16:10に納竿。

弁天屋HPによれば、この日の釣果は0~3杯。1杯釣れりゃ御の字ってとこか。去年は10月アタマ、今年は10月最終日と1か月のずれがある。どう考えてもイカの活性が低くなってるとしか思えません。

初心者風の人たちが左舷にいましたが、まずボウズでしょうねえ。しょうがないですね。

貴重な1杯がこれ。ドアップだとさすがにグロいか。

胴の部分を刺身にして食べました。旨いに決まってます。

刺身の他にフライ、天ぷら、バター炒めなどメインのおかずにするには3杯は必要だな。

繊細過ぎる釣りもいいけど、やっぱりスルメイカやヤリイカなど、10杯、20杯と収穫できるのもいいなあ。

関係ないけど、帰り道で富士山の夕焼けが実に美しかったので撮りました。

写真にすると小っちゃくなっちゃうのね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました