タチウオ その②、思い描いていた釣りが80%できました

釣り
釣行日 2023.09.12(火)
釣りもの タチウオ
船宿 弁天屋
釣果 7匹

その②、とあるのは前回のタチウオ釣り7月11日をその①として比較するためです。

前回は6時15分の船宿着でブービーだったことを反省し、6時前には着けるように5時起きしました。さすがに9月ともなると、太陽の高さはやや低く、それでも全然涼しくない沸騰列島日本。

着いてみればあらら、恐れるに足らず、客はめっきり減っていました。釣況はもちろんのこと、夏を迎える時期と比べ、9月ともなれば釣り師の意気込みもトーンダウンするのは致し方ありませんな。

前回は1日船のみでしたが、今は午前船もあり、変わったものではタチウオ・アジリレー1日船もあってタチウオに3隻を確保する老舗・弁天屋さんです。

私は午前船を予約しておりました。

7時15分~11時15分の4時間勝負。このくらいでちょうどいいんですよ。

7名乗船とのこと。右舷後方に陣取りました。6時に着座時点で私が1番手、なーんだ、ゆっくり来れば良かった。のちに中乗りの青年が右舷大艫に加わり8名で出船。

前回と違うのは電動リールの使用。前回はバッテリーを手配せず、オール手巻きにしたことは敗戦の一つの要因でした。季節が進めば棚が深くなり、今のように水深50mだとまず電動は必要ですね。巻き上げが疲れるだけでなく、タチウオがエサの鯖を齧ったか齧らなかったかの微妙な判断を電動リールで躊躇なく巻き上げることで視認でき、常に万全なエサ提供ができるのです。

いい空といい雲、べた凪。

おっと、ごく近場に軍用艦らしきものが・・・。

海上自衛隊の横須賀基地が間近なだけに、日本の駆逐艦か?日の丸的なものが見えず、まさか外国船?武器は前方に一門の砲塔があるだけ。軍関連は写真NGが多いですからね。こんな写真撮っていたら某国だったら殺されるかもしれません。

30分ほど走って猿島と観音崎の中間くらいで実釣スタート。

むむ、船のへさきは東を向いている・・・。てっきり南ないし南西の風とにらみ、右舷で日陰になると踏んでいたのだが・・・、逆。真正面に真夏の太陽を浴びてしまう。

ほんとに9月なのか、というギラギラの太陽光線を浴びて、アクエリアスをがぶ飲みするハメになりました。9時に薄雲が張り出すまでの1時間は灼熱でした。

で、タチウオ様のご機嫌はというと、うーむキミ達腹減っていないのか???アタリなし。1時間やっても誰も釣れなかった模様。

場所替えして更に観音崎に近く、京急ホテル下あたり、ここでようやく釣れだしました。棚は船長指示よりいつも上にあり、40mから35mがヒットゾーンでした。

ところで大艫の中乗り青年、釣法は数年前から流行している「テンヤ釣り」。対して旧来の伝統的な釣法は「天秤釣り」。テンヤ釣りは初めて近くで見させてもらいました。

違いはいろいろありますが、道具立てで最も違うのはエサ。天秤釣りではポピュラーな鯖の切り身(短冊)ですが、テンヤ釣りでは大ぶりな鰯を丸のまま。これをルアーのように、時に激しく竿を叩いてアピールしています。何より釣れるタチウオの大きさが違います。

70㎝前後の小型に時折中型大型が混じる天秤に対し、テンヤは軒並み大型のみが掛かる。あの鰯を飲み込むのだから、小型は口を使おうとしませんからね。

青年もアタリは少ないものの、確かに釣れるサイズが違う。いわゆる「ドラゴン級」、最大121cm。

なるほど、これなら1匹で十分おかずになります。

さて、私はというと、前回のすっぽ抜けの嵐だったことに鑑みてアタリからの微妙な仕掛けの送り出しで食い込みの余裕を与えたことや、フッキングに力を入れて針がかりを着実にしたことなどで大幅にバラシを減らしました。前述の電動リール効果も大きいものがありました。

台風13号通過後の食い渋りがまだ続いているのか、全体的にはポツンポツンと拾い釣りの様相でした。竿頭も9匹の貧果の中での7匹は検討した方だと思います。満足。

しかし近年、指4本以上のサイズが釣れんなあ、ぜいたく言っちゃあいかんけど。テンヤ釣りが流行っているのもうなずけるというもの。

家の総料理長が調理に参戦できず、私メが仕上げた刺身の不格好なこと。皮目の炙りとノン炙り2種類を切りましたが・・・立体感に欠けます。

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